【映画】『ロスト・イン・トランスレーション』見ました・・・
公開初日、渋谷シネマライズに立ち見でも入れず、悔し涙を呑んだ・・・。あれから約1年。ついにレンビで『ロスト・イン・トランスレーション』を観ました。難しい役柄だったビル・マーレイ(ボブ役)も素晴らしかったし、スカーレット・ヨハンソン(シャーロット役)も自然な演技でよかったと思う。暴力シーンも濡れ場もなく、淡々と流れる時間と2人の心の交流が綺麗に描かれていた。恋愛でも不倫でも、はたまた友情でもない2人の微妙な関係が何とも言えない。舞台が日本ということで、ある程度胡散臭い内容に仕上がっているのかと思いきや、かなり自然だった。音楽も景色も本当に良かった!さすがは、ソフィア・コッポラ!撮る人によって、あの(汚い街)新宿があんなに綺麗に写るなんて・・・。心に残っているのは、ゲーセンで「ビートマニア」とか「太鼓でポン」とか音ゲーにはまっている日本人をシャーロットがやや呆れ気味で見てるシーン。確かに外国人から見たら、あんな風に見えるんだろうなぁと思った。日本人から見ても少し気持ち悪いし。それと、最後に別れる時ボブがシャーロットに何か一言つぶやくシーン。声も聞きとりにくく、字幕も出ず、何と言っているのかちょっとした物議を醸しているらしい。本当は何て呟いたんだろう・・・!?そのシーンで、ボブがシャーロットにキスする前に少し戸惑う仕草をするんだけど、その演技が本当に自然で、何だか見てて胸が熱くなりました。ビル・マーレイ、やるなー!久々にいいもん見せてもらいました!!!