りぜろ
2968. 酷いよ この日だけ 私達の真似をするなんて「あれ、エミリアは、着替えてないのか」なんか中世の貴婦人みたいな感じ、イタリアの貴族のような。「え、してるよ」エミリアは不思議そうにしている、ファンタジーだからか。「ホラ私あまり仮装必要ないの、ハーフエルフだし、でも、まあ、しないのもつまんないから人間の女の子の仮装しているの」楽しそうだ、自虐的になっていないらしい。むしろ、貴族の女の子に着せてもらって、多分嫌がらせだろう、だがエミリアからすれば遊びに入れてもらった感覚らしい。やだ目がうるんできた。「本当は村娘みたいな感じがよかったけど王様だからって、私好かれているみたい」笑うつもりが喜ばれたのだ、それも本気で。なので嫌み言うことなく去って行ったとか。まあ気づかなくてもいいか。