☆詩織の部屋☆

昨日のJR西日本の会見で　新型ATSを設置しなくても　運転再開すると言っていた。
国土交通省の会見で　運転再開は　設置後が条件と言われた。
その結果　JR西日本のその後の会見では　明日から前倒しで　設置工事を
行うという具合に　180度内容が　変わった。
国土交通省から言われなければ　設置工事は　行われずに　再開されていたと言う事だ。
107人の犠牲者の命を何だと思っているのだろうか？
今の行動が　１番利用者・遺族・被害者への誠意を見せるところなのに
やっている事は　逆行している　それは　事故直後からずっとである。

遺族の元に　遺品が戻ったとテレビで言っていた。
中でも私が印象に残っている　ご家族が居る。
難病を克服して社会復帰をされたにも関わらず　今回の事故で犠牲になった方の
ご家族で　特に　お母様の高見運転手に対する言葉が　何とも言えなかった。
そして　妹さんが『息子さんを亡くされた事は　高見運転手の両親も同じなのに
息子さんが　大勢の方の命を奪ったと言う事でどんなに心を痛めているかと思うと・・・』と言ってらっしゃった。
こんな言葉を言える　ご家族だからこそ　亡くなられた方も本当に素敵な方だったのだろうと思う。

色々な番組で　労働組合の方達が　ある意味内部告発的な発言をされている。
ここで発言してもらわなければ　利用者は　自分がどれだけ危険な状態で
電車に乗っているか？と言う事がわからない。

日勤教育に関しても　教育の根本的な内容が違うと思う。
何故　事故を起こしてしまったのか？必要なのは　責任の追及より先に
原因の追究からだと思う。
原因を追究して　それぞれの運転手に　注意を呼掛け
知識・自分の仕事に対する誇り・自信・プライドを持って欲しいと思う。

高見運転手を知る人の言葉を聞いていると
本当に　真面目な性格なのだと思った。

きっと彼は　今回の事故で　一緒に亡くなった方に
謝っている様な気がする。