musicaな気分♪
トップページの写真を変えてみた。この写真は二年前にスペインに里帰りした際に、Barcelona郊外のSitgesという町にあったCDショップを写したもの。丁度、私のお気に入りの歌手Luis MiguelとAlejandro Sanzのポスターが上下に並んでいたため写した一枚だ。ここ数日、車の中でAlejandroばかり聴いている。彼は私が本格的にスペイン語を学び出して最初に夢中になったSpanish popの歌手だ。私の語学の学習法で大きなパートを占めるのが、実は、その言語の歌を覚える事である。元々「勉強」は嫌いな私。何かを学ぶなら、自分の好きな部分から楽しんでやらないと身に付かない<興味のある事なら進んで覚えようとするために身に付く、という方程式の元、スペイン語を学び始めた当初は、Spanish popのCDを沢山購入していた。実は英語に関しても、私は学校での英文法の成績は決して良かった方ではなく、むしろ大の苦手であったのだけれど、代わりに高校時代にあるイギリスのアーティストに夢中になり、彼の歌を覚えて一緒に歌いたいがために、一生懸命PVを見つつ練習していたところ、発音だけは身に付いたという過去があった。そんな訳で、最初は流行りの歌手や日本でも手に入りやすいRicky MartinやLuis MiguelなどのCDを購入しては、通勤時間に辞書を引きつつ自己流の学習を続けていた。そんな折、初めての海外出張で、一人でフランスで行われていたマーケットに出掛けた。そこでスペインのあるテレビ局関係者と友達になり、お勧めのスペイン人歌手について聞いてみたところ、「今はAlejandro Sanzがいいわよぉ~♪ 彼の"Corazon partio"は、スペイン人なら誰でも知ってる歌だよ。"MAS"というアルバムが出ているから、一度聴いてごらんよ!」と勧められたのが、Alejandroの歌との出会いだった。帰国後すぐに会社近くの山野楽器でCDを購入。聴いてみたのだけれど、実はこのCDは、私はそれほど気に入らなかったのだ(^_^;)。彼の声にもさほど魅力を感じなかった事もあり、そう幾度も聴き返す事無く、しばらくこのCDはお蔵入り(笑)になってしまった。数カ月後、再び山野楽器を見ていたところ、彼のライブCD「BASICO」を見つけた。こういうのを『ジャケ買い』というのだろうが(笑)、見た瞬間、「あ!きっとこのCDを気に入りそう!買って帰って聴かなくちゃ!」との直感に襲われた。勿論、即購入し、帰りの電車の中ですぐに聴いた。すごく気に入った!(^_^) 彼のそれまでの(いわば初期作品の)ライブ録音CDなのだけれど、彼の声や詩の世界がとてもダイレクトに伝わって来て、歌詞の意味はすぐには判らなくとも、なんというか、とても好きな世界だったのだ。それからは毎日、このCDばかり聴いていた。 更に数カ月後のスペイン初旅行の際には、それまでに発売されていた彼のCD全てを購入し、ネットショップでアメリカ版のビデオまで購入した。実は今、ちょっと懐かしくなって、そのビデオを見ながら、この日記を書いている。勿論、夫も、私がAlejandroのファンだと言う事は百も承知で(^_^;)、それどころかスペインにいる義母までも、彼の新譜が出る度に電話で「買って送ってあげようか?」と聞いてくれる。 話が逸れるのでここでは詳しくは書かないけれど、実は夫と初めて直接の接点を持ったきっかけにも、Alejandroは関係していたりするのである。昨日は夫の帰りが若干遅くなったため、翌日に当たる今日は仕事が休みだった私が、夫の会社の近くまで車で迎えに行った。車でのBGMは、Alejandro。 夫「よく飽きないよねぇ~(-_-;)。」 私「だって、私の好きな曲ばかり入れたテープ(我が家の車 には、CDは付いていないのでした☆)だもん!」 夫「マイ・ベストってやつ~?(^_^;)」その中の一曲で、すごくすごく好きな曲があるのだけれど、彼の詩の世界は、時にあまりにポエムで、スペイン語の意味を捉えようとすると、まだまだ未熟な私には判りにくく、正確な意味がいまいちよく判らないものがあった。そこで、車の中でその曲を聴きつつ、夫に改めて意味を教えてもらう事にした。曲のタイトルは「?Lo ves?」彼のファンであればご存じの方も多い曲かもしれない。私が「BASICO」の次に好きな「3」というアルバムに入っている。本当は歌詞を載せていいのか迷ったのだけれど、あまりに素敵かつ哀しい詩なので、今回だけ、日記に転載してみた。『?Lo ves?』Nuestro amor era igual que una tarde de abril,que tambien es fugaz como ser feliz.Pudo ser y no fue, por ser la vida como es:nos dio la vuelta del reves, ?lo ves?, ?lo ves?Nuestro amor era igual que una manyana sin fin,imposible tambien como no morir.Deje de ser o sera, porque el diablo es como es:juega contigo a esconder, ?lo ves?, ?lo ves?Y ahora somos como dos extranyos que se van, sin mas,como dos extranyos mas, que van duedandose detras.Yo sigo estando enamoradoy tu siques sin saber si lo has estadoy si te quise alguna ves: ?lo ves?, ?lo ves?Despues nos hemos vuelto a ver alguna vez y siempre igual,como dos extranyos mas, que van quedandose detras.Este extranyo se ha entregadohasta ser como las palmas de tus manos.Y tu solo has hactuado.Y yo, aun sabiendo que mentias, me calle.Y me preguntas si te ame, ?no ves?, ?no ves?Yo que lo habia adivinadoy tu sigues sin creer que se ha acabado.Por una vez escuchame: ?no ves?, ?no ves?Miranos aqui diciendo adios注)エニェはnyで表記し、アクセントは省略しました。いずれ、彼の詩の自分なりの翻訳も、このページのどこかに載せる事が出来たらと思っている。