日々徒然に

　朝、顔を洗おうとして洗面台に向かうと、何やら見た事のない大きな虫がいた。

　一瞬、ムカデかと思ったが、ムカデにしては足が長すぎる。

　体長は約10センチ、触角と足を入れれば20センチを優に超える大きさだ。

　こんな虫は初めて見た。

 

　やがて帰省中の甥が来て、驚きの声を上げる。

　彼も、こんな虫は見た事がないそうだ。

　私は、このまま置いておいても構わなかったが、甥がその虫を外に強制退去させた。

　ネットで調べてみると、「ゲジ」という名前で、通称は「ゲジゲジ」である。

　節足動物門ムカデ綱ゲジ目だから、ムカデに似ていたのだが、ムカデほど攻撃性は無く毒も弱いそうだ。

　ゴキブリを補食するので、むしろ役立っているとも言える。

　何故こんな特大級にまで成長したのかは分からないが、最近の生物界に何か異変が起きつつあるのかも知れない。