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カテゴリ:つれづれ
注文していたCDが送られてきました。 『本田美奈子“アメイジング・グレイス”CD+DVD』です。 さっそく聴きました。 今まで聴いたことがないような声がそこにありました。 どこまでも透明感のあるソプラノ・ヴォイスでした。 「アメイジング・グレイス」は、亡くなられた後テレビで放送されていた 英語の歌詞部分が最初と最後にあり、中に岩谷時子の訳詞した日本語の歌詞がありました。 一部引用させていただくと、 「やさしい愛の てのひらで 今日もわたしは うたおう 何も知らずに 生きてきた わたしは もう迷わない 」 ひとつ一つはありふれた簡単な言葉だけれど、 その組み合わせが神の言葉のように光り輝く。岩谷時子の詞はやはり凄い。 その素晴らしい詞に、本田美奈子は澄み切ったやさしいソプラノで命を与える。 昔の彼女のようなトゲのある声ではなく、 どこまでもやさしい声で、愛の満ちるやさしい詞が、力強いゴスペルに変わる。 思わずまた涙が溢れる。いつからこんなに涙もろくなったんだろう。 2曲目の「タイスの瞑想曲」は、彼女自身の作詞です。 戦争が人の心を傷つけるさまを歌った後、平和な世界の素晴らしさを、 子供たちが無邪気な笑顔や声をあげて走り回り光景に象徴させる。 そして 「ほら 聞こえるでしょう あの鐘の音 風に乗って幸せ運んでくる あなたにも 小さな花たちにも 生きている喜びを忘れないで」 3曲目は有名な曲「Time To Say Goodbye」を原語のまま歌っている。 上手い。彼女は立派なソプラノ歌手になっていたのですね。 4曲目「風のくちづけ」も本田美奈子の作詞 疲れた心で故郷に帰り、春の風やおぼろ月夜に癒され、 「そうよ 泣いてもいいの 心から」 と、一粒の涙を流す。 「どこからか春生まれ 花が咲くのは 誰かが 照らしているからね」 という希望を取り戻すの言葉で終わっている。 映像詩のようなイメージ豊かな詞です。 5曲目「この素晴らしき世界」も誰でも聴いたことがある 有名なメロディーの曲。 ゆったりと「この世界はすばらしいと」と歌い上げている。 6曲目「ララバイ~ミュージカル『十二夜』より」 ルルル。。。というスキャットが印象的です。 そしてこのCDには、おまけのDVDがついています。 「アメイジング・グレイス」の六本木スイートベイジルでのライブ映像です。 ピアノ伴奏だけの歌声は、ほんとうの実力をうかがわせます。 CDのスタジオ録音とはまた味が違い、華やかで感動的です。 スイートベイジルと言えば、大昔ニューヨークの同じ名前の店で アートブレイキーとジャズメッセンジャーズのライブを見ました。 アートブレイキー最後の名演でした。 DVDのもう1曲は「白鳥」。プロモーションビデオの映像です。 中学くらいのとき学校で聴いたサン=サーンスの名曲に、 彼女が歌詞をつけています。 「果てしない大空 羽ばたき辿り着くわ 苦しみを喜びへ 変えながら」 「夜空の星になる その日まで 寄り添い 生きよう」 このCDは、入院中の本田美奈子さんの再起を願って発売されたものです。 6曲目「ララバイ~ミュージカル『十二夜』より」は、入院2週間前に 次のアルバムのために録音されていたものだそうで、 たいへん残念ながら遺作となってしまいました。 ご紹介の本田美奈子さんの歌詞が、著作権法の関係で、 一部しか引用できないのが、残念です。 いつの間にか、素晴らしい詩を描ける人になっていたのですね。 素晴らしい歌声と感動を残してくれた本田美奈子さんに あらためて哀悼の意を表します。 合掌 観学院称徳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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