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カテゴリ:取材・執筆・校閲
私が関係していたテレビの帯番組が3月26日で最終回を迎えた。私は2年目から加わったので、丸3年携わっていたことになるだろうか。 番組のキャッチフレーズが「今起きていることを、今伝える」ならば、私の仕事は「今読んだものを、今判断する」もしくは「今聞かれたことを、今答える」だった。毎日繰り広げられる生放送の仕事で私は相当鍛えられた。たいがいのことには3秒以内に答えるようにしてきたが、待たせて10秒。そして、何が起こっても平然と座っていられるようにもなった。 メーンキャスターの方は前番組から数えると7年半、一度も休まれなかったそうだ。凡人にはなかなかマネできることではないが、それがプロというものだ。体調不良などの理由でいとも簡単に仕事を休む人間にはこの方のツメの垢でも煎じて飲んでもらいたい。 私が担当していた業務は番組のほんの一部だったが、目を配る範囲は番組全体でもあった。最終回はとにかくノーミスで終わりたかったので、ラスト20分ほどは「どうかミスが出ませんように」と祈るばかり。そこに流れてきたシャーリーンの♪「I’ve Never Been To Me」。番組最後に4年間の振り返り映像が流れたら、私までも目頭が熱くなった。 チーフプロデューサーと出演者の方々はこれをもって「卒業」だが、多くの関係者は来週からの新番組にそのまま移行する。私も卒業ではなくて新番組に「進級」だ。 3年で身につけたスピード、度胸、ノウハウで、次の番組でもお役に立てますように。 ■日刊ちょいスポ(No.1063) 「高橋 日本人初・金」 トリノで開催中の世界フィギュア、男子フリーで高橋大輔が最高得点をはじきだし優勝した。今季では五輪を含め全大会の中での最高得点だ。そしてフィギュアの金メダルは日本人初。素人目に見ても、五輪の時点でも表現者としては最高だったと思う。最高の状態をジャッジ受けるのが五輪だったらなお良かったのにな。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第2093号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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