2009/07/26(日)11:32
イラストに着付け
今年の初めの日記に書いたが、図版のチェックも私の仕事の一部だ。文字を見るのが「校正」ならば、図のチェックは「考証」と呼ぶのかもしれない。とにかく日々いろんな図やグラフをチェックしているのだ。
昨夜は若い男性デザイナーが浴衣のイラストを描いていた。「浴衣デートがうまくいく作戦」か何かの話題に使うらしい。本人は25歳くらいだろうか、おそらく一度も浴衣も和服も着たことがない男子だ。するとまあ、とんでもないイラストができてくる。
まずは襟のあわせが反対。イラストをコピーするときに反転してまんまと逆になってしまったらしい。次は襟だけ色が違う。水戸黄門のそばにいる由美かおるが着ている着物のイメージなんだろう。浴衣の写真を見せ「襟も同じ布で縫うから、同じと色と柄なのよ」と教える。ありえない部分に縫い目が描いてあるので、それも消してもらう。
その次に帯だ。女性と同じように胴体に幅広の帯が巻いてある。「いやいや、男は腰骨の上で貝の口に結ぶ細い角帯だから」と直してもらう。
続いて袖。女性が上げた腕から下がった袖が筒状になっている。モンゴルやブータンの民族衣装のよう。「これもおかしいよ」と私ともう一人の女性からつっこまれる。もう一人からは「着物は脇があいてるものだから」とさらなるつっこみ。
いやあ、衣類も小物も建物もよーく見ておかないと。デザイナーもイラストレーターも、センスがあって絵が上手でもプロとして成立しない職業だ。
★写真がたまってきたので↓しばらくアップが続く
食べたもの写真館〈vol.9〉…’07~’09順不同
上野松坂屋 そぼろ親子丼
上野 ロコモコ
さぬき 連絡船うどん(海苔・穴子入り)
■日刊ちょいスポ(No.818)
「初日にダル被弾」
★約24時間前のオールスター初日終了後に書いていた↓
24日プロ野球オールスター戦開幕。シーソーゲームで試合自体は盛り上がったようだが、なんと先発ダルビッシュ投手が右肩にラミレス(巨人)の打球が当たった。治療のために25日第2戦には同行せず精密検査を受けるという。投手にとっての肩は命。大事にいたらなければよいが。
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第1848号】