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カテゴリ:読書/映画・TV鑑賞
![]() 久しぶりに面白く分かりやすい科学の本を読みました。 凝り固まったアタマの体操には、最適ですよ。 『養老猛司 アタマとココロの正体』 (日経ビジネス人文庫) 解剖学者で脳研究の養老教授が、第一線の脳科学研究者達11人と日経サイエンス誌上で行った対談が収録されています。議論は、脳の構造や機能から脳や心の正体にまで及んでいます。 例えば、右の黄色い花の写真。 視神経から脳に伝えられた画像データは、色や明暗、形など、要素毎に脳の別の部位でそれぞれ別々に処理認識されて、その後それらを言語中枢や記憶などとも統合して「黄色い花」のイメージとして認識する。写真でなく実際に見る場合には臭覚も動員される。脳はそれぞれの機能を司る構造を複合させた巨大な構造体であり、コンピュータ工学や人工知能、物理学、数学、生物学、生化学、医学、解剖学、神経科学、言語学、知覚心理学、認知科学、カオス力学・工学などを包含して学際的な脳科学を生み出している。 脳とコンピュータ、人工知能やバーチャルリアリティ、遺伝子、欲望・人間らしさをもつコンピュータ、カオス、言葉、視覚、脳は不可能問題など、最先端の研究成果を盛り込みながら、分かりやすい議論が展開されています。自分のものであって、理解しがたい、脳や心。その一端が見えてくるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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