新大阪江坂東急イン『週刊・かた～いブログ』

先日、京都・上七軒の「北野をどり」を観賞する機会に恵まれました
実は、私・・・
約５０年も京都に住んでいながら、花街の芸舞妓が舞や舞踊劇を披露する「北野をどり」や「都をどり」、「鴨川をどり」等、観たことがなかったんです
ちょっと敷居が高い、というのもありましたし、元々観劇自体に関心がなかった、ということもありましたしね。



“をどり”は、１８７２年（明治５年）の京都博覧会で、東京遷都による京都衰退を懸念した、後の京都府知事である槇村正直らから相談を受けた三世家元井上八千代氏が、芸舞妓の舞踊を創作し、演じられたのが「都をどり」でした。
当時、「都」の文字を入れることに随分拘られた、と伝えられています。
「鴨川をどり」も１８７２年から始り、１９５０年には「京おどり」が、１９５２年には「北野をどり」が始められたそうです。

さて、「北野をどり」ですが・・・
第一部は、舞踊劇「愛してはならぬ人」で、カッパの娘と人間の若者との悲恋物語です。
第二部は、純舞踊「常磐の寿ぎ」。
続くフィナーレは、「上七軒夜曲」で、揃いの黒裾引姿の芸妓と、色とりどりの華やかな衣装の舞妓が全員で舞い踊ります

　

日本舞踊等、解さない私は、正直、退屈で寝てしまわないか、と心配でしたが、十分楽しむことが出来、アッという間の１時間半でした
残念ながら、舞台は撮影禁止ということでしたから、それぞれの情景を、しっかり頭にインプットしなければなりませんでした。

帰宅後、来年も観に行ってみたいな、と思い始めている私です


■　四花街の「をどり」公演日程　■

＜北野をどり＞
期間：３月２５日～４月７日
場所：上七軒歌舞練所

＜都をどり＞
期間：４月１日～４月３０日
場所：祇園甲部歌舞練所

＜京おどり＞
期間：４月７日～４月２２日
場所：宮川町歌舞練所

＜鴨川をどり＞
期間：５月１日～５月２４日
場所：先斗町歌舞練所



　にほんブログ村・各種ランキングに参加中