プレゼン コンシェルジュ 「NOVO先生の辛口ごよみ」

2009/12/24(木)23:52

ラブレターを取り戻す

IT・Web(81)

使ってない私のOutlookはスカスカ 先週、私の隣で仕事をしていた男性からパソコン操作について尋ねられた。「こういうメールの出し方、知ってますか?」。それは同じ人からほぼ同じ件名のメールが届き、後から来た方をクリックして開くと、前のメールが受信箱から消えるというもの。最初に来た方を開こうとしても自動的に消えて、後からのメールが開く。 私のところにそんなメールは来たことがないので、どういう現象か、どういう名称の機能や動作なのか、さっぱり分からなかった。でも、後から来たメールの件名の頭に「Recall(リコール)」とついていたので、私たちが同時に使っていた「(アウトルック)」のヘルプ機能で、「リコール」を入れて検索してみたら、すぐに判明した。 それは…… 一度送信してしまったメールでも、相手が使っているメーラーがOutlookで、未開封の場合は、メールを取り消したり、別のメールに置き換えたりできるという機能だ。 ・「送信済みトレイ」の中から該当のメールを選び ・上の「アクション」メニューから「メッセージの取り消し」を選ぶ ・その先は「取り消し」と「置き換え」を選ぶことができる。 大勢の方に“締め切り日 10月19日(日)”と送信してしまった場合、送ってすぐ曜日の誤りに気づいたならば、訂正メールを出すより、この機能で「置き換え」を選んで、“締め切り日 10月19日(月)”とメールを出したほうが、スマートだというわけだ。 相手がOutlookを使っていなければ意味がないのだが、IT企業で独自のメーラーでも開発して運用していない限り、日本企業では使われている可能性は非常に高い。職場のメール訂正には威力を発揮できそうだ。この機能ならメールでラブレターを出して「恥ずかしいから、あんなこと言うんじゃなかった」というときに取り消しができるな、と思いついてはみたものの、使える範囲がほぼ職場と限定されるなら無理か。職場のパソコンやインターネットは職務以外に使ってはいけないと決まっているから。 私のそばで仕事をしていた人にリコールメールを出してくれた方、この機能に気づかせてくれてありがとう。それにしても、私みたいなおばさんにパソコン操作のことを聞かなきゃいけないなんて情けないぞ、30歳男子。 世の中のことをすべて知っている必要はない。ただし、調べる術を知らないとは、かくも情けない場面に出くわすことになる。 ■日刊ちょいスポ(No.903) 「復活織田 V」 フィギュアスケートのグランプリシリーズが開幕したことは知っていたが、男子の織田信成がフリーで163.33点を出し、逆転優勝した。誰も言及しないが、飲酒運転で謹慎処分していた選手とは思えぬ復活だ。私はあのまま葬られても仕方ないと思っていた。前科ある選手を応援してくれた関係者に感謝することを忘れず、活動を続けてもらいたい。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第1933号】

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