もはや、覚えている人も少ないのだろう..........
日曜日にDuomo大聖堂広場横のガレリア下のMarchesi横のFeltrinelliで待ち合わせ!ここって、元々はRICORDIだったんです。これを知っている人も少なくなっているんだろうな??と思いました。Googleで調べても、Ricordiだけでは検索できず、Casa Ricordi=リコルディ家と検索してやっと見つかりました。後で、こちらを見てもらえれば、良く説明されているのですが、このRicordiは、もともとミラノを本拠地にしていた楽譜出版社として、1808年に生まれました。当時、19世紀から20世紀初めのイタリアでは、オペラの全盛期ともあり、ベッリーニ、ドニゼッティ、ロッセリーニ、プッチーニらを輩出。彼等の楽譜出版をほぼ独占。ミラノには、スカラ座があったので、1814年には、スカラ座で上演される新作オペラ譜の独占的写譜権を取得、またスカラ座以外の劇場での上映される際の独占的貸与権も得てしまう。、あた1825年にはスカラ座所有の楽譜も安価で買収。新作バレエについても同じこと行われた。パリのオペラ座でも、スカラ座上演が初のオペラに関しては、料金が発生した。スカラ座とリコルディとのつながり深くなった。かなりの独占的、リコルディの独り勝ち、著作権侵害ではと言われがちですが、このおかげで作曲家が潤うようになったとも言われ、多くのタレントを見出したとも言われています。ジュゼッぺ・ヴェルディ氏は、このリコルディに見出され、お世話にもなったのですが、この独占的なところに、納得できず、他の楽譜会社に乗り換えようとしますが、最終的にRicordiに戻り、乗り換えようとした会社は、いづれRicordiに買収されます。そののち、レコード会社ともなり、イタリアの歌謡界でヒットした曲を数々売り出したそうです。私がミラノに到着した1991年の頃は、Ricordiはメディアshopとして健在で、このFeltrinelliの建物二階で、楽譜が買え、クラッシック音楽のCDが買えるようになっていました。今では、もはやFeltrinelliに名になり、地下のみ。哀しいなーー