2022/10/21(金)23:04
モード家の一夜・紹介、またはシャルロットとステーキ
す2021/10/12その2
引き続き相生座ロキシー。
午後から雨
エリック・ロメール監督「モード家の一夜」(1969)
「六つの教訓話」シリーズ第3作
美しい作品。
ロメールは夏の印象がすごく強いが、これは冬。
「冬物語」(1992)あるけど、それに比べても圧倒的に冬!
雪景色が素晴らしい。
ジャン=ルイ・トランティニャン主演。
例によって優柔不断な男の物語で、
またしても一歩踏み込まず、据え膳は食わない。
かなり宗教的哲学的な作品で、
ちょっと難しかった。
でもちゃんと恋愛についての映画。
カトリックの熱心な信者の男。
例によって二人の女(奔放な女と教会で会った女)に惹かれる。
マリー=クリスティーヌ・バロー美しい
(なんとジャン=ルイ・バローの娘さんとのこと)。
教会で知り合ったからといって、100%身持ちが固い子とは限らない。
奔放だからといって、骨の髄まで好色とは限らない。
アルメンドロスのモノクロ撮影。拝みたくなるほどすげえ。
エリック・ロメール監督「紹介、またはシャルロットとステーキ」(1951)
なんとゴダール主演の洒落た短編!
黒メガネの変人ゴダールではなくつるっとした感じの青年ゴダール。
けっこう二枚目。この時の彼はまだ映画を撮っていない頃。
キャスティングから何から何まで
これぞ初期ヌーヴェルヴァーグとゆー感じ。
男1女2の組み合わせは突然炎のごとくや「女は女である」とは反対のパターン。
これでロメールの「六つの教訓話」の上映は完走。
ぜんぶ観られてよかった〜。
午後、地味にGrieg、Mendelssohnの準備。
Mendelssohnの2楽章にやられまくる。いい曲すぎる。
夕メシ、鍋。