親戚の家が閖上にあるので、今日、初めてそこに行ってみました・・・
年をとって一人暮らしだったその親戚は数年前に亡くなり、自宅だけ残っていた状態なので、今回大震災の犠牲者ではないのですが、もし、生きて今回のような災害に遭ったら・・・と考えるとぞっとしました。
閖上には、叔母のように、自宅を離れるのがいやで、一人暮らしをしていたそういう方もきっといらっしゃったことでしょう・・・・
逃げるすべもなく、津波が押し寄せてくるのを知っても、どうしようもなかったのかもしれません。
被災から1週間経っても、以下のような状況でした・・・・
親戚の家は見つかりませんでした。
閖上には自転車で何度も行っていますが、自分がどこを走っているのかもわからない状態でした。
流されてきた車の燃料はみんな抜き取られ、どろどろになった結婚式の写真など散乱していました。
消防隊員と自衛隊員が道ばたで跪いている足下には、布でくるまれた死体・・・・・
まさに地獄でした・・・・・
私が力なく自転車をこいでいる中、たくさんの消防車やレスキュー工作車が私を追い抜いていきました。
ナンバーは、広島や富山など・・・・・。
遠方からの応援でした。
そのナンバーをみたとき、涙が出そうになりました。
「まだ東北は死んでいない。」
だからこそきてくれたはずです。
私たちも、踏ん張って、がんばって、いつしかまた、震災前の活気を取り戻して見せます。
家族をおいて、まだ危険な状態であるこの東北に、助けに来てくれた勇者たちの期待を裏切ってはいけないですよね。
東北復興にむけて、一丸となってがんばりましょう。