ハンドメイドソープストーリー


~ * Hand Made Soap * Story ~
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ERIC THE MARKET *Hand Made Soap*    ERIC THE MARKET *Hand Made Soap*    ERIC THE MARKET *Hand Made Soap*



「石鹸」と言えば、日常生活の中では特に意識もされず、最も軽視されがちな存在ではないでしょうか?
泡を立てて洗うものというくらいの認識で、 お中元等で大量に頂いてずっと残っている邪魔者のような、 どうでもよい扱いをされてきたように思います。

単に「石鹸」とは言っても、製造方法・使用される原材料とその配合等により、 「使い心地」は千差万別です。


私自身はココナッツ系オイル(ココナッツ油、パーム油、パーム核油)が苦手で、配合率が高いと指先がガサガサしてしまいますし、鹸化率(油脂が石鹸になっている割合)が低いものはヌルヌルしたりベタベタしたりして肌に残るように感じます。
夏は汗をかいたり皮脂が多くなったりするのでキツめの石鹸も使えるのですが、日に何度も使ったり、秋風が吹いてきたとたんにガサガサ。。。あれっ?昨日まで平気だったのに。。。ということが多いです。人間の肌って、同じ人でも季節や気候や体調なんかによって全然違うものなんですね。本当に不思議です。

今や「手作り石鹸」は我が家の生活にはなくてはならない存在です。おかげさまでボトル容器がほとんどないので、ゴミが少なくなるし、洗面所やバスルームのスペースで邪魔になるものがないのもメリットです。

最近は台所用液体洗剤の代わりに、アクリルたわし「米油」で作った石鹸を使用して食器を洗っています。洗いあがりもすっきりしっとり(?)の食器になり、食器洗いを日に何度も繰り返しても手が荒れないので片付け物が苦にならなくなりました。


個人が作る「手作り石鹸」は単なる「石鹸」というよりも、それぞれを独立した作品のように愛着を持って育てられています。
「油」から「ドロドロのカスタード状態」になり、型に入れて「固形化」していく様子は、草花を種から育てるのと同じような気分です。固形化した石鹸がだんだん乾燥してゆき、石鹸となるために徐々に化学反応して熟成してゆくのを時間をかけてじっくり辛抱強く待つ。。。
この過程が最もじれったく、また、どんな石鹸になってくれるのだろうとワクワクする期間でもあるのです。

そして、解禁日(熟成期間が終わって使用してもよいと思われる最短熟成期間)がくると、やっと石鹸として使ってみることが出来る。。。
水で濡らして泡立ててみた感覚、そして、洗い流した後の肌の触感を自分で確かめる。。。
そんな日のために、この「手作り石鹸」は生まれてきてくれるのです。

そして、自分だけのための貴重な時間に「手作り石鹸」がなくてはならない生活になったとしたら、きっと毎日の手洗いでさえ幸せなひと時となってしまうことでしょう。



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