「すば」または「うちなーすば」とも言う「うちなーんちゅ」が愛する「沖縄そば」は、沖縄の伝統的な麺である。
「沖縄そば」の起源は400年前もしくは650年前に中国福建省から琉球王朝時代に中華麺が伝わったとされている。
「支那そば」と呼ばれ、琉球王朝の宮廷料理や、中国からの使節をもてなす料理として使われたようだ。
一部の裕福な階級者だけの物で、一般家庭で食べられたわけではなかった。「沖縄そば」は沖縄そば屋ができ、家庭で食べられるようになったのは戦後のこと。それは、昭和20年米軍占領下でメリケン粉の配給か始まりだ。
それから小麦粉が豊富に出回るようになり、古くからの伝統を復活する形で「沖縄そば」を一般家庭に普及する。
「沖縄そば」と呼はれるもののソバ粉は全く使わずに、小麦粉100%の麺で、うどんの一種である。
そのため昭和51年に沖縄そばの名称が「全国生麺類公正取引協議会」から蕎麦粉を使っていないので詐称と指摘された。
県内関係者の尽力て食文化の継承を訴えて「本場・沖縄そば」の名称として、昭和53年10月17日に認定を受け、「沖縄そば」が本格的に全県民に認知された。
その10月17日が「沖縄そばの日」となっている。
その「沖縄そば」の麺の製法というのは、中華麺と同じで、小麦粉に塩水、かんすいが使われる。
かんすいが使われる「沖縄そば」風味や食感は、ラーメンよりややうどんに近い感じで、食べ方として、最初は豚肉をベースにしたスープに、ねぎと小さな豚肉一切れを具に添える簡素なものだった。
「すばやー」と呼ぶ沖縄そば屋が登場して、安くて味がよいことが口コミなどで伝わり、人気が出るにともなって、そば屋は競い合い具に、卵焼きや天ぷらなどを乗せるなどして、さまざまな工夫をした。
1970年代になると「沖縄そば」、あるいは「すば」という言葉が沖縄県内に定着して、今日食べられているラフテー(三枚肉の煮豚)あるいはソーキと、沖縄かまぼこ、ねぎ、紅しょうがなどを乗せ、島とうがらしとも呼ぶコーレーグス(島唐辛子の泡盛漬け)をかけて食べたり、大ぶりのソーキを具にした「ソーキそば」が、「沖縄そば」の代表的なスタイルになる。
昭和55年(1980年)に郊外型大型専門店が増えて人気の沖縄そばの名店が続々開店。宮古諸島、八重山諸島、そのほかの島に広がるのは、沖縄本島に定着するのと同時、あるいは相前後していて、県民食となる。
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