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何度かこのブログにも書いたことがあるかと思うが、私、道を尋ねられることが意外と多い。
せかせかせずのんびりと歩いているものだから、声をかけやすいのだろう。 昨今はもっぱら外国人観光客からだが、先日もおもしろい体験をした。 都会の地下を歩いていたら、顔を曇らせ途方に暮れている5人連れの外国人観光客に遭遇した。 皆疲れ切っていて、特大のスーツケースを握り締めたまま呆然と立ち尽くしている。 私はあまりに悲壮感漂うその光景にギョッとしてしまったのだが、その時にその中の一人の女性とふっと目が合ったのである。 するとやっぱりエクスキューズミーと声をかけられた。 質問は実に簡単だった。 「出口はどこ?」 この言葉が5人のすべてを物語っていた。 言うまでもない、地下で迷ったのである。 ぐるぐる歩き回ったけど出られなくなったということは、どこからどう見ても明らかだった。 ◯◯へ行きたいからどこの出口を出たらいいか?という質問ではない。 とにかくこの地下から出たい、ただその一心のみであった。 …ということを瞬時に察した私の答えはたった一言。 人差し指で天を指して「up」。 これ以上の言葉もこれ以下の言葉もないと思った。 と、その私のupという一言で、皆、消えていた灯りがパパパパパッと5個付いたかのように、一瞬にして目が輝いた。 そうだよ、上に上がればいいんじゃないか!ハハハ!私たちは一体何をしていたんだ! と言っているように聞こえた。 みるみる内に笑顔が戻って生気が蘇り、あの青かった顔はどこへやら。 ちょうどすぐ先にエスカレーターがあったので、これで地上に上がってねと伝えて別れたのだが、お役に立ててホッとした。 空、見えた? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026/09/12 07:30:04 PM
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