マリー・アントワネット 18世紀の王妃
レディースデイを利用して見てきました。この私が、映画館で映画を見るということは、滅多にないことです。レディースデイだったのと、この映画の内容からいって、混雑するだろうことは予想していました。そこで、窓口で切符を買ってから、よりいい席を確保するために、走ったりして、のどが渇きました(この時期、暖房のせいもあると思うのですが)ところが、そこの映画館は3階建てなのですが、アントワネットを上映する最上階には売店がないのです。仕方なく、これも急いでお店のある1階に行ったら、お店は長い行列。上映時間が差し迫っていたので、飲み物は諦めて席に戻りました。自動販売機くらいあればいいのに。不親切な映画館だなあこういうわけで、喉の渇きを我慢して見始めた映画でしたが、その後、そんなのが気にならないくらい、楽しむことができました。姫系映画として、十分楽しませていただきました。アントワネットについては、あの有名な ベルサイユのばら(第1巻)完全版 を始めとして、いろいろな本を読んできましたが、そういう本で知ったエピソードをヴィジュアルで確認できて、おもしろかったです。特に今回、 を下巻の途中まで読んでおいたのですが、この2冊の本に出てきた、セリフ、エピソードが映画で使われていて、わかりやすいかったです。この映画の前半、アントワネットが世継ぎの王子をなかなか生むことができずに悩んでいたあたりは、21世紀の妃(殿下)を思わされました。あの人も気の毒ですよね。実家に帰してあげたほうが元気になるんじゃないか、と思いますがねえ。そして映画の最後、アントワネットがパリに連れて行かれるところ、その後、過酷な運命が待っているところでは、19世紀の王(皇)妃、同じくハプスブルグ縁のエリザベト(シシィ)が思い出されました。シシィもアントワネットと同じく、自分の義務を放り出して好き勝手なことをやっていたわりには、不思議と民衆からは嫌われなくて、その点は不公平で、アントワネットがかわいそうですね。でも、どちらも非業の死を遂げるという点では、同じような運命だったのかな、と思いました。