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意地を張って頑なに耳はまだ衰えていないと思うなどとほざいていたが、そんなことあるはずもなく、やっぱり耳も老化が進んでいる。
最近、洋画を字幕で観ることがしんどくなってきた。 私はちょっとばかり耳が敏感なので、BGMはすべてドレミで聞こえて来、英語なら英語が言葉として聞こえて来、更には字幕を目で読まなければならない、俳優の表情や背景をも見なければならない。 頭の中ではそのBGMが川の流れの如くザーッと楽譜に置き換わるので、私は自ずとタクトを振る。 たがか映画されど映画、例えば2時間の映画なら、私は2時間とってもとっても忙しいのだった。 以前はこれがむしろ醍醐味だったのだけど、もうそろそろ負担だと感じるようになってきたようである。 これまであまり興味のなかった日本映画を観るようになっている。 どうしても音楽に気を取られがちになるので、念の為字幕はオンにしているのだけど、日本語なら耳に言葉が自然と入ってくるから必死になって字幕を追う必要もない。 思う存分画面を見ることに集中できる。 これが気が張らず思いの外楽だなと感じる。 年齢によって観る映画も変わってくるね。 まぁ、今はそんな老いも楽しみましょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025/04/22 07:53:29 PM
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