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カテゴリ:高校生時代
無言の 月 「レールが敷かれているのに、なぜ踏み外すの?」 不登校になったばかりの頃、言われた。 せっかく敷かれているレールから落ちつつある自分を隠しきれず、 頭のどこかでそれが現実になることを恐れていた。 そして、私は落ちた。 自分を情けなく思うと同時に、やっぱり私は落ちる運命だったんだと思ったことを覚えている。 なぜかいずれそうなることを予期していた私。 不思議なほどそれは当たった。 当時は本当に辛かった。 この踏み外した道しかないと思っていた私は絶望だった。 頭がカチカチになり、道は無数にあることに気付けなかった。 だが、ずっとずっと後になって、私にはそれでよかったんだとわかった。 それが私。 そういう道を選び、自分自身を模索し、自分でレールを敷き直したのが私。 決してレールは一本ではない。 レールとは、自分で考え、揉まれ、挫折し、また考え、 そうやって短いレールを次々と継ぎ足してゆくものなのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/12 07:43:22 PM
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