2007/10/30(火)04:26
0012 キャラバンカーの装備編 (3)
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全国フォト・キャラバンの装備のことについては、過去二回にわたり紹介しました。今回は、装備のまとめと補足を中心に展開します。キャラバンを「安全」で、かつ「快適」に行うために対象年齢を、アクティブな55歳から70歳位の熟年・高齢者としたこと、また一回のキャラバン期間は1~3週間を基本にしたことです。
【写真】長野県穂高町・八面大王足湯:説明板では、安曇野で語り継がれた、征夷大将軍・坂上田麻呂に退治された鬼との説明がありました。
0012 キャラバンカーの装備編(3)
●このサイトは、次の構成に沿って展開しています。
Starts on Blog(ブログ開始)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(完)
1:全国フォト・キャラバン入門・沖縄から・・・・・・・・・・・(完)
2:北は北海道まで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(完)
3:まえがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(完)
4:夫婦で行く全国フォト・キャラバンについて・・・・・・・(完)
5:全国規模のフォト・キャラバンのすすめ・・・・・・・・・・(完)
6:新車購入を基本としたキャラバンカーの選択(1)・・(完)
7:全国フォト・キャラバンカーの選択(続編)(2)・・・・・・(完)
8:全国フォト・キャラバンカーの選択(続々編)(3)・・・・(完)
9:キャラバンカーの装備編(1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(完)
10:キャラバンカーの装備編(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(完)
11:新しいキャラバンカーの誕生 D5!・・・・・・・・・・・・(完)
12:キャラバンカーの装備編(3)まとめと補足・・・・・・・・(完)
13:キャラバンの実際について・・・・・・・・・・・・・・・・・次回予定
(高齢者に読み易くするため、大きめの15ポイント文字を使用しています)
1:キャラバンカーの装備のまとめと補足について
装備には、車の内外に直接装備するモノもあれば、車内に持ち込む搭載・積載装備品もあります。例えば、前者は、ルーフボックス、ベースキャリア、リヤーラダー、ねずみ取りレーダー等です。後者は、パソコンとアクセサリー、プリンターと消耗品、デジカメとアクセサリー、衣服、食料品、工具類などなどです。実は、これ以外として、前者と後者の下支えをする「補足としての各種のソフト」が、広義での装備に入ると考えています。以下は、その例です。
2:心がまえ(写真1)
キャラバンカーで一端自宅から遠く離れた場合、急病か急用でも発生しない限り、簡単には自宅へは戻れないことを、キャラバン実行前に自覚する心構えが必要です。このことは、海外へ出かける場合も同じことが言えます。従って、「携帯電話」と「専用充電器」、「健康保険証」の携帯(装備)は必須となります。また、キャラバン中は、なにかと生活が煩雑となるため、誰でも一度や二度くらい携帯電話を落すことがあるでしょう。落とし場所が悪いと簡単に壊れます。なるべく、耐衝撃、防水対応の丈夫な携帯電話を選択しましょう。さらに乾電池式予備電池を用意することで、車から電源が得られなくても、また近くに公衆電話や民家がなくても、電波さえ確保できる場所であれば、長時間の通話が可能となります。公衆電話が消え行く世の中、一層携帯電話の必要度が高くなりました。
その他、装備品を所定の位置から移動させた場合や、使用した場合は、紛失防止のためにも必ず所定の位置に「直ぐ戻す」習慣をつけましょう。高齢になるに従い、個人差にもよりますが、物忘れが多くなりますので、直ぐ戻す習慣化が肝要です。
3:全国のネットワークへ事前加入
旅先で不足した装備品等は、我慢せずに出先で調達しましょう。全国には、大・中・小のホームセンターが至る所に存在しますし、各種サービスも大変充実しています。おおよその要望を旅先で満たすことができます。なるべく事前に会員登録を済ませ、会員カードを発行してもらっておくと全国で使用したポイントが蓄積され、無料サービスが受けられたりと、より経済的です。こうしたサービスは、なにもホームセンターに限ったことではありません。カメラ・電気関係、レストラン関係、宿泊関係など、数え切れないくらい全国ネットワークで取り扱いが可能な会員制度が充実しています。事前に入会しておけば、得られるポイントや無料サービスの享受も拡大し、利便性と併せて一層経済的になります。
4:自己防衛策
装備品等は、毎日最低一回は点検をしましょう。不幸にして、装備品等の剥離、脱落、落下事故が発生した場合、物損事故のみならず、人身事故に繋がる可能性も高いので、高額賠償問題に発展する可能性が大です。事案の発生後に慌てても絶対に間に合いません。自己防衛策の一環として、また自分自身と家族の負担軽減のためにも、損害保険への加入も装備の範疇に入れたいモノです。私の場合は、多面的な保険を課し、万全を期しています。
その他、事故等が発生した場合は、自分が加害者か被害者かによって防衛策も異なるとは思いますが、現場での記録写真は絶対に欠かせません。多方向からの写真撮影をすることを忘れないようにしましょう。また、自分が不幸にして加害者となった場合は、被害者の人命救済を行ってから写真撮影をするようにしましょう。
5:マイベスト装備(ベスト12)
(1)ハードデスク式カーナビゲーションシステム
全国規模のフォト・キャラバンをする場合に無くてはならない装備品です。カーナビ機能以外の情報も大変豊富なので、活用のしがいがあります。但し、毎年ソフトの更新をしなければ役に立たなくなります。初期投資と、ランニングコストの高い装備です。
(2)電池式・蚊取器(写真2)
最近の害虫は、年間を通して人間を食い物?にしています。虫も好かない人間?であれば食われずに済むかもしれませんが、運転中や就寝中に体の露出部を容赦なく食いついてきますので常時電源をONにします。替えカートリッジは、有効期間よりも早めに交換すると効果大です。なお、ジェット噴射ボンベ式殺虫剤1本用意すると完璧です。
(3)レーザーマン・ウエーブ・マルチナイフ(アメリカ製)
キャラバンで出番の多いのがこのマルチナイフです。使い方の基本を守れば、これほど便利な道具はありません。大切なことは、必要なときに何時でも使えるようにズボンのベルトにケースごと携帯することです。
(4)ねずみ取りレーダー
設置当時は、高過ぎて購入を躊躇しましたが、購入後ずいぶんと助けられました。スピードを出しすぎないように運転すれば不要な装備ですが、なかなか法定速度で運転することは、至難の技?です。車は高機能化し、刑罰は厳罰化へと進む変な社会へと向かっています。
(5)リモコン・エンジンスターター
最近の新型車には取り付けが困難です。幸い私の車は4年前の車でしたから、後付装備ができました。あらかじめ冷・暖房等の設定をしておけば、いちいちキーを差し込まずに、どこからでもエンジンを掛けることができます。快適な車中泊生活には欠かせない装備です。
(6)カシオ・プロトレック腕時計(写真3)
あまたの腕時計の中でも、この腕時計が私のキャラバンに一番適した腕時計です。加齢と共に誰でも老眼が進みますので、表示文字が大きく、トリプルセンサーから多角的な情報が入手でき、10気圧の防水性能の腕時計は安心して使えます。
(7)ルーフボックスシステム
ワンボックスカーと言えども、車内の収納スペースには限界があります。どうしても、車外に収納場所を求めることは避けては通れません。サンルーフ機能を生かすために中型のルーフボックスを採用しています。
(8)7段ギヤ付き折りたたみ電動自転車+リヤーラダー
観光地での車の往来は、ほとんど進入禁止等で不可能です。小型折りたたみ電動自転車の活躍場所は観光地の他、多岐にわたり活用できます。但し、小型折りたたみと言えども車内への格納は衛生面や汚れ防止からお薦めできません。従って、リヤーラダーに乗せるのがベストです。
(9)トランシーバー(写真4)
今時トランシーバー?、といぶかられるかもしれませんが、キャラバンでは大活躍します。町中でも300~500メータ、野外の見通しのいいところで1キロの通話が可能です。駐車場探しや、観光地で二手に分かれて観光するときなど応用次第で活躍範囲がグーンと広がります。
(10)DC-ACインバーター
車内への持ち込み電気製品の大半は、AC電源仕様となっています。従って、これら製品を使う場合、DC電源からAC電源に変換するインバーターが必要となります。但し、発熱抑止ファンの音や、ノイズの高い安価な商品が流通していますので、なるべく高級品を購入し、事前にノイズや異音の出ないことを確認しましょう。
(11)ドライ・ウエット両方式の髭剃り機(写真5)
旅先での不精髭は、なるべく避けたいものです。何時でもどこでも使えるドライ・ウエット両方式の髭剃り機は欠かせません。
(12)指の爪
爪の装備?って聞いたことがないかもしれません。たかが爪、されど爪なのです。例えば、マルチ・ナイフを使う場合、安全に目的のツールを引き出したり、ミカンの皮を剥いたり、フィルムの帯を切ったり、色んなモノをつまんだりと、爪ほど身近で快適・便利な装備はありません。もちろん、利き腕の親指と人差し指のみを少し伸ばすだけです。
以上、私の過去20年余の経験から得た装備に対する考えの一端を展開しました。マイカーならばこその楽しい世界が広がって行くのです。多少の無駄は許容して行く度量が必要です。次回は、全国フォト・キャラバンの実際編の展開を予定しています。