変な日本人のおばあさん 1
変な日本人のおばあさん 1これは約2週間前の土曜日に起きた出来事です。この日はカナダの母の日前日で、前に日記にも書いたように彼の家に遊びに行きました。いつも彼の家に行く時はバスを利用しているのですが、その時変な日本人のおばあさんに出会ったのです。そのおばあさんとの出会いはこうでした。私はいつものようにバス停の前のベンチに座ってバスを待っていました。でも、ふと思って学校の中にある掲示板にバスの時間を見に行ったんです。(そのバス停は学校の敷地内)すると、その掲示板の前にあるベンチにアジア人らしきおばあさんが座っていたのです。そのおばあさん、私の顔を見るなり、「Do you know ○○○○(私の彼氏の名前)?」って聞いてきたんです。私は『(‘ー‘;)え???何でこのおばあさん彼のこと知ってるの???』と思いつつも「Yes, I know him, but why do you know him?」と答えたのです。するとこのおばあさん、初めこそは英語で話してたものの次第に日本語で話し始めた。私も『この人、日本人だよなぁ。。。』って思ってたんだよね。実は。彼とこのおばあさんは2年前、お年寄りが行く施設で出会ったとかで、その頃彼はよくこの施設に遊びに来てたとか、なんとか。そして、私のことは数日前にモールで彼といるところを見かけたから知っていたそう。そして、そのおばあさんいわく。。。おばあさん:「あの子(私の彼氏)には気をつけなさいね。あの子あんなに良い顔してるけど、ほんと無責任なのよぉ~~~。」私:「(´・ω `・)ハァ...?」おばあさん:「私があの施設によく通ってた頃、あの施設によく遊びに来てねぇ。日本語教えてほしいって言うから、約束したのに、待っても待っても来なくてねぇ。1ヶ月ぐらい経って見かけたから聞いたら、1ヶ月間日本に旅行に行ってたとかって、ケロッとした顔で言うのよ~。ほんと無責任よねぇ~。」私:『彼氏が日本に行ったのは3ヶ月以上だけど??』(心の叫び)おばあさん:「それにね~、私あの子に日本語のテープを貸してあげたのね。あのテープは私のお姉さんのテープでね。そのお姉さんはもう癌で亡くなってるから、あのテープは形見のような物なの。でもね、ちっとも返してくれなくて、催促してあの施設のフロントに返しておいてくれるように頼んだのに、結局返してくれなかったのよ~。ほんとに無責任よね~~~。」私:『ほんとかよ・・・。』(心の叫び)おばあさん:「それからねぇ~、あの子のお母さんは韓国人なのよ。」私:『( ^Д^ )ハァ?』(心の叫び)「彼のバックグラウンドはロシアンですけど。家族もちゃんといますし。」おばあさん:「いえ、違うのよ!本当のお母さんはカナダ人なんだけどね、韓国人のお母さんもいてね。一緒に住んでたのよ!!韓国語で“お母さん”なんて呼んじゃって、いつも仲が良くてね。ご飯もいつも作ってもらってて、家賃だって払ってなかったのよぉ~。」私:「(´・ω `・)ハァ...?」おばあさん:「ほんと顔が良いと得よね~~~。あんなに無責任なのに、いつもいろんな子からラブレターなんてもらっちゃって。本人は“要らないって言うのにもらうんだ。”なんて言ってたけど。」私:「私もそのラブレター見たことありますよ。本人は嫌がってましたけど。しかも、あれは誕生日カードとか、お礼のカードでしたよ。」おばあさん:「女の子みんなにそう言ってるのよ。きっと!騙されちゃだめよ~。」私:『ハァ?(゚д(゚д゚)д゚)ハァ?』(心の叫び)と、ここで丁度バスが来たので、慌てて走り出す私達。このおばあさん、年寄りのくせに走るのは速かった。そして、まだまだこのおばあさんの話は続く・・・。つづく。。。templates designed by himeco