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カテゴリ:取材・執筆・校閲
3月24日を境にアダルトメールが来るようになった。
それにしても、最近の迷惑メールは手が込んでいる。タイトルからして [君に足りないのは]・・・笑顔だ、と本文に続く [奇跡がおきました] [ある話] [メールしました!わかるかな] [○○です、覚えてる?] [泊めてください] [新入社員を待っていたのは」・・・etc. アダルトワードは入っていない。これで会社のメールサーバに設定されたアンチスパムをかいくぐる可能性も高くなるわけだ。 友だちからのメールのようでもあるし、ついついえっ?と開封してしまう。そして本文がこれまた手が込んでいる。「前に付き合ってた○○ですけど覚えてる?」とか「中学の時、好きだったんです」「アナタからのメール受けとったんだけど、間違いかな」「久しぶりに会いませんか」など。 ある時期から気になりだし、楽天やSNSから毎日来るようなメルマガは捨てても、これらのメールは保管しておくようになった。分析してみて分かったことだが、同じタイトル、同じ本文のメールは送られてこない。 SNSには「プロのライター」とか「現役編集者」などのコミュニティがあり、私も時折書き込みを読んでみるが、あきれるほど稚拙でお粗末な文章が多い。 それらに比べて迷惑メールのライティングレベルのなんと高いこと。 「うまい、うますぎる」「つい読んでしまう」「女の子言葉を研究してあるなあ」 これはもはやアダルトサイトでひと儲けを考え出した社長でも、Webデザイナーの仕事ではないだろう。確実に手練れのライターが関与しているはずだ。しかも、高度な書き分けができる上級のライター。 (本物の10代女の子が書いたのではないことは、入力してあるフォントや記号などをみれば一目瞭然だが) 開封が何件でいくら、実際にアクセスがあればいくらというような従量制ギャラかもしれない。開封~読ませる~次の行動を想定して書く文章は腕を試すにはもってこいだろう。これぞプロの仕事。迷惑メールを受け取る大半のユーザーには迷惑かもしれないが、私もトレーニングでいっちょ書いてみようかという気になった。 私からそれらしきテストメールが送られるかもしれないので、親しきお友達はご注意を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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