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2007/04/03
テーマ：フィギュアスケート(3606)
カテゴリ：*フィギュアスケート*
フィギュアネタ、最後にすると宣言してしまった後ですが（＾＾；）、TO.さんからシーズン終了の締めくくりとして、2007年4月1日の名古屋フィギュアスケートフェスティバルに行かれた際のレポートを頂きましたので、こちらに掲載させていただきます。 TO.さん、いつもありがとうございます。 以下、TO.さんによるアイスショーレポートです。 約20分長蛇の列に並び、出場選手の写真（ワールド代表は昨シーズンエキシと東京ワールドエキシの写真2枚ずつ、他の選手は１枚ずつ）と今シーズンの代表的な戦績が載った薄いパンフレット（無料）を貰って開演30分前に入場。午後行われていたスケート教室が終わりに近づき、司会役の愛知県スケート連盟の久野千嘉子・フィギュア委員長が「これからトップスケーターの方に握手は時間が無いので手をタッチしてもらいますので、選手は輪になってください」と仰り、下記トップスケーターが登場。一回りして順次小さい選手に手をタッチしたのですが、その際、舞選手が真央選手に近づく場面があり司会者から「舞さん、トップスケーターに近づかないで」と注意が。毎年行われているイベントのルールというか、格差の厳しさというか、独特のものを感じました。 予定の16時に5分遅れて、開演。まず、久野委員長が「競技をより深く見ていただけるようスピン、スパイラルのレベルを紹介します」、ノービスの松原、村上、中村選手の順に登場して前半スピン・後半スパイラルに分けて、レベル１からレベル３又は４まで低難度から高難度へ順に披露していきました。みなさん、ビールマンなどスピンは上手。その後ショーに移りました。 出演者： 【トップスケーター】中野、高橋、浅田真央、安藤、（予定されていた織田選手は急遽欠場） 【地元トップスケーター】吉田美理、曽根、鈴木、浅田舞、恩田、小塚、中庭 【ノービス】宇野昌磨、近藤里奈、渡辺真央、村上佳菜子、松原彩華、中村愛音、（欠場：日置檀） 第一部 【ノービス】が上記順で演技。長久保コーチの中村、山田コーチの秘蔵子村上両選手は、うまい。 【トップスケーター】が上記順で演技（高橋：ノクターン、浅田：オーバーザレインボー、安藤：三日月）。高橋選手を除く3名は演技後、短い挨拶。 中野さんは、インカレの白衣装でアメグレを半分くらい。「滑りなれたここで滑れてうれしい。先週の世界選手権に出られたのは、とても、とてもうれしかった。応援に感謝しています。しかし、十分には納得できていないので、次へのステップにして来シーズン頑張りたいと思います」と挨拶。 整氷15分 第二部 【地元トップスケーター】が上記順に演技。 曽根選手が犬のぬいぐるみ衣装とおもちゃの犬を使って101匹ワンちゃんで沸かせました。 鈴木選手「大学卒業したが、現役を続けます」。 恩田選手、演技の前に挨拶。「四大陸が終わってから引退を迷っていましたが、4月1日をもって引退することにしました。これまで長くできたのは、両親、先生方、日本スケート連盟、県連盟のおかげ。心豊かになれたのは、応援してくれたみなさんのおかげです。今後はプロとして活動します」。 曲は「信じればこそ」、黒にスパンコールの入った衣装でしっとりと魅せ、高い３T、２Aも決めておられました。終了後アンコールを求める拍手が長く続きましたが、司会者が紹介して舞選手からの花束贈呈で終了。 【トップスケーター】が上記順で演技、曲・衣装は今シーズンエキシの普通のもの。 中野さんは、最後のドーナツスピンの前に、レイバックから片手ビールマンを５、６回転（東京ワールドエキシのVTRがあれば、ドーナツの前のキャッチフットスピンをレイバック－ビールマンに変更）。SPの両手ビールマンより軽やかにやり易いように感じました。大阪公演でも同様だったと思う（突然の片手ビールマンに驚き技の順を断定できない）が、今シーズンの完成形ですね。片手ビールマンは本当に速く綺麗で安定しているので、来シーズン競技プログラムへの組込を期待します。アナウンサーからの紹介で、「夢は3年続けて、お嫁さんになること」「気になっていることは、卒業後の進路」「最近見た夢はドーナツスピンが止まらなくなったこと」。 【フィナーレ】上記以外の小さいスケーターが17名紹介され出演者と手を繋いで周回。その後、(多分サイン入り)ボールを会場に投げ込みました。中野さんのボールは、氷上アリーナにしか届いていませんでした。18時20分終了。 【感想・チケット情報など】 愛知県スケート連盟が長く恒例で続けてきた地元のイベントで、高橋選手だけゲストという感じでした。各選手への花束・プレゼントの投げ込みはOKで、ノービスからトップスケーターまで満遍なく主にアリーナ、スタンド前列から投げ込まれていました（全員10個以上はあったが、今シーズンから長久保門下となった中庭選手だけ少なかった）。ワールドでも千駄ヶ谷駅前で売られていたエアロパックを協賛者のネッスルが会場で販売していましたが、真央選手にエアロのぬいぐるみが5つ以上投げ込まれていました。良席チケットはほとんど選手家族等の地元に配付・販売ということがわかる展開でした（これはそれで良いと思う）。 チケット販売時に感じたのは、アリーナと1階席はほとんど一般販売が無かった、スタンドの前列（2階席７列目までで、A席）も半分程度は地元に。 私はアイクリが外れ、一般販売の機械式電話が1回で繋がったので、A席からトライして売り切れ、B席1枚ゲット、2階席9列目ジャッジ側ロングサイドでリンクをを5等分して左から2つ目あたりの比較的良い席でした（昨年の全日本選手権ではアイクリ枠S席に該当）。チケット状況把握のため2回目の電話で13列B席端のC席近く、3回目B席売り切れ（10時販売開始でこの時点で10時20分頃）の状況でした。来年以降もブームが続いていてどうしても行きたい方は、機械式電話でB席からチャレンジすればまあまあの席が取れるのではないかと思います。アイクリで予約抽選なら希望をA、B、C席の順あたりが良いかなと。 照明演出のない、連盟役員が司会と選手紹介をするという、手作りのアイスショーです。この10日間で東京ワールド競技では3日間終日観戦（21、23、24日）、大阪公演では照明演出でメダリスト勢揃いを見たあとで比べると、さすがに物足りなさは否めません(贅沢になったと反省)。しかし、名古屋地区からこれからも輩出されるであろうジュニア・ノービスのトップ選手も十分な紹介の下演技が見られる、トップスケーターの演技が2プロ見られ挨拶も聞ける、A席４千円、B席３千円と安いことを考えれば、お近くの方は1度行って見られるのも良いかなと思います。チケットが取れれば来年も行くつもりです。 名古屋地区出身の選手はこのショーが一年の締め括り・始まり、聖地とまでは言いませんがここに戻って来てここから出て行くというような伝統的な重みがあり、多分中野さんも将来引退される時は、ここを最後の場されると思えるような雰囲気を感じました。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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目に浮かぶような細かいレポート、いつもありがとうございます
速さのある片手ビールマン、是非プログラムにくみこんでほしいですね 腰に空いてる片手をあてていて、それもまた見映えがよかったとの話と他所でみかけました 「舞さん、トップスケーターに近づかないで」 ・・これってきつい！ 発奮して一層身をいれてくれると良いのですが 中野さんのラストシーズンには是非見に行こうと思いました (2007/04/04 09:56:07 AM)
＞TO.さんへ
詳細なレポありがとうございます。チケット獲得も結構大変だったみたいですね。手作りというのも普段と違うところがまた魅力でしょうか。昨年、荒川さんが提案した「フレンズ・オン・アイス」に観に行った時、なんかほのぼのしていて、プリンスアイスワールドなどとはまた違った味があってよいなあと思った記憶があります。こんなに豪華メンバーなのに、A席４千円というのもやすいですね。 中野さんの片手ビールマン、見てみたいです。キャッチフットも好きでしたが、片手ビールマンをする姿を思い浮かべて、中野さんのキャッチフットとビールマン、それぞれのいいところを取ったようなスピンなのではないかな？と勝手に想像しています。 村上佳菜子選手、一度何かのショーで見ましたが、けっこうよいですよね。背、伸びたかな・・・。ところで、鈴木というのは鈴木明子さんですか？？ (2007/04/04 07:43:37 PM)
TO.さん、いつも詳細レポートありがとうございます！そしてこの場を提供してくださり代理アップしてくださったサバガワ様、ありがとうございました！
名古屋フェス、なんとなくは耳にしていましたけれど、ノービスの子達までトップスケーター達と一緒に出るのですね。これはきっと子供たちにとって良い経験になりますね。地元密着で和気あいあいなお祭りだけれど、トップとそうでないものとの厳格な区分けもしっかりとされている。先日の今川知子さんのサイトの山田満知子コーチとのインタビューを思いだしました。「アットホームな中にも礼儀・しつけを重んじる。そして新しいものに挑戦していく精神」←（要約） このような環境が日本におけるトップスケーターを次々輩出している要因なのでしょうか？まさに「名古屋は一日にして成らず」ですね。 実は某掲示板のスケ板に「名古屋を独立させると」というスレがあって（ご存知の方もいらっしゃるかな？）、たまに覗いたりするのですが、仮にもし日本から名古屋が独立したらどうなるか、、、 世界フィギュア枠 名古屋国、、、3枠 日本国、、、1枠 計、、、4枠 なんと全体からみると結果として1枠増える（笑い） まぁそんなたらればの話はスポーツの世界では厳禁ですが（ですよね？）、それにしても ＞「最近見た夢はドーナツスピンが止まらなくなったこと」 なんともまぁお茶目な夢ですね。CCBあたりに「ロマンチックが止まらない」で替え歌でも歌って欲しいなぁ～。 （続きます） (2007/04/05 12:32:12 AM)
（続きです）
ちょっとおちゃらけてしまいましたが、TO.様、いつもいろいろありがとうございました。そしてサバガワ様、ブログの方また復活されるのを心待ちにしております。私の方もこのオフシーズンを利用してもう少し知識を身に着けたいと思います。 そしてここのブログにつどった皆様方、いつも楽しくもためになるお話を見聞きさせていただいて、ありがとうございました！（なんだか本当に最終回みたいな感じになってしまった。。。） (2007/04/05 12:32:43 AM)
サバガワアサムさん
お忙しい中、掲載ありがとうございました。今シーズンは本ブログへの記事掲載等で便宜を図っていただき、おかげさまでここの皆様と深く楽しく中野さんを応援することができました。ブログを一時休止されるとのこと残念ですが、日が経っての適当な時期での再起を期待します。私もようやく次回観戦用チケットを持たないシーズンに入りましたが、今後観戦の機会があり且つ本ブログが運用されていれば、その時にはまたご相談させていただきたいと思います。 前にも記したとおりブログへの書き込みは原則週末インターネットカフェからに限られますので遅くなりましたが、以下、皆様から本記事にいただいたコメントへの返事をさせていただきます。 (2007/04/06 06:09:41 PM)
TaWaShiさん
＞「舞さん、トップスケーターに近づかないで」 ・・これってきつい！ 発奮して一層身をいれてくれると良いのですが そのとおりです。こういうことを今の浅田家の人に言えるのは、この場しかないですね。舞選手は「日本にいると真央と比較されるので米国の方が良い（一人の選手として見て欲しいという意か）」などと言いながら、昨年のジャパン・オープンで代表選手でもないのに日本代表のジャージを着て代表選手のコーナーに現れる等、知らず知らず真央選手の恩恵による周囲の甘やかしに慣れているのも事実。恩恵により、選手として実力を伸ばす為の良い環境及びショーへの出場機会が与えられることは良いが、周囲の甘やかしに慣れるということでは一人の選手として大成するのは難しいと思う。名古屋では、山田コーチを筆頭に、幼少時から躾だけは特に気をつけて教えていると聞く。些細なことですが敢えて字数を使ってこのエピソードを紹介したのは、先生から送られた貴重なメッセージを舞選手が幅広く捉えて自覚すれば良い方向がでてくるのではと思い、また先生方もきちんとした指導をしているなあと感じたからです。舞選手は、それが自覚できないようであれば、到底、厳しい争いに残っていけるとは思えません。 ＞片手ビールマン、是非プログラムにくみこんでほしいですね この他にもワールドエキシのスピンではバリエーションの新しいものを試みられていますので、片手ビールマンは勿論のことその他のバリエーションも勘案した上で、SP、FPともに最初からレベル４が取れるスピン構成にしていただきたいですね。 (2007/04/06 06:19:32 PM)
みゅりえさん
「フレンズ・オン・アイス」行かれたのですね。1年も経っておりませんが、あれが私の初生鑑賞で特に荒川さんと生ゆかりんに感動し、それ以来、はまりました。その時『さくらさくら』を演技した中村愛音選手が、名古屋地区のノービスのトップですね。中村愛音選手13歳、村上佳菜子選手12歳は二人ともスピン・スパイラル等はビールマンを含めてシニアでも通用するかなという位うまく、3回転も失敗なく跳んでいましたが、安藤選手・浅田選手が出てきた時のようなビックリさせるジャンプは無いです。新採点になってノービス、ジュニアで大きな大会へ派遣されようとすれば身につけるべきことが多すぎて、同じリンクに集う子供がジャンプ合戦をして競い合い高度なジャンプが生まれるという時代でなくなったことが、寂しいです。しかし長久保・山田コーチともにジャンプの指導には実績があるので、この二人がここ数年でジャンプを伸ばしてくる可能性はあります。 一般販売チケット獲得は、早く操作する勝負になります。必要な時には、個別にアドバイスできると思います。 片手ビールマンは、多分想像されているようなものと思われます。大阪の時はびっくりして「確か今のは片手ビールマン？間違いない」と思いここを含めて２つのブログへ簡単に報告したのですが、その他のブログに（応援ブログにも）翌日報告がなかったので、幻かと多少不安になりました。名古屋では確認の意味も含めてどこで入るのか注視という状況で、早くて綺麗なのはわかっても、もう片方の手の位置（多分腰か）など詳細は断定できません。 鈴木明子さんです。大学1年の仙台で摂食障害になってシーズンを棒に振り、数年間の低迷期を経て今年インカレ、ユニバで復活ですから、実家に近い名古屋で生活ができてまだ伸び代があり、選手生活に納得できていないので続行ということでしょうか。 (2007/04/06 06:28:57 PM)
SINSEIさん
＞先日の今川知子さんのサイトの山田満知子コーチとのインタビューを思いだしました。「アットホームな中にも礼儀・しつけを重んじる。そして新しいものに挑戦していく精神」 基本的にお母さんが子供のスケートを見て（教えて）、コーチが時々・肝心な場面で指導するというような名古屋方式の中での発表会という雰囲気ですね。他に比べて今回の観客は、親子連れの比率が凄く多かったように見えました。 個人の競技でありながら、名古屋出身の選手は、今回のワールド入賞者や恩田さんのように、成績を祝福してもらったり、叱咤激励されたり、引退を報告したりという場が設けられていることは、幸せなことだと思います。 ＞私の方もこのオフシーズンを利用してもう少し知識を身に着けたいと思います。 成果を時々ブログで報告してください。私もそれを勉強させていただいたり、可能なら情報提供させていただきたいと思います。 (2007/04/06 06:37:53 PM)
TO.さんへ
記事と皆様へのお返事に書かれている内容と合わせて読ませていただき、さらにショーの様子がよく解かりました。きちんとしたお礼が遅れましたが、貴重なレポートを有難うございます。 ＞お忙しい中、掲載ありがとうございました。今シーズンは本ブログへの記事掲載等で便宜を図っていただき、おかげさまでここの皆様と深く楽しく中野さんを応援することができました。ブログを一時休止されるとのこと残念ですが、日が経っての適当な時期での再起を期待します。 こちらこそ、ためになる情報をこのブログにアップすることができ、自分自身のためにもなりましたし、色々な人と交流でき、本当に楽しく過ごせました。 前にお願いした、観戦レポートも、今回の記事のように、立派なものを送って頂き、感謝しております。こちらの事情で急がせてしまって申し訳ありませんでした。 フィギュア素人のブログながら、ファンのかたが楽しく集まれる場を作れたのはTO.さんのお力のおかげですので、（図々しいお願いですが）またご協力いただけると嬉しいです。 ＞私もようやく次回観戦用チケットを持たないシーズンに入りましたが、 随分お忙しい日々を過ごされたようですね。お疲れ様です。 ＞今後観戦の機会があり且つ本ブログが運用されていれば、その時にはまたご相談させていただきたいと思います。 是非お願いいたします（＾＾） （更新休止中でも、私達が知らない情報がありましたら、それは大歓迎ですので＾＾） では、今季はお世話になりました。 来季もまた宜しくお願い申し上げます。 (2007/04/07 02:24:13 PM) |
どぴゅ@
