アニメ「聖痕のクェイサー」第1話を観ました
アニメワンというサイトで10日から配信がスタートしたのでさっそくチェックしました。以前REDの付録DVDに収録されたPVに「無修正」とわざわざ書かれていたので地上波(とそれに準ずるWEB配信版)ではそんなに無茶なことはしないんだろうなーという心構えは事前にできていましたが…冒頭からいきなりやってくれました!ネガティブな方向に!壁に貼り付けにされた女生徒の前に、怪しい仮面の女。PVで見覚えのあるシーンです。確かこの女生徒はナイフで制服の前面を切り裂かれ、豪快にポロリを披露し、はい掴みはオッケー! という流れになるはず…だったんですが実際に放送されたものは赤面した女生徒の顔と背景が交互に映るだけ。何が起きたか全く分からないくらいにカットされていたのでした。この手のカットされていると思しきシーンはその後何度も出てきます。サーシャの初登場シーン。転んだ燈の下敷きになった後、まふゆに痴漢呼ばわりされるんですが何をしたのか描かれないし説明も無い(状況からなんとなく分かりますけど)。聖堂でまふゆが敵クェイサーと対峙しているシーン。まふゆが「イヤッ!やめてッ! なにすんのよ!やめろー!!」と苦しげな声を上げているのに、画面では敵の顔のアップが映っているだけなので何をやめてほしいのか全く分からない。そしてテレサがサーシャに聖乳を与えるシーン。見せ場・山場であるはずの最重要シーンをバッサリカット!「聖堂の絵に似ている」というあやふやな表現が説明の全てでした。そりゃまぁ普通に考えて地上波でやるのは難しいっつーか無理だとは思いますがあの説明で何をしているのか理解しろというのも無理ってもんです。このようなカットの嵐とそれによる説明不足が起きたのは規制の存在する地上波でも放送されるということへの意識がスタッフに薄かったからなのではないでしょうか?サービス精神は非常に旺盛なのは無修正PVを見ても分かるのですが頑張ったシーンであればあるほどカットの憂き目に遭っている、というのは自業自得な面もあるけど浮かばれないなーと思いました。一応言っておくとカッコイイOPやオシャレなED、迫力のある戦闘シーンなどカットされてない部分にも見所はありました。わざわざロシア語に監修を付けているのも原作を大事にしているというのが伝わって嬉しかったですね。スタートには失敗してしまったかもしれませんが良い作品になる予感はするので、今後に期待して視聴を継続したいと思います。もちろん31日のディレクターズカット版も観ます。観まくります!タダならそりゃ観るよ!