第1話 シアワセなレナ
いつも通りの異常気象・・・
一度目なら、今度こそはと私も思う。
避けられなかった惨劇に。
二度目なら、またかと私は呆れる。
避けられなかった惨劇に。
三度目なら、呆れを越えて苦痛となる。
七度目を数えるとそろそろ喜劇になる。
Frederica Bernkastel
数度目の昭和58年 初夏 雛見沢
いつもの学校・・・
体育の授業で水鉄砲バトル。部活で負け続きの圭一とレナは本気を出して戦う。本気を出したレナは強い。圭一もまた同じだった。多彩な攻撃で次々とみんなを倒し、最後は圭一とレナの一騎打ち。
だが、チャイムが鳴り勝負は次の機会への持越しとなった。
楽しい部活、学校・・・。幸せをかみ締める圭一。レナもこっちに来て一年、学校が楽しいという。

レナのとびきりの笑顔・・・圭一はそれを見て一瞬 寂しそうだと思った
レナは必死に幸せだと思い込む。離婚した父親が恋人(間宮リナ)を作っていても・・・
仲の良い二人を見て自分の居場所がないと考えてしまうレナ。だが、気がつくと(体育のときに怪我をした)傷を掻いてしまっていた
家に居辛いレナはいつもの場所に宝捜ししにいく。
圭一たちには家庭の事情は話していない・・・
この程度の辛さ昔に比べたらたいした事じゃない
・・・傷口がかゆいレナ・・・
すると傷口から何かが出た・・・それはかつてオヤシロさまが消してくれたうじ虫だった・・・
私は幸せになった・・・オヤシロさまの祟りは終わったはずなのに・・・