2006/06/19(月)19:13
悟りに役立つこと
悟りを得るために役立つ七つのことがらとして「七菩提分」があります。
悟りを得るにはもちろんでしょうが、実生活にも実践すれば功徳がありそうです。
大般涅槃教のパーリ語版大パリニッバーナ経の
日本語訳『ブッダ最後の旅』中村元訳(岩波文庫刊)
訳注にその分かりやすい解説を見つけたので引用します。
心の状態に応じて、存在を観察する上での注意・方法を七種にまとめたもの。
(1)択法(ちゃくほう)。教えの中から真実なるものを選びとり、偽りのものを捨てる。
(2)精進。一心に努力すること。
(3)喜。真実の教えを実行する喜びに住すること。
(4)軽安(きょうあん)。心身をかろやかに快適にすること。
(5)捨。対象へのとらわれを捨てること。
(6)定。心を集中して乱さないこと。
(7)念。おもいを平らかにすること。
以上です。
仕事にも勉強にも活かせば効果がありそうな教えです。
ナムブッダ 合掌 観学院称徳