うっとりと実って

「家畜人ヤプー」の作者さんがお亡くなりになったらしい。ネットのニュースでみた見出し。

天野哲夫氏死去＝「家畜人ヤプー」作者と告白（時事通信）
「家畜人ヤプー」の作者と告白、天野哲夫さん死去（読売新聞）

…亡くなられた方に対して不謹慎かもしれませんが、この見出しだとお亡くなり間際に「白状」したみたいに読めるじゃないですか!?

読んだことがある人にはわかると思うけど、「家畜人ヤプー」の内容が内容だけに、すごくそれっぽい。


家畜人ヤプー（第1巻）

そんなことはないです。「自分が書きました」と名乗り出られた的な話はずいぶん前に聞いた気がします。

いわゆる覆面作家ですね。普通のペンネームとどこが違うのかというと、細かいプロフィールが明らかにされない点かな。最近は身内がSNSで情報を流したとか、そんなつまらないことからバレそうな気がするんですけどね。

ふと気になったのが「覆面作家」は印税がもらえるのか？という点。そもそもペンネームで銀行口座は開設出来るのか？

最近は身分証明の確認がうるさくなってるので、ペンネームのみの口座というのはむずかしそうな気がします。ペンネーム＋本名みたいな口座（法人みたいなかんじ）は書類をそろえればつくれそう。

でも、それだと銀行で名前呼ばれたらバレバレに…。

ここまで考えて思いついたのが、「現金でもらう」。これなら編集者（出版社の人）と本人のやりとりなのでかなり秘密は保たれるか？

…ここまで考えて思いつく。本名でもらっちゃだめなのか？本の著者名はペンネームで、収入を受け取るのは本名で。こういうやりかたができるなら、その方がいいよね。確定申告もスムーズだ。

そんなことを思いつつちょっと調べてみたら、「立場上、本名ではもらえないから覆面作家にした」なんて人もいるらしい。なんだそりゃー!!

覆面作家の世界は奥深い…。