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節句・薬膳・漢方

2007.08.24
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カテゴリ:節句・薬膳・漢方
ふーっ))))暑い・・・・。
首に保冷剤を当て、クーラーナシで頑張ってきたが、ここへ来て力尽き果てそうです・・。

水っぽいものばかりが欲しくなって、お腹がチャポチャポし始めたワタシ。
いかん。これで胃が鈍ると、夏バテになってしまう。
こんな時は、西瓜は・・・・??

いかにも水分増量でチャポチャポに輪を掛けてしまいそうですが、実は西瓜はとてもいいのだそうです(!)。
夏の瓜・・・冬瓜、南瓜、西瓜、糸瓜、ニガウリ、胡瓜・・・全て、湿を取る働きが有るのです。
旬の野菜・果物をお食べなさいとはよく言ったもんだ。
珊瑚礁の生態も変わってきたし、本州住まいの我々も沖縄料理あたりが真土不二実践には相応しいのかも知れないなあ。

・・・と、晩ご飯のおかずに「ゴーヤチャンプル」を思い浮かべていたとき、漢方講座で、冬瓜のお話になりました。
冬の瓜と書くけれど、夏に収穫される(冬まで保存がきくから冬瓜という)。
この冬瓜、夏バテにスバラシイ効果を上げてくれるらしい。
果肉はもちろん、皮は「五皮飲」という漢方薬になり、利尿作用を促進してくれ、体内にこもる湿を取り除く働きがあるのだそうだ。そして、冬瓜の種は「冬瓜子」という生薬。化膿性疾患(おできなど)に、大変よいのだとか。ハトムギや大黄と一緒に煎じてディトックス漢方薬。
冬瓜は、捨てるところのない優れ野菜だった!

ついでに、ヘチマも夏のお役立ち瓜科植物。ヘチマの実は、冬瓜と同じように清熱、利尿、化膿、鎮咳、去痰などの効能がある。また、おなじみのヘチマ水は、肌の火照りをとってくれる。
(もちろん繊維はタワシになって、汗と垢を落としてくれる。)

瓜に頼るにはあまりに猛暑な今日この頃ですが、ささやかな努力と工夫。
・・・という訳で、今日は冬瓜入りトムヤンクンといきましょーか。

〔写真:冬瓜にはトゲがある!! 畑から取れたての冬瓜の表面〕






Last updated  2007.08.29 11:09:37
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2007.05.19
カテゴリ:節句・薬膳・漢方
ドクダミの花が咲き始めた。

ドクダミといえば、ドクダミ茶など、民間薬としてお馴染みだが、ドクダミを薬用に使うには、花が咲いている時の葉っぱを取って乾燥させなければいけないらしい。
名前に「ドク」と付くから、子供の頃は、てっきり毒草なのだと思っていたけれど、天日干した葉っぱを煎じたものを、皮膚病や虫さされに使ったり、内服すると、利尿、整腸に効能がある薬草なのだ。生の葉っぱを冷蔵庫に入れておくと、臭い消しにもなるのだとか。別名十薬(重薬)と呼ばれるだけあって、多種多様な作用がある。

そんなありがたい植物だが、プランターで栽培しているという話はあんまり聞かない。
そりゃあ、元来生命力の強い植物だし、すこし陰った湿気のある所なら地下茎でどんどん増える野草である。あえて栽培しなくても、そこらへんに生えている珍しくもなんともない植物なのだ。5ガツ下旬から梅雨時に咲く白い花も、それなりに可愛いけれど、香りがいいわけでもない(というか、花の匂いじゃないけれどクサイ・・)し、無理もないか。


・・・が、昨年、八重咲のどくだみを根付きで一輪もらって、花がなかなか愛らしいので、私はついついプランターに植えてしまった。ちなみに、八重咲が見つかったのは、わりと最近のことらしい。
冬が来て、生きているやら死んでいるやら分からないまま、取りあえず水だけは撒きつづけていたら、いつの間にか地下でしっかり根を張り、春になると、長方形のプランター一杯に新芽を出し、今、次々に花が咲き始めたのである。

どうです!?可愛いでしょ。
それにしても、花が咲いて、やっと雑草で無くなったような・・・・。






Last updated  2007.05.19 19:02:10
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2007.04.25
カテゴリ:節句・薬膳・漢方
「はしか(麻しん)」は、ウイルスの感染によって起こる小児期の代表的な感染症の1つ。これまで大人がかかるケースはまれと考えられてきたが、最近、はしかにかかる人が大人の間でも増えているというニュースが、最近目に付く。
今でも感染率が最も高いのは、1歳児。しかしながら、10代、20代の感染が急激に増えているというのが特徴的という。

たまたま、丁度読んでいた本『食養手当て法』/ 医学博士 鈴木英鷹 著 に興味深い記述があった。

この本は、陰陽説に基づく食事療法、民間療法を説いたもので、著者が医者であることから、自分の患者にも施した症例なども織り交ぜながら書かれており、学者の本にしてはたいへん読みやすい。初版本が1996年にでており今も再版が出ている。

著者は、第2章「"食養"その歴史と今日的意味」で、人の出生から成年期までの食を、身土不二の原則や一物全体の概念などを織り交ぜんがら論じている。その中で「予防接種の問題点」について論じているのだが、予防接種の普及によって、麻疹にはかかるリスクは下がったが、予防接種での免疫記憶は、自然感染のそれより弱いから、免疫記憶の持続も短いのではないか。さらには、免疫記憶の弱い成人から生まれた子供は、親から受け継ぐ免疫力も弱いのではないかというのだ。

麻疹という病気のとらえかたについても、面白い見方をしている。
もちろん麻疹事態はウイルス性のものだが、断乳時の幼児(最も感染率の高い歳ですね)に、麻疹にかかったとき、母胎にいるときにもらった栄養(母親の血液)や生後の母乳(これも母親の血液), 要するに、”肉食” , をした為の拝毒作業でもあるというのだ。
一年の中で、春先に流行することが多いのも、一年の中でのサイクルで、春は冬に滞ったり溜まったりしたものを代謝する解毒のシーズンだからでもあるという。

この説についての賛否はさておき、自然によりそった身体のサイクルが上手く行えなくなっている現代病があまりに多い昨今、大人の麻疹感染がふえているというのもまた、どこか現代の歪みの現れと考えられなくもない。

「麻疹にかかったようなもんだ」なんて言葉もあるけれど、麻疹は、死亡率も高い病で侮れないのだ。「自然感染で免疫を」なんて話ではない。

現代社会を生きるということは、矛盾との格闘ですかね)))。






Last updated  2007.05.06 18:37:40
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2007.04.03
カテゴリ:節句・薬膳・漢方
桜満開。まだ花見らしい花見もしていないが、先日漢方のクラスで桜談になり、なかなか面白かったので、ちょっとそのお話を。

桜には、数十種類あるそうだが、私達が一般的によく花見で見ている桜はソメイヨシノという種の桜だ。
ソメイヨシノは、早いうちから花が付き、色づきもよいことから、広くあちこちに植林されている。このソメイヨシノはエドヒガンと大島桜の交配品種なのだそうだ。
エドヒガンは、別名しだれ桜ともいい、花は小さくてピンク色が濃い。一方、大島桜は、花が大きくて白っぽいのが特徴で、桜餅につかう葉っぱは、この大島桜の方らしい。
葉っぱを塩漬けにして醗酵させると、葉に含まれる香り成分のクマリン配糖体を出す。私達が楽しむホワッと薫る桜餅の香りは、クマリンなのだとか。

このクマリン配糖体のアロマで癒し効果が・・・あるかどうかは定かではないが、桜もまた、桜皮(おうひ)を、漢方薬として江戸時代の民間療法として使われていたそうだ。細身の山桜の樹皮を煎じて、魚の中毒、腫れ物、解熱、排膿、咳止め等に使われていたそうで、現在でも、桜皮のエキス製剤は、鎮咳去痰薬(ブロチン)として臨床に用いられているということだ。咳止めなら、既にいろいろな薬があるから、あえて桜皮を使うこともない気がしますが、桜にロマンを感じる日本人には、高貴薬の気分だろうか??

薬効の話はさておき、とても気になることが一つ。
エドヒガンは、寿命が樹齢300-400年、大島桜は150-200年。ところが、ソメイヨシノは、60-70年なのだとか。
広島の平和公園に咲き乱れる桜の殆どはソメイヨシノ。戦後60年を過ぎ、そろそろ植え替え時期が来ているのかも・・・。いろんな意味で、これから10年は節目の年になりそう)))。


余談その1:
関東では桜を庭に植えないそうで、以前広島に昭和天皇が訪問された時、庭に桜が植えてある家を、不思議そうにご覧になったというエピソードがある。桜は虫が尽きやすい上、横に広がって成長するため、庭先には不向きとされたのか・・実際のところ、私もよく知らないが、西日本では、まま見られる光景のようだ。

余談その2:
北海道旅行から帰ってきた友人によると、北海道の人は花見の習慣が無い(!!?)のだとか。
北海道の桜は、雪深い気候に適応してか枝を張らないので「木の下で・・・」というイメージそのものが希薄なのだという。北海道の桜は重たい雪が乗っからないよう、スリムに成長しているらしい。

余談その3:
さくらんぼ・・は桜の実。正確には、セイヨウミザクラの実。ヤマザクラやソメイヨシノの実は苦くて食用にならない・・・ということですが、アメリカンチェリーと山形のサクランボの違いは??? 調べてみます。






Last updated  2007.04.04 14:41:39
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2006.12.16
カテゴリ:節句・薬膳・漢方
広島県福山市鞆(トモ)の保命酒。
全国レベルで見ると養命酒の方が知名度は高いけれど、ワタシはコチラが贔屓なのだ。
お屠蘇が苦手なヒトでもけっこうイケるといってくれるヒトが多いので、ちょこちょこお土産に使ったりしている。
その保命酒の話を、先般の漢方の講演会で、聞くことができた。メモがてらちょっとうんちくを書いておこうと思う。

★養命酒と保命酒、どちらが古い!?
行き倒れのおじいさんが、助けてくれた信州伊那谷の大庄屋塩沢家へのお礼にと薬酒のレシピを教えたのが養命酒だったという。1602年、「天下御免満万病養命酒」として完成した。
一方、鞆の保命酒は、それより後の1659年に生まれている。
大阪の漢方医中村家の子息中村吉兵衛は、鎖国の時代、港長崎の出島に薬草の買い付けに向かう際、当時瀬戸内の港町として全国から多くの人々や物資が交わっていた鞆の浦に立ち寄っていたが、1653年の大阪大洪水の被害にあい、鞆に移住した。
そこで、当時鞆で作られていた旨酒(味醂)に、中国産の生薬十六種を漬け込んで薬酒、保命酒を造ったのが始まりなのだそうだ。

養命酒は赤穂浪士も養ったであろうと言われているそうだが、保命酒もこれまた名だたる人々に飲まれてきた。

★保命酒を飲んだ人たち
歴史に名を残す多くのがこの保命酒を愛飲したとされている。
・日本外史の頼山陽が愛飲。しばしば鞆を訪れている。
・朝鮮通信使、三条実美。保命酒をうたった詩文が残っているそうだ。
・平賀源内。1752年の長崎遊学の帰りに立ち寄り、鞆の津で陶土を発見し陶器作りを伝授していることから、おそらく飲んだことだろう。
・蘭学者の高野長英。長崎のシーボルト鳴滝塾に学んだ長英は、長崎への道中で立ち寄っているはず。蛮社の獄後、脱獄し、一時広島の三滝に身を隠していたこともあるとか。
・シーボルトも、長崎から日本各地を行脚した際、福山はおそらく立ち寄っているらしい(1826年)。
・ペリー提督。福山藩主阿部正弘は、当時老中職で、日米和親条約締結後の接待に、食前酒として保命酒を出している。
ペリーの記録に「大変立派なリキュールで感心した」とあるそうな。
・坂本龍馬:海援隊のいろは丸が紀州の明光丸と衝突して沈没したのは、瀬戸内海の備中・六島沖(鞆の沖)。坂本竜馬と海援隊は鞆の浦に上陸し、船問屋の升屋清右衛門宅に数日間滞在しているので、おそらく飲んでいるはず。
・江戸幕府歴代将軍も・・・!? 保命酒は、福山藩の庇護を受け、藩主水野家の御用酒として5代、松平氏1代、阿部氏10代に渡る。幕府への献上品でもあったので、おそらく口にしていたのではないでしょうか。

こうくると、保命酒の味わいは16種の生薬の味に尽きない気がしてくるではないか。

★保命酒生薬の内容は・・・
保命酒を造っているところは現在鞆には現在6社が保命酒を造っているが、配合の生薬全てを表示しているところは1社しかない。
その表示によると・・・
地黄、センキュウ、芍薬、当帰、沢瀉(タクシャ)、茯苓(ブクリョウ)、白朮(ビャクジュツ)、肉桂、甘草、杏仁、葛根、丁字、砂仁(サジン)、山茱〓、山薬、檳椰子(ビンロウジ)、の16種となっている。

薬用養命酒には、桂皮、紅花、地黄、芍薬、丁字、人参、防風、ウコン、益母草(ヤクモソウ)、インヨウカク、烏樟(ウショウ)、杜仲、ニクショウヨウ、反鼻(ハンビ)の14種。

いずれも、滋養強壮、胃腸障害、血色不良、冷え症、肉体疲労、疲労衰弱等に効果がある生薬ばかりだが、専門家が保命酒の配合をみると、六君子湯*(&四君子湯*)、十全大補湯*、補中益気湯*、四物湯*、八味丸*など、漢方処方を基本としていることがよく分かるらしい。

なんだかスゴイお酒のような気がしてきた・・・が、よく考えたら、お屠蘇同様、たとえ1合の薬酒をのんだとしても、あのティーバック式になっている2,3g程度の屠蘇散の成分に過ぎないのだから、薬としての効果は期待できないかもしれない。まあ、酒もお茶も薬のうち。健康酒として、多いに楽しみたい。


*六君子湯:水分の滞り、氣の滞りに有効で、食事を食べようと思えば食べられる程度の症状なら「四君子湯」、食べられないときは六君子湯。
*十全大補湯:気血共に虚した者、疲労衰弱、貧血、神経衰弱などに。
*補中益気湯:心身共に疲労、息切れ、下痢、夏やせなどに。
*四物湯:胃弱ではないが、ヘソの上に動悸がある、皮膚が乾燥する、夫人緒疾患などに。
*八味丸:特に中高年者の強壮、疲労回復、体力増強に。






Last updated  2006.12.22 00:46:15
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2006.09.02
カテゴリ:節句・薬膳・漢方
「中国人は、財産はお胃袋に入れるんです。」

中国を旅行をした際お世話になった中国人が、食事のとき笑いながらいった一言。
広い国土を何時身一つで移動しなければならなくなるか分からない時代が続いた中で「胃袋に入れる」という考えになったそうですが、健康で強靱な体があれば、どんなことがあってもなんとかできるということなんですね。
成功し何もかも手に入れた人が最後に求めるのは健康と長寿。「強いモノを食べれば強くなる」「長生きの生き物を食べて長生きする」という発想も、ちょっと迷信がかったところはあるものの、生きることへの執念が感じられます。


さて、財産を胃袋に・・・の究極ですが、一昔前までは漢方薬局にも「虎の肝を入れて作ってくれ」といて、何百万も出す客がいたのだとか。今時でいうバイアグラ的発想だったのかもしれませんが、生命力を維持したいという強い願望は昔から同じなのかもしれません。

虎の肝はもはやタブーですが、先日の漢方講座では、高貴薬といわれる、ジャコウ、クマノイ、ゴオウについてお話を伺いました。

●ジャコウ(麝香)
狐と鹿の中間のような麝香鹿の雄の睾丸にある香のう分泌物(匂い袋)を乾燥したもの。で1g=1万円ぐらい。
雲南省のチベット近くに生息する麝香鹿は、絶滅危惧種にもなり、ワシントン条約で規制され、輸出入できないので今はもうありませんが、この日は、それ以前に入手していたものを見せて頂きました。
麝香はフェロモンなので、気付け薬的効能はもちろん、塞がっているものを開く働きがあるそうで、心筋梗塞や脳梗塞、自閉症などの精神障害にも用いられるのだそうです。
漢方薬局では、乾燥させた睾丸の匂い袋のみを使用するので、皮は使いません。それを、芸子さんなどがもらいに来て、和箪笥に入れて着物に香りを付けていたとか・・・。
お香や香水などmusk(英)、musc(仏)というのがよくありますが、あれは麝香のことで、マスクメロン、マスカットなど、香りのよいものにもよくmusk/musc とついています。ワインの香り鑑定の訓練に使われる香りのサンプル「Le Nez du Vin」にもMusc(仏)というのがあるので、拝借して匂いを比べてみましたが、な~んか・・・違う)))。ホンモノは、もっと獣臭といいますか、動物的な匂いで、少し離して嗅がないと、いい香りに感じられません。ちなみにCivette(麝香ネコ)ってのもありますが、これは全然異質のニオイで、はっきり言っておしっこ臭でした。
更に、辞書でしらべたら、Musk Turtle(ニオイガメ)とか、Musk-ox(ジャコウ牛)とか、musk shrew(ジャコウネズミ)とか、いろいろ出てきました。なんか、いい匂いも臭いニオイもひっくるめて、強い匂いのものに付くようです。

●クマノイ(熊胆)
熊の(胃袋ではなく)胆のう。1g=卸値3~4千円。
偽物も多く出回っているらしいですが、良質のものは、琥珀色で、冬眠前の食べ物を沢山食べ体が胆汁を沢山出している頃の熊の胆汁がいいのだそう。(最近は、熊を殺さずに、注射針で胆汁だけを取り出し加工する手法がとられているらしいです。)
熊胆には、消炎、鎮痛、鎮静効果があるそうですが、昔から胃けいれんや胆石などにはよく使われていたそうです。
そういえば、昔、黒い小さな粒の苦い胃薬を飲まされたことがありましたが、「熊なんとか丸」って名前だったなあ)))。

●ゴオウ(牛黄)
牛の胆石。1g=卸値6千円ぐらい。
1千ー1万頭かに1頭みつかるか否かという胆石は、たいへん貴重なもので、かつては牛を屠殺し、肉は男達が売りに行き、女達で内臓を食用にきれいにしている際、時々見つかり、これを売ってが女衆はへそくりをしていたとか。人間の胆石とはちがって、牛の胆石は胆汁の塊なのだそうです。
牛黄は、脳卒中や高血圧症、動脈硬化、心臓、肝臓の機能の増強、解熱、鎮痙などの効能があるそうですが、これを服用すると内臓全体が活性化され、元気になるのだそうです。
水戸黄門の印籠の中にも、いわゆる「救心」として、ゴオウが入れられていたのだということです。富山の○○(なんとか)マンキンタンや「六神丸」など、ゴオウなどの高貴成分を含むお薬は、今もがあるそうで、スポーツ選手で処方してもらっている方もいるそうです。
そういえば、ゴオウは、ユンケルにも入っていますね。でも、ユンケルにはゴオウとしての効能が発揮出来るほどの量も入っておらず、貴重な薬剤をいたずらに無効な使い方をするのはナンセンンスだと、講師先生。
牛黄については、私も出張が多かった頃、漢方薬局で勧められて「清心丸」という薬を持ちあるいていましたが「もうダメ」というほどの極度の疲労の時、これを舌の下に入れて、舐めると、ホントにもう半日なんとかなれていました。疲労時は、胃腸もくたびれているため、飲み込むより、舌からも吸収させるといいのだそうです。これが「良薬口に苦し」なのですが、効果は立証済みです。
NGO支援活動でパキスタンを訪問された方にも、餞別代わりに差し上げましたが、悲惨な状況を目の当たりにし心も体も疲れ果てダウンしたボランティアの学生に飲ませて「助かった」とのお礼を頂きました。


毎度ながら、漢方講座のお話を伺っていると、人間が生きるためのあらゆる知恵と工夫の集約であることを痛感します。今回の高貴薬ものお話も、金より高価な高貴薬も、お金で変えない健康の象徴のようですらありました。

漢方の講座で、最初にお話されたこと、それは医食同源のコンセプトです。食べ物、植物または動物は、同時に薬でもあり、なるだけなら食品という形で摂取するのが好ましい。それでもコントロール出来ないほどバランスが崩れた時は、薬で補ってやる。漢方の先生方は、一様に、サプリメントに批判的です。自然の中で生きて、生かされているということを忘れないで欲しいと、しばしば説かれるのも、私達の生活が、生きるために食べるという当たり前のことから少し遠ざかっているように感じられるからかもしれません。
「事始めにまずごはんを食べよう!」というのは、実は、真理なのであり、単純明快な基本。子供が一番に教えらてきたことなのでした。
あの中国人の、まるで「次はいつごはんにありつけるかわからない」とでも思っているかのようにパクパク料理を口に運ぶ姿を思い出し、また、おもちゃで遊ぶ感覚で食事をする昨今の子供達を思い、ふと、日本人、大丈夫かなぁ)))と思ったのでした。
【写真:睾丸を取り除いた後の麝香】






Last updated  2006.09.09 01:44:36
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2006.06.28
カテゴリ:節句・薬膳・漢方
お江戸でいつも宿にしている友人は、ワタシが宿泊している間、「好きにしてね」と放任を装いながらも、毎日こだわりの湯を提供してくれる。早番の日も夜勤明けでも、常にワタシが一番湯につかれるタイミン
グでお風呂を用意してくれているのです。
ある日はrushのバブルバス、またある日は、山梨の実家から届いた干し青じそ湯(お鍋で煎じて湯船に入れてくれている!)、そしてまたこの前は、ハマナスの花茶を(!)。ワタシが剣幕になって「もったいない!」と恐縮すると、ハマナス茶は、古くなって少し色あせたハーブティーを利用したからコレは有効活用なのだと切り替えされた。
お風呂に浮かぶ花びら・・・・「ああ、ここはハーレムかしら」と、手でお湯をすくいながらうっとり。
「なんのおかまいもしませんで」と友人は苦笑するけれど、これは、最高のおもてなしです!!。
上京すると、いつもつい欲張って毎晩のように人と会食したり話が弾んで夜盗虫になり睡眠不足で、地下鉄の上がり降りや電車へ向かっての小走り等々、足はパンパンになる。でも、何故かいつも元気になって帰宅できるのは、このお風呂のお陰だと思うのであります。

紫蘇湯やハマナス茶湯は、別に薬湯ではない・・・そう思っていましたが、今日の漢方講座で、たまたま紫蘇の話が出てきました。
紫蘇には、発散作用ーーーストレスや詰まり、水分等々、余計なものを外に出してくれる作用があるのだそうです。今時分の言葉でいうと、ディトックス効果。
講師の先生にいわせると「皮膚からの吸収も侮れない」とのこと。そうか・・・そうだったのか。
でも、やっぱり一番効いてるのは、彼女の気遣い、優しさ。






Last updated  2006.06.29 09:45:28
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2006.05.03
カテゴリ:節句・薬膳・漢方
「ゴールデンウィーク」と、ひとくくりになって、はたまた少子化あいなって、5月5日のこどもの日「端午の節句」をお祝いする方も少ないかも知れません。海外脱出もままならず、ちゃっかりとちまきだけ頂き、休日を楽しむのが常のワタクシ。

ちょっとだけ例年とは違う気持ちで過ごそうと、先日の漢方講座のおさらいです。

かぶとを飾り、鯉のぼりを掲げること以外はほとんど知りませんでした。「端午の節句」。
これもやはり、厄払いの行事なのですね。中国由来で、日本では奈良時代頃から行われている行事で、軒に菖蒲やよもぎをつるしたりしたそうです。
「端午」の「端」は、「初」を意味し、月はじめの午の日のことだったのが、午が五に通じることなどから、五月五日になりました。
もともとは、女の子のお祭りで、田植え前に早乙女と呼ばれる若い娘達が神社でお祓いをしていたもので、田の神に対する女性の厄払いの日だったのが、平安時代には、武家の間から端午の節句のショウブが「尚武」や「勝負」に通じるとして、男の子を祝う行事へと変わっていったのだそうです。
江戸時代になると、端午は幕府の重要な式日として、武者人形を飾るようになり、中国の「龍門を登って鯉が龍になった」という故事にあやかって、子供の立身出世を願い鯉幟を立てるようになったのでした。
もっとも、幟は、江戸時代には和紙に鯉の絵を描いたものだったそうで、布製になったのは、大正時代だとか。

ちまきや柏餅を食べるのも、中国伝説に由来するのだそうです。
中国は戦国時代、楚(そ)の国の高名な詩人、屈原(くつげん)が陰謀のため国を追われることになり、5月5日、汨羅(べきら)という川に身を投げてしまいました。屈原の死を悲しんだ人々は、たくさん
のちまきを川に投げ入れて弔いましたが、ある年、川辺にで屈原の幽霊が現れ、「里の者が毎年供物を捧げてくれるのは有り難いが、残念なことに、私の手許に届く前に蛟龍(こうりゅう)という悪龍に盗まれてしまう。だから、今度からは蛟龍が苦手にしている楝樹(れんじゅ:今では笹の葉で代用されることが多い)の葉で米を包み、五色の糸で縛って
ほしい」 と言ったと、言い伝えられています。以来、5月5日に粽が食べられるようになったといいます。

ちまきは、地方によってもいろいろ違うみたいですが、ワタシがこの時期によく食べたのは、鹿児島の「灰汁巻」です。
餅米を竹の皮で包み、灰汁の中で長時間煮て作られたもので、餅米が透き通る様なお餅状になり、灰汁が染みて腐りにくくなったものですが、粽代わりによく祖母から送られて来ました。

柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないので、 「子供が産まれるまで親は死なない=家系が絶えない」即ち、子孫繁栄を願って食べられたのだそうです。
こいのぼりが親子なのも、そんなところからきているのでしょうか。
そうそう、こいのぼりの一番上にある五色の吹き流しは「五行説」の象徴ですね。
柏の葉にも薬効があるようですが、主に子孫繁栄の縁起をかつぐ意味がおおきいみたい。
(柏葉の代用で使われる丸い葉っぱ「サルトリイバラ/山帰来」 は、根っこが慢性皮膚炎の薬---昔は皮膚病の人が人目を避けて、山にこもり、サルトリイバラの根を煎じて飲んで治癒し、山から帰ってきたことから「山帰来」と呼ばれる---になるそうです。)

菖蒲(ショウブ)は、薬草でもあり、根や葉を使います。
お風呂に入れて菖蒲湯にすると、体が温まり、神経痛などに良いそうです。

こうしてみると、折々の節句とは、節目節目に健康と生命への感謝と労りを思う機会なのですねえ))))。






Last updated  2006.05.03 15:39:17
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2006.03.08
カテゴリ:節句・薬膳・漢方
花粉の季節になりました。
幸い花粉症でない私には、心おきなく春の日差しの下、アウトドアライフが楽しめるシアワセを噛みしめる季節でもあります。
さて、今日の漢方講座は、花粉症対策。
花粉症の方は、藁をもすがる気持ちで、いろいろ薬やお茶などを試しておられることと思いますので、その苦痛を知らない私が、1回の講座で聞いてきた内容など、とっくに調べ尽くしておられる内容かも知れません。
でもまあ、鼻炎に関しては、私も子供の頃、アレルギー(だったのかなあ)で「鼻タレ小僧」でしたので、なんとなく分かるきがしています。幼稚園ー小学校と、いつもポケットにティッシュが欠かせませんでした。
「アレルギー」なんて言葉は一般的でなかった昭和40年代、クラスメートが「万年風邪」と言ってたっけ・・・。中学で、部活をバンバンやってる内に、いつの間にか治っちゃってましたけど。

漢方では、喘息、鼻炎、アトピー等、アレルギー反応としてとらえているそうです。
これらはいずれも呼吸器系に出る症状です。え?「なんでアトピーは皮膚なのに、呼吸器系か」ですって? 私も同じ質問をしたんですが、五臓五腑理論(「「肺は体表部の皮膚毛孔を支配する」)では、皮膚も肺の一部=呼吸器系(肺経)とみなされている-----平たく言えば、皮膚呼吸(クスッ)ってことです。実際、皮膚の弱い人は、呼吸器系が弱いともいえるのだそうです。
(*アトピーは、ダニのような外界のアレルゲンに負けてしまう自己治癒力の不足に原因があるのであり、具体的には、自己治癒力を支えている内臓系(肺経)に弱点があると考えられるようです。)

アレルギー反応のほとんどに見られる鼻炎は、鼻水ーー「水」なんですねー。漢方では、これらは全て水の仕業と考えます。実際、鼻炎でくる患者さんの多くが、お腹を触診したとき、ちゃっぽん
ちゃっぽんしていることが多いのだとか。
今は、地面に土がありませんから、落ちた花粉が土に吸収されていたのが、いつまでも地中にさまよっているから、花粉の絶対量も多くなっていることも確かだし、自動販売機の普及に比例してアレルギー患者が増えてきた感アリともおっしゃっていました。
ふーーーーん。
アレルギー等、現代病の要因を語られるとき、食生活やライフスタイル、環境云々・・・などと、よく申しますが、そういった抽象的言葉より、草木を見ながら山歩きをされたり、患者と日々向かいあっている方の感じたままの言葉の方が、ぐっと危機感を感じます。

さて、ズバリ鼻炎のお薬は・・・
「小青竜湯」。
麻黄(咳止め、発汗)、桂皮(血流・体液の流れを改善)、半夏(=ハンゲ/カラスビシャク/サトイモ科:痰(=胃に溜まる水分)を取る作用がある)、乾姜(カンキョウ/胃を温める)、五
味子(咳止め効果・肺経を強くする効能)、芍薬(筋肉の痙攣を和らげる・消炎効果)、甘草(甘味付・痛みを取る働き)、細辛(サイシン/ 鎮咳作用 )が配合されています。
水っぽい鼻がでるような風邪にもよく効くそうです。

ちなみに、鼻炎は鼻炎でも、黄色い鼻水のでる蓄膿症、鼻づまりは、排膿作用のある桔梗や、鼻を通す辛夷(シンイ/こぶしのつぼみ)、のぼせを取るセンキュウ、大黄などを配合した「辛夷清肺湯」を処方するのだそうです。
こぶしのつぼみも、今膨らんできたところです。開花を待たず摘み取るのはなんだか忍びないですが・・・今が収穫時です。

おっととと、テーマは鼻炎ではなく花粉症でした。(ちっともズバリではなかった・・)
アレルギー体質の改善と、鼻炎や咳などの症状の緩和策としての漢方薬の紹介を書くつもりでしたが、学び立てホヤホヤ便りに終始してしまいました。

その他、花粉症にいいとされるお茶、甜茶と、(ガバ茶(蕃果)は甜茶と同じもの)、シジュウム茶(南米主産)などを飲んだり・・・そうそう、オナモミ(手榴弾みたいなトゲトゲの植物の実部)を煎じて飲むといいといういのは、高知の日曜市でおばちゃんが教えてくれました。「昨年飲んでみたら、とてもよかったから・・」と、若い女性が買い求められていましたから、期待できるかも。

お茶は、美味しくなくちゃあ!
私なんかは、専らお茶を嗜好品としてとらえてしまうので、あのお茶、このお茶といわれても、なかなか慣習的に飲むことができませんが・・・。いろいろ工夫して、のみやすいブレンドを作ってみるのも楽しいかも。

【写真:生薬の小清竜湯】






Last updated  2006.03.10 09:13:10
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2006.02.10
カテゴリ:節句・薬膳・漢方
陰陽五行説って、すごい!
これって、漢方に限らず、科学も圧倒するすごい世界観なのです。
五行説と聞いて「五臓六腑」の五臓や韓国宮廷料理の色彩(赤、黄、白、青(緑)、黒)をイメージするにすぎなかったワタシは、漢方講座の先生の、はじめの一言で、ノックアウトされてしまったのでした。
それは、こんな言葉でした。
「"世の中のことは、全て5で割り切れる" というのが、五行説なんじゃな」
え?え?え??

  肝・心・脾・肺・腎で、五臓。
  酸・苦・甘・辛・鹹(塩辛)、これらが五つの味。
  怒・喜・思・憂・恐、これらが五つの心(「内の相」)。
  春・夏・秋・冬、これに土用が加わって、五つの季節。
  木・火・土・金・水、これらが自然の構成要素。

そして、これら各々が助け合い、また制御しあう関係で結びついているというのです。
でも、ちょっと考えたら、例外も矛盾もあるのではないかしら?
ワタシのつっこみ精神が首をもたげ、あれこれ探しました。

手っ取り早いのが、五臓。
なんせ、五臓は、『解体新書』、ターヘルアナトミア以前の概念。膵臓がないもんねェ~)))
ところが!!
五行説での五臓というもののとらえ方は、一個一個、五つの臓器をさしているのではなく、五つのシステムを指しているというのです。ですから、「脾」は、胃および胃を動かす力、消化機能の総称としてとらえてあるのだそうです。ですから、膵臓の機能のうち消化酵素の機能は「脾」に、インシュリンなどのホルモンの機能は「腎」に含まれるわけです。
「心」も、心臓だけでなく、血管経絡の走行全体を指すのです。また、心が宿る内臓で、大脳の働きも含むとされています。「肝」は、血・新陳代謝の作用を行うと考えられるんです。肺は呼吸システム、体の内外の発散作用。「腎」は、生命エネルギーを蓄え、全身の水を動かす力と考えられているのです。
パーツとしてではなく、観念的なとらえ方。いかにも、いかにも、東洋的。
幅広いグレイゾーンを含むグラデーションのイメージが頭に浮かんできました。
ターヘルアナトミア解読にあたり、杉田玄白、前野良沢らが、腑分けをした際、膵臓の存在に戸惑った話がよく解説されますが、本当に戸惑ったのは、この概念そのもののギャップであったのではないかと、ワタシは乏しい知識ながら思うのです。

木・火・土・金・水。
自然の構成要素というなら、空気はどうだ!?石油はどうだい??と、突っ込みたくなります。
また、一瞬、これにはリサイクルのからくりが秘められているのでは??とも期待したりもしてしまいました。
ところが!!
これまた、グレーゾーンがたくさんの「イメージ」なんだです。
「木」は、枝があちこちに伸びて広がっていくイメージ、火は上昇しやすく熱いイメージ、金は冷たく堅い、重い、純粋でないといけない性質のイメージ、水は、流れる、冷やす、陰の代表のイメージ。
「節分」の話のときにも出てきましたね。豆を炒るのは、堅いもの「金」を「火」で克する)))という話。
木・火・土・金・水を五角形の角に書き、★を描くように内側にも線を引いてみてください。
右回りで、生まれる関係、母子関係(左があると、右が生まれる)で、五角形の中の★を描く線は、押さえつける関係なんだそうです。火があるところに(燃えて)土ができて、土はやがて金になって、金のあるところに水が沸き、水があると、木が生える。木が燃えて火がおこるというサイクル。星の中の線で繋がる関係では、火は水に消されるし、火は金を溶かす・・・・。偶然とは思えない理屈です。

なんてグローバルなんでしょう!
一瞬そう思ったのですが、すぐに「”時は金なり”の"金"って・・・??」と、ちゃちを入れてしまいました。こんなことを考えながら、そのうち五行説が理解できるかな))))と、しばしグレイゾーンを漂うワタクシです。

明日からトリノ・オリンピック。
あれ!?オリンピックは4年に一度だ。5で割れないゾ。






Last updated  2006.02.10 23:06:09
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