今月は6月なので、ブラジルの幼稚園や学校などでは、フェスタ・ジュニーナのお祭りが催されました。
このお祭りでは特別のダンスを踊ったり、音楽が流されたりします。サンパウロのフリーペーパーでマリオ・ザンという音楽家が紹介されていて、彼のアコーデオン演奏がフェスタ・ジュニーナでよく流されるのだということを知りました。そして、そのフリーペーパーで彼のCDを販売していたので、買ってしまいました。ブラジルにいるわたしや息子がフェスタ・ジュニーナの音楽を聴いたことが無いのもどうかと思い、、、
マリオ・ザンという人はイタリア人で、4歳のときにブラジルに移住してきたそうです。だからとしか思えない、アコーデオンの演奏といい、メロディーといい、トマトソースタップリのパスタが似合うような音楽でした。ブラジル的な空気があるとしたらなんだろう、、、フェスタ・ジュニーナではトウモロコシの料理も食べられますが、トウモロコシ料理も似合う気がしました。
この音楽をかけたとたん、息子はずっと一人で踊り続けていました。子どもっていうのは、テレビを見せたりすることが無くても、音楽に合わせて踊るもののようです。ちなみに、息子はカンツォーネのCDをかけても得意になって踊ります。しかも、顔の表情まで曲調によって変わります。イタリアの音楽というのは、どうやら子どもには通じるものがあるようです。
大人が心地いいと思うようなボサ・ノバなんかは、あまり反応しません。サンバは陽気で乗ってきそうですが、イタリアの音楽ほどではありません。私が心から愛好していたフラメンコもサンバと同じくらいにしか乗ってきません。ラテン系のリズムの音楽もサンバやフラメンコと同じくらいです。
とにかく、イタリアを起源とするような音楽が最も息子の血をわかせ、肉を踊らせるようです。
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