アトピー患者の為に作っているスキンケア商品で肌荒れした
11月には45歳を迎える。最近ちらほらと白髪が生えるようになってきた。そして、肌が年々干からびてきた。かれこれ5年ほど化粧はしておらず、ワセリンかオリーブオイルを塗るのみだったけど、あまりに乾燥がひどいものだから、ついに顔のスキンケアなるものを始めてみようかと一念発起した。珍しくちゃんと下調べして、これなら使えそうと納得した上である試供品を手に入れた。肌荒れを起こさないか確かめないことには使えない。一日目、恐る恐る手の甲に塗ってみる。よし、大丈夫。二日目、恐る恐る腕の内側の皮膚が薄い部分に塗ってみる。ここも大丈夫。三日目、恐る恐る首に塗ってみる。おー使えた!四日目、恐る恐る、恐る恐る、顔に塗った。!!笑えるぜ。ちゃっかり肌荒れを起こしてしまった。某メーカーが販売しているアトピー患者の為に作っているスキンケア商品で私は肌荒れしたのである。ムズムズかゆくなって顔全体が赤く腫れた。瞼がぽってりと厚く重たい。ギャッと驚いてすぐに顔を洗って落とし、せっせとステロイドを塗るという何をやってんだか分からない状況に。鏡を見ながらステロイドを塗る時は、グッと胸が詰まって泣けてきた。ほとほと自分が嫌になる。アトピーの人が使えるという商品でさえ肌荒れを起こす私。じゃあ一体何を使えばいいの?そうやって頭をもたげる内に、結局行き着く先は自分治療しかない、という考えに至るのである。こう考えてしまうのも無理ないと思う。だって、こんなにも肌が弱く頼れるものがないのだもの。今残すは膝の湿疹だけとなったが、もし無事に膝も完治したら、自分治療第二章と称して、次に目指すはアトピー完治かもしれない。私は、一生をかけて自分自身の身体と向き合っていくのだな。この度の肌荒れで心新たにした。