そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行

2008/01/14(月)13:13

知識を過信することなかれ

ヒロ伊藤流?仏弟子修行(429)

愚かな者は知識が生じても、ついには彼には不利なことになってしまう。 それは愚か者の好運(しあわせ)を滅ぼし、彼の頭を打ち砕くであろう。(『感興のことば ウダーナヴァルガ』第13章2 中村元訳 岩波文庫より) 愚か者とは、馬鹿な人のことを言うのではありません。真理を体得していない我々普通の人のことを言うのです。人は知識を身に付けるほど、自己を過信し始めます。優秀な人ほど知識を拠り所にして自己を偉い者と思い始め、やがてそれが当然のこととして感じられ他人に対しても振る舞うようになるのです。しかしお釈迦様や先師たちが悟った真理からすれば、人の知識など猿知恵に毛が生えた程度のものかもしれません。優秀なエリート官僚や大企業・老舗経営者たちが犯した罪、堕ちていった姿を見れば、前述の言葉の意味を理解することができます。まして我々凡人は生半可な知識を得たからといって過信してはなりません。あなたに仏の智慧が顕れますように!ナムブッダ観学院称徳 

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