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カテゴリ:読書/映画・TV鑑賞
![]() それは不思議な対話でした。 時間と空間を超えて弘法大師空海のもとに 20世紀最大の物理学者アインシュタインが 訪れ、東洋の宗教と、西洋の科学が出逢う。 不思議なことに彼らは、きわめて類似した 宇宙観を持っていました。 ?、ついに往っちゃったかって? ご安心あれ、連休に読んだ本の一冊の話です。 都立大名誉教授、現在早稲田大学教授で 素粒子物理学が専門の理学博士である 広瀬立成という学者が著した本の中の話、 フィクションです。 本書では、空海の真言密教的宇宙観と、 アインシュタインの構想した科学的宇宙観が たいへん分かりやすく解説され、 その上で二人の対話を通じて、 宇宙の中、大自然の中の人類の、 人間のあり方が浮き彫りにされています。 「空海をアインシュタインに対比させたのは、 空海が宇宙の根源を神仏に求めるのではなく 宇宙を統べる法則にあると考え、 それゆえ科学的宇宙観とのある種の対比が 可能になったからである。」 と、著者は記しています。 空海さんが宇宙の根源を神仏に求めず、宇宙を統べる 法則にあると考えたというのは、 宇宙の永遠にして普遍の真理そのものを、大日如来と した密教の考え方を表しているのです。 宗教と科学という二人の宇宙観、世界観が 交差する場所を見出し、そこに21世紀の人類のあり方を 発掘するというのが、本書の主旨ということです。 二人の議論は、始ったばかりで、本書が終わっても尽きない ような気がしますが、現代を考えるきっかけにするには 面白い本ですよ! 『空海とアインシュタイン 宗教と科学の対話』 広瀬立成著 PHP新書 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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