閉経への道のり『汗の行き先』
41歳から更年期が始まり、ピタッと汗をかかなくなった。汗には生活に支障をきたすほど悩まされていたので、毎日が、まるで狐につままれたような平和で安らかな日々である。が、ずっと懸念していることは、更年期が終わったら、はて、一体どうなるのかということ。また滝のような汗が流れ出すのだろうか。それとも、老いに従ってこのまま汗をかかない穏やかな日々が千代に八千代に続いていくのだろうか。現時点ではまったく以て見通せず。そもそも更年期の症状でまずホットフラッシュに襲われる女性が多い中で、なぜに私だけが逆行しているのか、これは病気のせいなのか、はたまた何か他に原因があるのか、それさえも結局わからないままかれこれ4年が過ぎた。これは一度主治医に尋ねてみてもいいかもしれない。と、私はまだ閉経していない。更年期が終わるなんてのはまだまだずっと先の話だ。今から考えるなんて取り越し苦労以外の何者でもないことはわかっているが、あちらこちらに考えを紛らせても、詰まるところ“出発点”である汗のことに戻ってくることは否めないのであった。