ドリル火災

プロバイダの開通予定は12日と連絡が入ったので、おそらく今日がネットカフェ通いの最終日だ。 先週は午前中あるカフェからさあ帰ろうかというときに派手なチャイム音がなった。「13階で火災が発生しました」。そのビルが12階建てなのは知っていたので訓練かな？とは思いつつ、次の瞬間に考えたのは「こんなところで死にとうはない」。 次に「飛び出して逃げないとビルは火の回りが早いぞ」や「大勢が逃げまどう瞬間を写真でも動画でも押さえたらスクープの賞がもらえるな」等々。誰も外に出るふうでもなかったが、精算して1階に下りてみたらやはり訓練だった。私が「ドリル火災」と呼んでいるものだ。 以前勤務していた内幸町の日本プレスセンタービルは外国人も多かったので、火災訓練のときはいつも日本語と英語でアナウンスがあった。へったくそな日本語英語で「ジス イズ ア　ドリル」（This ｉｓ a drill.）と繰り返すのだ。drillには訓練という意味もあるが、反復して行うものを指すで、年に一度の訓練にそれはあたらないと思う。 アメリカ人やイギリス人の当時の同僚エディターに「ちょっとなんとか言ってやりなさいよ」とハッパをかけたいくらいだった。文法のことはよくわからないが、常勤している彼らがビルの管理会社のために英語のアナウンスを吹き込んであげてもよかったような気がする。 火事に遭うとしても、たまたま行ったところで火事に遭うのはカンベンしてもらいたい。 ■日刊ちょいスポ（No.1261） 「セ最年少三冠王」 プロ野球カープの前田健太選手が勝数、防御率、奪三振で首位に立ちセ・リーグ三冠王に輝いた。投手の三冠王は巨人の上原投手以来セ・リーグでは11年ぶりで最年少、さらに球団初の記録となる。安い年俸で広島を沸かせてくれてありがとう。時が来てもFA宣言などせず広島におってね。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第229１号】