最近、仕事で日帰り出張することが多くなってきて車ばかり乗っていたら、あっという間に腹が出てきて、しかもそれが未だかつてないほど急激に弛んできたことから、代謝の衰えに戦慄を覚え、慌てて脂肪燃焼に走りました。自転車通勤の再開です。
ところが、たまにしか乗らない奴にはそれなりの報いがあるようで、22時を回ってから会社を出て、LOOKに跨り家路を急いでいたら、サドルがユルユルになっていることに気付き愕然としました。
普通、少しでもサドルが緩んでくれば、すぐに気が付きそうなものです。少なくとも、今までビアンキに乗っていたときははそうでした。それに比べ、LOOKは台座が緩むなんてことが一度もなかったため、そんなことは起こらないだろうとたかをくくっていたら、何の前触れもなしにいきなりガクガクになったので本当にびっくりしました。
折りも折り、空からは大粒の雨がぽつりぽつりと落ち始め、出来れば急いで帰りたいところ。仕方なく、しばらくはダンシングで凌いでいたのですが、貧脚ゆえに長続きせず、うっかり腰を下ろしたら、振動で上を向いたサドルの先端が肛門に突き刺さり、「う”お”っ!?」と海老反りになって悶え苦しむ始末。そんな姿を、たまたま通りかかった綺麗なお姉さんに見られた挙句に視線を外され、死にたくなりました。
ついに漕ぎ続けることを諦め、煌々と電気が付くコンビニの前でいったん降りて、サドルを固定することに…しようとしたのですが、ここでまたしても予定外のことが起こります。なんと、トピークのポーチの中に入れていた携帯工具の形状が、LOOKのシートポストには合わなかったのですΣ( ̄□ ̄;)。
そういえば、この工具は以前乗っていたビアンキから移し替えたもの。一度も使っていなかったので、LOOK595の特殊なシートポストに適合するかどうかを試していませんでした。なんとも初歩的な、しかし痛恨のミス。
結局手の施しようがなかったので、だんだん強くなる雨の中を、泣きそうになりながら家まで立ち漕ぎで帰りました(T-T)。
さて、ようやく家に着き、早速サドルを外してシートポストの台座を見てみると、事は思っていた以上に深刻でした。なんと、シートの角度を固定する扇形のパーツに彫られていたギザギザの溝が、すっかり磨耗してほとんどなくなっているではありませんか!(◎◇◎;)
一体どのくらいの間緩んでいたのか?いやしかし、三日前までは緩みがなかったことは確認しています。この短い間に、何がどうなってこんな事態に陥ったのか。まったく思い当たる節がありません。
とりあえず応急処置はしたものの、たぶんパーツを取り寄せないと長くは持たないでしょう。うう、踏んだり蹴ったりだ…(T◇T)