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今宵は映画を外し、ハイビジョン特集のドキュメンタリーのこの一本を。
チャン・ツィーは、3月のアカデミー賞授賞式見た、肌理細かい肌の質感に惹かれ最近お気に入りの女優さんの一人。そのアジアンビューティーの代名詞とも言える美しさが、さすがハイビジョン画質に映える。スタジオ撮りのインタビューなんて吸い込まれそうな高画質だった。 とはいえ顔の作りなんかはその辺にいそうな感じなんだが、きっとスタイルなんかは、メチャ細くて、足長くて、顔ちっちゃくて、普通じゃない存在感なんだろうな。 番組の構成は「LOVERS」のプレミアイベントの舞台裏から始まり、その作と、デビュー作「初恋のきた道」から「グリーンディスティニー」「HERO」などの映像を挿入しながら、彼女が歩んだ舞踊学院や戯劇大学を通して女優の道へ進んできた姿と、現在公開中の鈴木清順監督の日本映画、「オペラハット狸御殿」主演のために来日して長期間日本に滞在した様子、その制作模様などが、スタジオでのインタビューを交えながら(この姿がなななかセクシー)映し出される。 案外良かったのが、彼女が11才から学んだという北京舞踊大学附属中学。ここ宝塚音楽学院みたいなもんなのかね。そこで現在学んでいる女子学生の可憐なこと! みんな肌ピチピチで、スレンダーにして柔らかな肢体。それで一様にして顔ちっちゃくて美人ばっかり。う~どう見ても日本の中坊と比較にならんぞコイツら……と思ったら、さすがに入学選抜が厳しく、根本的に顔の作りや大きさ、手足の長さのバランスに至るまで、舞台映えしない容姿では、まず入学できないらしい。 彼女はそこで学校代表として全国青年ダンス・コンテストで優秀な成績を収めるのだが、その代表選定において重視されたのも、実はダンスはイマイチでしたが可愛かったので……と当時の教授が普通に語ってた。 とは言え彼女がここまで行き着いたのも、その学校や女優としての裏での人並みならぬ努力と感性があったからと、それを感じさせる描写も十分感じさせられた。 そして彼女を追うカメラから映し出される彼女の素の姿には、グラサンに目出し帽という、さすが女優してるじゃん…と、ちと気に障る感もあるが、照明が当たる舞台やレッドカーペット上に立ったその姿から発散される華こそが、何より一線に立てる彼女存在の証だ。 でも女優としてはどんなもんかな? もっともまともに観た作品は「グリーン・ディスティニー」ぐらいのものだし、「HERO」にしても「LOVERS」にしても見せる部分はビジュアル的アクションに振られている気がして、ホントの女優としての魅力を発揮するにはまだ及んでないような気がするのだが…(「オペラハット…」なんて酷い仕上がりになるような気がする)。 ま、とりあえず今月WOWOWで放映予定のその2本を堪能してからまた語ることにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.09 21:20:29
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