胃捻転とは・・胃捻転は胸の深い犬種、特に大型犬種 (セントバーナードやグレートデンなど)によく発生する病気です。 しかし、あまり知られていないそうですが、中・小型犬にもまれに発症するそうで、 その中でもダックスは起こりやすいと言われているようです。 原因は明らかにはなってないようですが、 多くの場合、急激な多量の食餌や水の摂取、および食後すぐに運動することによる 胃の拡張などが関与していると考えられています。 胃捻転の場合、 急激に腫れ上がった胃がすぐ近くにある脾臓(ひぞう)や 胃に分布する血管を巻き込んで90度から180度、時には360度ねじれていきます。 ねじれる事によって胃の出入り口がふさがれてしまうので、 胃内は内容物やガスなどでさらに膨張していきます。 胃の捻転が大きな血管を巻き込むことで血液循環が不十分になり、 全身の循環障害を起こすので重篤なショック症状に陥ります。 症状としては・・ 1.急激に腹部が張る 2.何度も吐こうとするが、吐けない状態が続く 3.呼吸がおかしくなる 4.落ち着きがなくなる こうした症状が続くと、舌が白っぽくなり血圧が低下してショック状態に陥ります。 (この状態になると手術を行っても、死亡率は大変高いそうです) この病気はすぐに治療を開始しないと致命的な結果になることがよくあります。 拡張した胃を減圧させ、全身の血液循環などを改善しショックを軽減させていきます。 場合によっては緊急開腹手術を行い、捻転した胃を戻す処置なども行うそうですが、 最悪の場合死亡率は70%以上になるそうです。 なので、飼い主にできることは似た症状が出たら、 大至急病院に連れて行くということだけと言えます。 「みどりが胃捻転になった時」へ |