うっとりと実って

[本（図書館の話含む）] カテゴリの記事

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  ミステリの結末を忘れる今日この頃

  ミステリ好きなのですが、最近よくミステリの結末を忘れます。年かなー、年ですね。昔読んだ本の内容は覚えているのに、数年前くらいに読んだ本だとどうもダメですね。江戸川乱歩の「三角館の恐怖」。3年前くらいに読んだはずなんです。で、トリックはほぼ覚えているのです。でも犯人の動機がなんだったか忘れてしまいましたー。ストーリーもほぼ覚えてるのに、最後の方で明かされる犯人の動機だけ忘れているという中途半端な状態。中途半端に覚えているので、もう一度読み直すのもちょっと…というかんじです。ちなみにこういう忘れ方をするのは、短時間で流し読みした本だけですね。時間をかけてじっくり読んだり、何度も読み直した本だとやはりしっかり覚えています。「三角館の恐怖」よりももっと長い長編でも、じっくり読んだ本は覚えているのでやはり気持ちの入り方というか、気合というか、興味の度合いというか、そういうのが違うのでしょうね。江戸川乱歩…特に少年探偵団あたりのシリーズは乱読というか、流し読みしがちで。ダメですねー。「三角館の恐怖」は海外の作家の作品を乱歩が翻案したもので、わりと面白かった気がします。翻案物だから乱歩趣味全開というわけじゃありませんが、逆に乱歩のちょっとアレな趣味が苦手という人にはいいかもしれません。【送料無料】三角館の恐怖

  2011.09.06

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• 俺様が教師としてホグワーツに来る超展開希望！

  ようやく「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を読みました。お気に入りキャラのスネイプ先生が…。せっかく念願の（？）「闇の魔術に対する防衛術」の先生になれたというのに。お約束のジンクス発動。なんだか次巻（最終巻）で死んじゃいそうな展開です。ハリーはシリウスの一件以来、スネイプ嫌いに拍車がかかってます。しかし、シリウスの件はどうみてもハリーの若さゆえのうっかりミスというか、周りの人の助言を受け入れず独断で突っ走ったのが主な原因。老獪な「例のあの人（日本語版の一人称：俺様）」の罠に自分から飛び込んだわけで…。スネイプがシリウスに嫌味を言った件についても、学生時代から仲が悪い二人。スネイプは魔法薬の授業を持ちながらスリザリンの寮監も兼任中。授業でたくさん課題を出しているということは、それをチェックする必要もあるわけですよ。それに加えて不死鳥の騎士団の仕事、二重スパイ、おまけにハリーに閉心術の特別授業。とにかく忙しい。働きすぎです。それに二重スパイはちょっと判断をあやまると疑われるので気が抜けません。騎士団アジト（というかシリウスの自宅）でわけあり待機中のシリウスに嫌味の一つくらい言っても許してやれってかんじです。まあ、ハリーは若いから仕方がないけど、今まで何かとスネイプに助けてもらっているんだから、もうちょっと感謝の念をと思ってしまうのでした。ハリーはかわいげのない生徒なんだろうなあ。同じ生意気でもドラコの方がかわいげがあるような気が。「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の感想で、私が疑問点としてあげていたスネイプ先生が「先生」になった理由が今回明らかにされていましたね。ハリーの両親の死のきっかけを作ったことが原因でしたか。改心は本物だと思いたいところです。ハリーに対して本音を語れないであろうスネイプの「臆病者と呼ぶな！」のあたりは精一杯のセリフですよね。ところで「ハリー・ポッターと謎のプリンス」では、「俺様」もかつて「闇の魔術に対する防衛術」の先生を希望して就職活動していたことがわかりました。もうダンブルドアが反対することはないので、今度こそとばかりに「俺様」が誰かになりすましてホグワーツにのりこんでくる展開希望！闇の帝王が教える「闇の魔術に対する防衛術」というのはかなり興味深いのですが、ダメかな？殺る気満々でホグワーツに来たのに、ハリーがホグワーツを離れてしまってがっかりする闇の帝王とか、「闇の魔術に対する防衛術」を教える先生は1年以上続かないのジンクスにきっちりひっかかる闇の帝王とか期待しています。ストーリー展開には正直あんまり期待していませんが、スネイプ先生が幸せになれるかどうかだけが気になるのでたぶん最終巻も読むだろうと思います。あんまり分厚くなければいいんですが…。ハリー・ポッターと謎のプリンス携帯版

  2007.03.11

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• ゲド戦記

  ジブリ映画の元ネタらしい3巻「さいはての島へ」を読みました。1巻「影との戦い」を読んだのはもうはるか昔のこと。「影との戦い」はジブリ向きの「エンターテイメント」じゃないけど、作りようによっては見せ場もできそう。「じゃあ3巻は？」と思って読んでみたわけです。そして感想ですが…暗い。既におっさんになってる大賢者ゲドと若者アレンの旅話。若い女性キャラは登場しないし華やかさに欠けてますよ。テーマも哲学的。どーすんのコレ。宮崎2代目監督襲名披露作品としてはハードルが高くないですか？と、ネタバレ系の「ゲド戦記の試写会行きました」ブログをいくつか見てみると「父親を刺した（殺した？）アレンが、逃亡先でゲドと出会い…」。ちょーっと待ったーっ!!原作3巻では「魔法が消えていっていること」を知らせるために、王子アレンが使者として中央へ旅立ってるわけですよ。そこでゲドに出会うわけ。「重責を担った使者」からいきなり「犯罪者」になっちゃってるの？調べてみると未読の4巻の内容も絡んでるし、宮崎駿氏原作「シュナの旅」も絡んでるとか。4巻はいいとしても、「シュナの旅」を混ぜちゃうのはいかがなものかと。それを公言するのもどうなのかと。ル・グウィンさん怒らない？ジブリ側としては「駿監督じゃなくてもジブリ・クオリティは変わりませんよ」というアピールがしたかったのかな。でも、2代目は父親の反対を押し切って（？）、経験のないアニメ監督業を継いだという話。それでも「未経験者」という部分に「親の七光り」を感じた人は多いはず。なのに「シュナの旅」をもってくる感性はわからないなー。大作映画で失敗できないから仕方がなく？…えーと、映画を見る人は「宮崎駿監督作品のコピー映画」がみたいわけじゃないんですよ。2代目のオリジナリティってどのあたり？まずはジブリの美術館用の作品か、TV-CMあたりでデビューした方がよかったんじゃないかなあ。ところで、原作の方はなかなかいいテーマ。2巻「こわれた腕輪」と4巻「帰還」も読んでみようかな。■ゲド戦記（全6冊）

  2006.07.13

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• 彩雲国で気になった点、その２（ネタバレあり）

  その１からの続きでその２。主人公たちの経済活性案（？）を通すため、話を聞いてもくれない工部のお偉いさんとなんとか会う事には成功した主人公。話を「ひと言」だけ聞いてやるといわれた主人公は、酒好きのお偉いさんに酒の飲み比べで勝ったら話を聞いてくれるように頼むのでした。主人公はお酒に強いのかどうか自分でもわからないという状態。はい、ここでツッコミ。小説内でも突っ込まれてましたが、お酒で死ぬ人はいます。根性や心意気でたくさん飲めるというものではありません。この話、設定された世界は架空の国のファンタジーですが、死者を魔法で生き返らせるということが日常的に行われている世界ではなさそうです。自分の限度を知らない主人公が飲み比べに持ち込むというのは…。ここで主人公は飲んでみたら「知らなかったけど実はお酒に強かった」という設定が明らかにされたのでした。そして、酒の飲み比べは途中から利き酒に変わり、さらに大の男でも飲めないきつい酒を飲み干したところで主人公の勝利が認められます。お偉いさんは主人公の「根性」を認めてくれたのでした。はい、ここでもツッコミ。いや、もう突っ込む気力も…。主人公補正ってやつが強すぎるよー。お偉いさんの理屈もムチャあるし。学術研究機関の設立よりも、実は主人公の赴任している州には土地はやせているけど、調べた結果お酒にいい湧き水だけはすてるほど湧いてるってことにして、材料（米とか果実）と技術者があればいいお酒の名産地にしてみせます！って方がよかったのでは？あ、それだと建設関係を司る工部に交渉に来る必要ない？じゃあ、隣の州がお酒向きのいい米の産地だけど、隣の州に続く橋が先日の大雨で流されたので補修工事してくださいとか。で、利き酒勝負に持ち込むとか。主人公の「仕事ぶり」には「？？？!?」なんですが、そのほかはそれなりに楽しめるのでもったいないような気がするんですよ。仕事に比重を置かない構成にすることはできなかったのかなー？前置き記事はこちら。

  2006.05.17

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• 彩雲国で気になった点その１（ネタバレあり）

  彩雲国物語は1巻から4巻までと「欠けゆく～」を順序バラバラで読んで、「漆黒の～」「朱に～」の2巻分未読。それが抜けてるためにとんちんかんなことを言ってたらすみません。「欠けゆく白銀の砂時計」で気になった点、その１。官吏登用試験初の女性合格者である主人公は、研修を経ていきなり地方の州牧として赴任することになる。州牧というのは県知事くらいの地位みたい。4巻では赴任先の州に入ってごたごたしたところで終わってましたが、私が未読の巻でどうやらその件は解決した模様。で、この巻「欠けゆく～」では主人公はお仕事してます。農産物ダメ、特産品なし、そもそも土地がやせている。閉鎖的な州なので他州との交流も薄い（商人が来ない）。鉱物は未調査。こんな州の経済をなんとかしたい主人公たち。主人公ともう一人の州牧とで出したアイディアをたたき台にして、州の「有能」官吏達がまとめたのは「人と技術を育成する学術研究機関（それも超優秀な）をこの州に作る」という案。となると、中央の戸部（経済担当）、礼部（教育担当）、工部（建築（河川・道路・都市計画他）担当）の協力が必要。主人公たちは新年のあいさつを兼ねて、その案をひっさげて中央へ向かいます。はい、ここでツッコミ。超優秀学術研究機関をつい最近まで反乱話が出てたような、治安に不安の残る中央から離れたへんぴな州にわざわざつくる国としてのメリットは？そりゃあ国にお金出してもらってできれば、州としては万々歳でしょうけど世の中そんなに甘くない。子供のお遊びにつきあってられないという工部の高官はむしろ常識人。主人公のラブ話中心のストーリーならこんなことどーでもいいんですが、優秀な官吏になって国を支えるのは「主人公の夢」だったはず。一応ストーリーの要なら、ラノベでももうちょっとリアリティが欲しいところなんですよー。さらに続きます。前記事はこちら。

  2006.05.17

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  彩雲国物語

  NHK-BSで放映されてるアニメ「彩雲国物語」の原作を読んでみました。「家柄は超一流だけど貧乏な暮らしをしている主人公：秀麗が、彩雲国初の女性官吏になる話」と聞けばなんだか骨太なストーリー？と勝手に期待してしまうのですが、中身は至ってライトノベル。王様に愛される、周りの人（初の女性官吏なので同僚、上司は当然のごとく全て男）に気に入られまくるは別にかまわないです。女性向けラノベだし。ただ気になるのが、問題解決のリアリティがとっても薄いかんじ。「キャラ萌え」でストーリーは重視してないのかもしれませんが、一応主人公は歴史に名を残すくらいの名官吏になるらしいので、もうちょい説得力が欲しいところ。1巻「はじまりの風は紅く」は第１回ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞作品なので、たぶん原作者さんは若い人なんだろうと思うんですよ。ちょっとこのテーマはまだ早いんでは？という気がしました。1巻を読んだ時はは「まあまあいいんじゃないか」と思ったんですよ。1巻の内容は「やる気のない王様の教育係として、主人公が表向きにはお妃として後宮に入る」という話。当然（？）王様は主人公を好きになるわけです。ここらへんはまだふつうにラブストーリー。キャラクター設定はライトノベルとしては悪くないし、セリフのかけあいなんかは上手いと思います。しかし、主人公は王様がやる気を出したのを契機に後宮を退き、官吏を目指し始めます。そして試験に合格して官吏になり、仕事を始めるわけですが、お仕事話になると俄然現実味が薄くなるのがつらい。お仕事話の方がファンタジーな世界設定よりもさらにファンタジーな印象が…。何もわざわざこんな難易度の高いテーマを選ばなくても、他に扱いやすい題材もあると思うのに。ライトノベルに何言ってんの？といわれるかもしれないけど、いろいろ拙い点がもったいない気が。台詞回しは面白いところがあるので、この作者さんが別の題材で書いたものを読んでみたいなーと思いましたよ。長文かつネタバレ話になりそうなので続きは別で。■彩雲国で気になった点、その１（ネタバレあり）■彩雲国で気になった点、その２（ネタバレあり）■ビーンズ小冊子フェア！対象商品2冊で特典小冊子有効です！【ビーンズ小冊子フェア】彩雲国物語...雑誌　The Beans　ザ・ビーンズ　The Sneaker 2月号増刊

  2006.05.17

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  ねじれた町（眉村卓）

  なつかしくなって読んでみました。青い鳥文庫で復活してたんですね。表紙と挿絵は緒方剛志。ライトノベルのブギーポップシリーズの挿絵の人というとわかるかな。最近だと映画「銀色の髪のアギト」のキャラクター原案絵の人。冷たい感じのする絵がSF作品によく合いますね。眉村卓さんといえば、「ねらわれた学園」「なぞの転校生」なんかが映画やNHKの少年ドラマシリーズになったりと有名。個人的な感想になりますが、ぶっちゃけ上の2作の方が面白いです（ミもフタもなくてすいません）。ねじれた町は途中まで面白いんですけど、最後がちょっと強引な気がするんですよ。上の2作はその点はスムーズに流れてる気がします。「子供向けのジュブナイル小説に対して何をいうか」といわれそうですけどね。引っ越し先の町でおきる不思議な出来事。それを当然と受け止めている町の人たち。そしてやってくる「鬼の日」とは…。こんなかんじのドキドキする話なので、子供時代に読んでおく分にはよい読み物。大人になるとどうも話の裏の意味とか作者の意図とかいろいろ考えてしまっていけませんね。読んでて思い出したのですが、私この「ねじれた町」と光瀬龍の「その花を見るな！」を取り違えていたような気がします。「その花を見るな！」のラストがどうだったか思い出せない…。すごく気になってるのにー。ねじれた町

  2006.04.19

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  切らないでー!!

  つい最近まで棚においてあったいくつかの雑誌が閉架になってました。この図書館では最新号は貸し出し禁止。最新から一つ前の号は貸し出しOKで、開架の棚に置いてあったのです。理由は切り抜き。一覧にあがっている雑誌名を目で追うと、婦人雑誌が多い……。あちゃー、何で切り抜いちゃうかなー？まあ、私も図書館の利用についてはあんまりきれいごとを言える身ではありません。ときどき延滞しちゃってます。ごめんなさい。でも図書館の本に書き込みしたり、切ったりする気持ちってよくわからないんですよね。メモが取れないほどの文章量ならコピー申請すればいいじゃないですか？昔と違ってコピー料金もお手軽になったし。ついでに、図書館の本って不特定多数の人が触ってるから、見た目よりも汚れてることも多いんですよねー。そんなこんなで、わざわざ切りとる理由がないと思うんですけど……。資料を探して図書館に行って、切られてたり、抜けてる号があったりすると大変なんですよー。10年近く前の雑誌ってなかなか探すのに苦労するんですよ……。一人が気軽に切りぬいちゃうと、その後から読む人全員、何年にもわたって影響が及ぶもの。不便にはなるけれど、ビジネス雑誌みたいに貸し出し禁止（その図書館では貸し出し禁止になってるんですよ）の方がいいのかもと思ってしまいます。私は調べものをしに行くことが多いから、図書館へはメモ帳と筆記具を必ず携帯しています。メモると記憶にも残りやすいので、是非オススメ。RHODIA　ブロックロディア　M（NO.16）NORRA　ウッドペンケース　ネイビー

  2006.02.22

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  図書館で借りるビデオ

  レンタルビデオの会員になったことはほとんどないのですが、図書館では学生時代に映画のビデオをよく借りていました。最新作や友達の間で話題になりそうな作品は軒並み貸出中。仕方なく借りていったジャンルは「ミュージカル」「モノクロ作品」。「ミュージカル」は苦手な人がいる様子。「モノクロ作品」はおそらく「古臭い」と思われてるのでは？意外とミュージカルが面白い。「恋の手ほどき」「イースター・パレード」「トップハット」いろいろ借りてました。となると次は「モノクロ作品」も借りてみようか気持ちに。「バルカン超特急」「或る夜の出来事」「要心無用」「お熱いのがお好き」。あれ？どれも面白いよー!!もちろんこの後、ヒッチコック、フランク・キャプラ、ハロルド・ロイド、ビリー・ワイルダー作品を借りまくることに。ライバルが少ないので、どんどん借りてました。こういう昔の作品ってあんまり借りない？図書館においてる映画作品って、司書の人の趣味が微妙に反映されるのか、あたりはずれも確かにあります。でも意外に好みの作品との出会いもあるので、お試し感覚で見てみるといいかもしれませんよ。

  2006.02.08

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  図書館夜道とLED

  このごろ近所の図書館は遅くまで開いています。私が子供の頃は日暮れ前に閉館というイメージだったんですが、会社帰りの人も使えるようにということでしょうか。私も夜、閉館ぎりぎりに本を返しに行ったりします。もちろん前回書いたように自転車利用。今日借りてきたのは「風神秘抄」。荻原規子氏の作品を読むのは「西の善き魔女」以来だけど、どうかなあ。もう自分の年と離れすぎちゃって、あれはそんなに面白いと感じられなかったんですよ……。荻原氏の作品はこれで最後にするかな……なんて思いながら借りました。帰りはもちろん日が暮れてます。今の季節、黒コートに黒パンツ、黒靴と黒づくめ。自転車のライトをつけていても、対向自転車が黒づくめだとヒヤッとすることがあります。楽天でちょっと面白い小物発見。「LEDペンダント」。LEDって信号機も増えてるなーと思ってましたが、こんなものまであるのね。英数字入力だけど、流れる文字は買い物メモにしておけば一石二鳥！（英字ならぱっと見わかるまい）なーんて考えてしまいましたよ。完売追加！NYで大ブレイク♪洒落好きは要チェック！入力した文字が流れる　LEDペンダント【レッ...完売追加！NYで大ブレイク♪洒落好きは要チェック！入力した文字が流れる　LEDペンダント【ブル...

  2006.01.19

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  大型本を図書館で

  図書館ヘビーユーザーです。資料を探しに行くので自転車で行きます。大型本を8冊借りると、大きなリュックでも入りきりません。これまで一番「持って帰れないよ、これー」と思ったのは、「世界大博物図鑑」（著者：荒俣宏）全5巻プラス別巻2冊。大型本は借りられないことも多いのですが、その図書館では借りられることになっていたので予約してみました。世界大博物図鑑（第1巻）ええ、予約は一度にしましたよ。でも予約したものが同時期に全部来るとは限らないじゃないですか。「1冊、いや多くても一度に2冊くらいよね！」と高をくくっていました。ある日図書館に行くと「予約の本が届いていますが……全部借りて帰られますか？」。全部？……いやな予感がする……。とりあえず持ってきてもらうとやっぱり7冊全部きてるー。しかも思っていたよりも幅があるー。リュックに入れてみると、2冊までしか入りません。しかも激重。オマケにその日は雨。晴れていたら自転車の前かごに入れることもできるのですが。その日は2冊で勘弁してもらいました。取り置き期間を確認して。大きな図書館だと、キャリーバッグ持ってきている人もいますね。みんな苦労しているのね……。旅行にも、ちょっとしたお出かけにも便利軽量ショッピングカート【初売りセール2006】

  2006.01.10

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  「ブレイブ・ストーリー」宮部みゆき

  2006年夏アニメ映画公開予定の「ブレイブ・ストーリー」。原作本の小説を読みました。愛蔵版を読んだのですが、通常版との違いは挿絵があることだけらしいです。愛蔵版の分厚さとか挿絵から読み始める前は「はてしない物語」（ミヒャエル・エンデ）みたいな雰囲気を想像していたのですが、全然違いました。どちらかというとRPGゲームみたいな印象。ストーリーも「はてしない物語」は現実に幻滅している主人公が異世界に救世主として招かれ、その役を果たした後、居心地のいい異世界からいかにして再び現実に価値を見出し、自分の世界に戻るか、という話。「ブレイブ・ストーリー」は現実に対して無力な主人公が、自分の運命を変えるために、たどりついた者の願いをかなえる女神が住むという「幻界」にある「運命の塔」をめざす話。テーマというか目的が違うのです。「幻界適正能力の偏差値三十五。特殊技能ゼロ。体力値はかろうじて平均。勇敢値最低」の見習い勇者の冒険「ブレイブ・ストーリー」。RPGゲーム好きならこの説明をみただけで、「とりあえず仲間を集めないと。魔法系の」とか「装備を整えれば一人クリアできるか？」とかいろいろ想像をしてしまうでしょう。ちょっと長いですが面白いです。最後をどう締めるのかと思いましたが、さすがにうまい。いい終わり方でした。ブレイブ・ストーリー（上）ブレイブ・ストーリー（下）

  2005.12.05

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  リサイクル本もらってきました

  先日リサイクル本をもらえるイベントがあったので行ってきました。住んでいるところによって違うのでしょうが、こちらでは年に1回。土、日の2日間で制限時間１時間。事前申込制（抽選あり）です。毎年やっていますが、参加は2回目。去年は抽選で落ちました。本は児童書、実用書、専門書、文学書、小説などジャンルはいろいろ。ハードカバーから文庫本までさまざま。体育館くらいの大部屋のテーブルいっぱいにおいてあり、そこから自由に選べます。ひとり10冊までで、紐でくくってある本は1セットで1冊分カウント。こんなかんじのイベントです。前回は土曜日の開館直後の時間帯に申し込んだので、読みたい本もそこそこあったのですが、今回は土曜日閉館前の時間帯。欲しいと思う本があんまりない……。なぜか目に付いたのが、ベリーローダンシリーズ。いや目に付く理由はあるのです。冊数が多いから。SF小説好きの人なら常識なのかもしれませんが、「宇宙英雄ローダン」シリーズは現在300冊をとっくに突破している本なのです。10冊毎にセットにされていたので、限界までもらっていけば100冊。なんですが、セットの巻数が揃いじゃないのです。74巻、75巻、248巻……こんなセットです。数冊分抜けてるくらいなら買うのもありですが、こんな抜けかたはいかがなものかと。お役所仕事のせい？手にしている人は見かけませんでした。私ですか？その横においてあったキャプテンフューチャーを1冊、その他数冊もらってきました。まだ読んでいませんが、あかね書房の子供用の本しか読んだことがないので楽しみです。ローダンシリーズ最新巻（2005年10月現在）無限からの警告

  2005.10.24

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  映画「姑獲鳥の夏」7月16日公開

  京極夏彦氏のデビュー作にして人気シリーズの第一弾「姑獲鳥の夏（うぶめのなつ）」。映画の京極堂役は堤真一氏。公式サイトでみるとビジュアル的にははまってます。個人的にもっと気になっていた私立探偵、榎木津礼二郎役はというと阿部寛氏。うーんまあまあかな。原作の小説はずっと以前に読んだものの、うんちく部分が面倒でかなり飛ばして読んだためか、よく憶えていません。京極夏彦氏の作品はどちらかというと、「嗤う伊右衛門」とか、「巷説百物語」なんかがボリューム的にも読みやすくて好きです。ほかには、江戸時代の妖怪についてまとめた本が面白かったんですよねー。映画の公式サイトでは京極夏彦氏のボイスメッセージが聞けたりとなかなか力が入ってます。期待していいのかな？京極夏彦コレクション妖怪とめ具（BOX単位）京極夏彦 妖怪さげ飾り 5種セット（予約）

  2005.07.01

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  勾玉三部作に続く和風ファンタジー？

  荻原規子さんの新作が出ますね。ようやく今度は和風ファンタジーということで、喜んでいます。「西の善き魔女」はあまりにもライトノベルしていたので、もう和物はかかないのかと思ってました。風神秘抄　著者：荻原規子この方の作品だと一番好きだったのが、勾玉三部作の１作目の「空色勾玉」。あのころまだ、この手の和風ファンタジーは少なくてすごく新鮮に感じました。福武書店の少年少女向けのシリーズから出てたと思うのですが、今の出版社は徳間書店になってますね。勾玉三部作は１作目に出てきた「闇の一族」「輝の一族」「勾玉」をモチーフに、別の時代を描いた、「白鳥異伝」、「薄紅天女」に続きます。今回の「風神秘抄」は、ストーリー紹介をみる限り、勾玉三部作の続編というわけではなさそうですが、舞台は「薄紅天女」よりさらに後の時代の模様。この調子でどんどん現代に近づいていくのでしょうか？そのうち荻原規子さんの描く「大江戸人情物ファンタジー」とか、「明治維新物ファンタジー」とか、読める日が来るのでしょうか？それはそれで面白そうなので、ぜひそう願いたいものです。

  2005.04.30

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  おいしそうな絵本

  本の中の食べ物がおいしそうに思えるのは私だけではないはず。「子供の頃」好きだった絵本限定で挙げてみます。まずは有名なかえるくんとがまくんのシリーズから、これにでてくるアイスクリームの話の、おおきなチョコレート（？）アイスがとてもおいしそうで、大好きな話です。　　アーノルド・ローベルさんのこのシリーズは、かえるくんとがまくんのほのぼの友情モノ。何でもそつなくこなして、誰とでもうまくやっていけそうなかえるくんが、ドジで失敗ばっかりだけど、素直でやさしい（けどちょっと空回り）のがまくんと、不思議と仲がよくて、でも読むとなんとなくその理由がなっとくできるいい話です。つぎは、「いちごばたけのちいさなおばあさん」ですが、いちごばたけの下にすんでいるちいさなおばあさんは、まだ色づいていない青いイチゴを、赤く染めて、甘くおいしくするのが仕事。けれどもある日とんでもない失敗をします。せっかくのおいしいいちごはどうなるのか？子供の頃この絵本のいちごがすごくおいしそうで、何度も読み返しました。おはなしもほのぼの、かわいい話です。それから、ですが、ぐるんぱの作った巨大ビスケットが、これまたおいしそうで、お気に入りでした。お話は、群れから追い出された象のぐるんぱが、あちこちで仕事をするのですが、どうにも規格外の大きさでモノをつくってしまい、どこでも長続きしません。作ったものをもって、さすらうぐるんぱが、落ち着いた先は？というお話だったと思います。あとは、「こぐまのたろ」。単純な絵ですが、たろがお母さんに作ってもらう、きいちご（いちごだったかも）のケーキがおいしそうで、これも大好きでした。作者さんが、外国に住んでおられると聞いて、復刻はないだろうと思っていたら、いつのまにか復刻版がでていました、かなり出遅れましたが、地道にさがします。

  2005.04.14

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  マンハッタンラブストーリー（シナリオ本）

  宮藤官九郎脚本の「タイガー＆ドラゴン」が４月１５日（金）夜１０時から始まるそうですね。見逃したのですが、１月にスペシャルドラマがあったとか。　もうDVDが出ているとは早い早い。スタッフは、下の２作品の人たちだそうです。木更津キャッツアイ、池袋ウエストゲートパーク池袋ウエストゲートパークはスペシャルしか見てなかった私にとっては、クドカンといえばマンハッタンラブストーリー。「私の人生と経験と魂をこめて言わせてもらう」という店長の名（？）台詞は、ドラマを見ていなかった人も、聞いたことがあるかも。「ラブストーリー」といってますが、中身はラブコメです。コメディー部分に重きを置いているので、ラブ話を期待するのは間違いです。これがかなり面白くて、珍しく放送時間を忘れずに、毎週見てました。クドカンの脚本はセリフも面白くていいな、と思ったのですが、マンハッタンラブストーリーはシナリオ本もでています。マンハッタンラブストーリー（著者：宮藤官九郎）気になるセリフはこれでチェック。これは普通に（シナリオ云々ではなく）面白い本です。しかし、「本では及川光博さん演じるベッシーのダンスが見れないじゃない！」という人には、これ。【送料無料】 マンハッタンラブストーリー Blu-ray BO...たくさんの映像特典のひとつに「ベッシー先生のDance! Dance! Dance!」があります。これは結構見たいかも。ドラマ「軽井沢へ迎えにいらっしゃい」の完全版は、べつにどちらでもいいのですが。新番組「タイガー＆ドラゴン」は、私に放送時間を忘れさせないほど、惹きつけてくれるでしょうか。

  2005.04.14

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  サラ・ミッダのガーデンスケッチ

  縁のない本ってあるのでしょうか。月刊誌「詩とメルヘン」について昨日書いたのですが、サラ・ミッダのガーデンスケッチをはじめて知ったのが、この雑誌ででした。出版社がサンリオつながりということで、大人の事情も含んでいたのでしょうけれど。内容は、ガーデニングのイラスト本です。サラ・ミッダさんのイラストと文章でつづられた絵本（といっていいのかな）なのですが、簡潔なイラストとその色合い、そしてデザインされた文章（英語）に、当時子供だった私は大変惹かれました。ハードカバーのカラー英語絵本（結構厚みがあります）と、その日本語訳（ペーパーバックでモノクロの絵と日本語訳）の本の2冊1組で発売されていたのです。とってもほしかったのですが、子供には高かったのです。当時で2,400円くらいしたと思います。図書館で何度も借りて読んだ記憶があります。昨日ふと思い出して、調べてみたら、発売当時のものは絶版になっていて、92年に再度新版が発売されたようなのですが、これもすでに絶版のようですね。しかし、この新版のお値段は3,873円（税込）だそうで、高っ!以前のものと比べて何がちがうのかわからないので、下手に手が出せません。私としては以前のもので十分なんですが、なにか付録が増えてるとかだと悔しいような気がしませんか？サラ・ミッダさんの本

  2005.03.29

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  月刊誌「詩とメルヘン」

  「詩とメルヘン」という単語を見て笑ったあなた、何か勘違いしてますね。詩とかメルヘンとかいうとスイートでドリーミィで乙女チック（死語？）な幻想がちりばめられたパステルカラーの雑誌を想像したでしょう。もう休刊になったから、知らない人も多いでしょうが、アンパンマンの作者やなせたかし氏が編集長で、読者から公募した詩を主にのせている雑誌でした。ただし、掲載される詩の内容は公募そのままではなく、必要に応じてやなせ氏が手を加えた内容で載せられるというものでした（少なくとも私が本誌を読んでいた間はそうだったと思います）。もちろん手を加えずにのせられたものもあるでしょうけれど。やなせ氏は結構辛口だったように記憶しています。そういうわけで、素人詩ではあるのですが、鑑賞に堪える形になっていたと思います。あっさりした詩も多かったです。「おーいお茶」で募集している俳句の詩バージョンみたいな。年齢層も幅広かったので、「ポエム」という単語に付随するような、甘いイメージとは違うものでした。特集ページで内外のプロの詩も紹介していたので、触れる機会のない詩もいろいろ見ることができて、ここではじめて知った詩人の名前も多かったです。見開き2ページに自分の詩が掲載されることに加えて、プロのイラストレーターが詩にあった絵をつけてくれる、これがこの雑誌の大きな魅力でした。どんなかたが絵をつけてくれていたかというと、イラストコンクールの受賞者を含め、（以下敬称略、順不同）おおた慶文、黒井健、きたのじゅんこ、北見隆、田崎トシ子、飯田和好、永田萌、葉祥明、宇野亜喜良…このくらいしか思い出せないのですが、すごいメンバーですよね。そういえば、ネ・コワフェさんのイラストが好きだったのですが、今もお仕事されているのでしょうか。とにかく、私もその頃は子供だったので、漫画アニメ絵とも、教科書に載っている芸術とも違う絵の世界があることと、言葉の力みたいなものを教えてくれたいい雑誌でした。詩というものに変な偏見を持たずに、読むようになったのはこの雑誌のおかげかな。あ、でも自分では詩は書きません。詩心はないかも。読まなくなってからだいぶたって休刊したと聞いた時には、なんだか寂しい気持ちになりました。この手の雑誌って今はうけないのかなぁ。詩とメルヘン

  2005.03.28

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  畠中恵「しゃばけ」

  ミステリ風味の江戸人情妖怪話とでもいうのでしょうか。謎解きにあまり重点がおかれているわけではないので、もしかしてミステリとは言わないのかも。むしろ人情話ですね。でも謎解きもなくっちゃやなんだよ、というわがままな私のような人向けの作品です。日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作品なので、だいたそんなかんじです。和風ミステリがすきなのですが、京極夏彦までいっちゃうとちょっとちがうし（薀蓄はとばしよみだ！）、とんち探偵一休さんも面白いけれど、ちょっとちがう。ミステリは味付け程度で、話や会話好きな私にはこれくらいがちょうどいいです。若だんな（17歳）は江戸の大店、廻船問屋兼薬種問屋の「長崎屋」の大切な跡取り息子ですが、たいへん病弱で、若だんなを溺愛する父母、甘い奉公人たちに身体を気遣われています。中でも若だんなの子供の頃に、兄やとしてやってきた二人の遊び相手、今は成長して手代となった、仁吉と佐助は常に若だんなのそばにおり、しかも大甘です。しかし、この二人、実は人間ではなく、白沢と犬神という大妖で、長崎屋には他にもたくさん妖怪たちが入り込んでいるのでした。話はそんな若だんなが殺人事件にまきこまれることによって、自分の出生の秘密を知り、命を狙うものと戦うという展開です。付け加える必要はないかもしれませんが、仁吉は目元の涼しい色男で、佐助は力持ちってかんじで、ちょっと助さん格さんっぽいですね。どちらも大妖なので強いのですが、妖なので人間の理屈とちょっと違う論理で若だんなを大切にしています。なんだか設定を聞いただけで、「すてきー」といいたくなるかんじですが、読み進んでいくうちに、ほろりとしました。なかなか子供ができない夫婦、ようやく生まれた子供が幼くして死んでしまう。父母の悲しみとその様子をみる祖母のつらさ。みかねた祖母が…という話は、若い頃ならそれほどなんとも思わなかったかもしれませんが、この年になると自分が同じ目に遭わなくても共感できます。子供をなくす、という意味が若い頃と違って感じられるというのでしょうか。年をとるのも悪いことばかりじゃないと思わせてくれます。さて「しゃばけ」は、1冊で1つの物語が完結しているわけですが、続刊がありまして、「ぬしさまへ」、「ねこのばば」の2冊がでています。これらは、短編集で若だんな主人公の安楽椅子探偵物語です。といっても、安楽椅子なんてものじゃなく、要するに寝込んでいるわけですが。「ぬしさまへ」は、6編の短編集ですが、なかでも「四布の布団」、「虹を見しこと」の2編で妖たちの若だんなへの甘甘な話が楽しめます。「仁吉の思い人」は仁吉の過去話です。「ねこのばば」は、5編の短編集で、「ねこのばば」、「産土」、「たまやたまや」が個人的にオススメです。私には、「ぬしさまへ」と「ねこのばば」の2冊を比べると、「ねこのばば」の方が面白かったです。順序としては、「しゃばけ」を先に読んでおけば、登場人物や設定がわかるので、「ぬしさまへ」と「ねこのばば」のどちらを先に読んでもいいかと思います。「ねこのばば」の帯に「映画化プロジェクト始動！」ってありますが、ホントですか？私としてはテレビシリーズでやってもらいたいー。【送料無料】しゃばけ [...【送料無料】ねこのばば ...【送料無料】ぬしさまへ ...

  2005.03.27

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  キティのiPod、ブレスレットドレスウオッチ

  キティ本にすごいオマケが!いやむしろこちらがメインかも。キティちゃんの誕生３０周年記念本が発売されるのですが、そのおまけがオリジナルブレスレットドレスウオッチ。本自体は２冊組。内容は、・キティちゃんの歴史本・今まで発売されてきたキティ商品の紹介本です。私の子供の頃のキティちゃんはリボンの赤、服の青、顔の白の、３色トリコロールなイメージでしたが、いつ頃からか、パステル配色に変わってました。キティちゃん誕生はサンリオ公式サイトを見ると、１９７４年とのこと。私はよく知らなかったのですが、２００４年が３０周年だったわけですね。記念グッズもずいぶんいろいろ発売されていたようですね。キティちゃんグッズは子供っぽいものが多いイメージがあって、敬遠ぎみでしたがこれは結構いい感じ。一見キティちゃんとわかりにくいところもいいかも。しかし、ロイヤルティアラはすごいですね。キティちゃんの生まれ故郷は設定では英国。そのあたりをモチーフにして作られたそうですが…。ハローキティ　30周年メモリアルブックハローキティ　ウォッチリボンホワイト30周年記念　ハローキティロイヤルティアラiPod mini & Hello Kitty BE@RBRICK set

  2005.03.16

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  スネイプ先生の課外授業

  ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団を読みました。なるべくストーリーのネタばれなしの方向で書きます。今回のみどころは、１．激突！シリウス対スネイプ！！２．スネイプ先生の課外授業３．歌うごきげんシリウス４．シリウス家訪問５．フィニアス・ナイジェラスくらいでしょうか（時系列ではなく、見どころ順に番号を振っています）。既に読み終えた方は、あのシーンが抜けてますよ、と思われるかもしれませんが、私にとっては二世帯（二世代かな？）ドラマ、ハリー・ポッターの親世代の話の方がおもしろいので、こんなかんじです。ハリーがキスしたかどうかなんて、ロンじゃないので全く気になりません。むしろ、以前にも増してやつれたリーマス・ルーピン（元）先生のこれからの生活の方が気になります。他の人はみんなそれぞれ職持ちで、片手間に某組織に参加しているのに、ルーピンは…。就職困難はわかるけれど、再就職がんばって、ルーピン！今回ハリーがネガティブ・シンキングで物語が進むので、全体的に暗い感じですが、いろいろはっきりしてきました。スネイプ先生ファンとしては、あと明らかにして欲しいのは、１．スネイプ先生が「先生」になった理由２．スネイプ先生の現在の立場でしょうか。１は「炎のゴブレット」での、あの人の台詞や今回の某先生との会話などから、先生になった時期がはっきりしたのですが、あちら側からこちら側への理由は何だったのでしょうか。あの人の台詞から考えるに、ドラコ父のような消極的な理由ではないと思うのですが。ジェームズがらみの何かがあったのでは？先生がジェームズの死に直接または間接的に関わっているのか気になります。２はドラコ父のスネイプに対する印象がいまだに良いように思えるのですが、現在のスネイプの立場を考えると、それはおかしいので、どうなのかなあと。しかし、スネイプ先生は地味にいろいろハリーを助けているのですが、その活躍はハリーの目の前ではなく、ダンブルドア校長の口から語られるのみなので、ハリーの印象は一向によくなることはないのでした。それから今回、フィニアスの悲しみが胸に迫りました。ああいうことは確かに最初は「信じられない」気がするものです。ついこのあいだ元気な姿を見たのに、そんなはずが、と。屋敷に向かう描写が悲しかったです。【送料無料商品】ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団Harry Potter and the Order of the Phoenix ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 洋書版 ( 著者...ハリー・ポッターと賢者の石携帯版 ( 著者： J．K．ローリング / 松岡佑子 | 出版社： 静山社 )ハリー・ポッターと秘密の部屋携帯版ハリー・ポッターとアズカバンの囚人携帯版

  2005.01.20

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• 自分の仕事、好きかね？

  タイトルの台詞は、セイヤーズの名探偵ピーター・ウィムジィ卿の言葉です。その問いに対して、彼の親友パーカー警部は、以下のように答えます。ああ－ああ、好きだ。役に立つことがわかってるし、性に合ってる。かなりうまくやれるし－霊感の閃きはないかもしれないが、誇りが持てる程度にはきっちりやれてる。変化に富んでて、いつも緊張してなきゃならないから、気持ちがたるむのを防げる。出世の道もあるし。うん、好きだ。なぜだい？『誰の死体？』ドロシー・Ｌ・セイヤーズ（著）浅羽 莢子 (翻訳)創元推理文庫いい答えですよね。これを読んで、すごくうらやましい気持ちになりました。自分の仕事について聞かれたら、私にはこうは答えられません。きっと、あいまいに笑って「まあね」というくらいでしょうか。彼は物語の中では、ワトソン役。主人公のウィムジィ卿は労働経験のないボンボンで、イートン校（名門パブリックスクール）から、ベイリオル（要するにオックスフォード）へ進んだという経歴の貴族探偵で、忠実な従僕付きです。それに対して、パーカー警部は平民出の警部で常識人、時代がヴィクトリア朝なので常識人といえば、保守的な真面目人間です。主人公のわがままと気まぐれと饒舌にあきれながらも、付き合いのいいパーカー警部。とてもいい人です。こういう堅実な考え方をする男の人は大変かっこよく感じるのですが、どうでしょうか。「誰の死体？」はウィムジィ卿シリーズの１巻目で、ウィムジィ卿は趣味で名探偵をしており、ちょっと変わり者です。夜中にわざわざ訪ねて来たパーカー警部に向かって、パーカー、今夜は放火か殺人以外は受け付けないよ『誰の死体？』ドロシー・Ｌ・セイヤーズ（著）浅羽 莢子 (翻訳)創元推理文庫という言葉で迎える人で、かなりわがまま（というか傲慢？）です。いやいや魅力的な人ではあるんですが。他の登場人物や会話もいきいきと描かれていて、人間ドラマが面白いです。私は知らなかったのですが、作者のセイヤーズはアガサ・クリスティと並べ称されるミステリーの女王だそうです。しかし、ミステリーとしては古いものなので、今時のミステリーに慣れた人には面白みにかけるかもしれません。エピソードの中には時代が違うからでしょうか、？と思う点も多いのですが、キャラクターや会話は大変面白いです。しかし、個人的に言わせてもらえば、このシリーズの面白いところはミステリーではありません。前述のような台詞を親友に向かって平気で投げつけるような主人公が、５作目の「毒をくらわば」で、いきなり恋をします。全くもって唐突に。そこから物語は「ラブコメミステリー」です。持ち前の積極性と貴族的強引さで彼女をおとそうとする主人公。それをすげなく断り続ける、推理小説作家の彼女（主人公に対して好意を持っていないわけではないし、むしろかなり好意的）。この二人のやりとりがとても魅力的なのです。いや、もちろん物語の中心はミステリーなのですが。５巻以降彼女が登場する巻としない巻では雰囲気が違いますが、やっぱり登場する巻の方が面白いように思います。かなり個人的な意見ですが。名作「ナインテイラーズ」なんかもありますが、ミステリーよりついついラブ話の方が気になってしまうのです。こんな読み方は邪道でしょうけれど。

  2004.12.29

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