自然が創り出したハーブの魅力と自然治癒力

2007/03/23(金)09:13

知っておきたい生活習慣病の話(4)

生活習慣病(高血圧・糖尿病)(14)

高脂血症・糖尿病・高血圧症が3大生活習慣病 現在、生活習慣病と呼ばれている疾患の多くは、かつて成人病と呼ばれていました。国が生活習慣病という言葉(概念)を初めて導入したのは、1996年の厚生省(当時)公衆衛生審議会です。 それによると、生活習慣病は“食生活、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣がその発症・進行に関与する疾患群”と定義されています。 【2】生活習慣病の進みかた <3大「生活習慣病」> 数ある生活習慣病の中で、代表的なのが「高脂血症」「糖尿病」「高血圧症」の3つです。 ■高脂血症 血液中のコレステロールや中性脂肪の濃度が高い状態です。過剰なコレステロールは血管の壁に付着して、血管の壁を分厚くしてしまいます(=動脈硬化)。 ■糖尿病 膵臓から分泌される「インスリン」がうまく働かなくなることによって糖の代謝が異常になった状態です。血液中のブドウ糖を組織の中にスムーズに取り込むことができないので、血糖値(血液中のブドウ糖の量)の高い状態が続き、取り込みきれなかった糖は尿へと排出されます。合併症は腎症、網膜症、神経障害、動脈硬化、下肢の壊疽などがあり、要注意です。 ■高血圧症 血圧が持続的に高くなっている状態。高血圧状態が長く続くと、心臓に負担がかかるうえ、血管が障害されて動脈硬化が進行しやすくなるとされています。 <生活習慣病の悪化の典型的なパターン> 1. 生活習慣の乱れ~肥満 偏った食生活、運動不足などによって体脂肪(特に内臓脂肪)が増加。     ↓ 2. 血中コレステロール値、血糖値、血圧などが上昇 ひとつひとつの検査値がさほど高くなくても、複数の因子が重なりあうと、動脈硬化などを起こす危険性が相乗的に高まるので注意。     ↓ 3. 高脂血症、糖尿病、高血圧症などを発症 いずれもほとんど自覚症状がなく、放置すると動脈硬化や心疾患などへ発展するため、“サイレントキラー(沈黙の殺人者)”と呼ばれる。     ↓ 4. 動脈硬化 血管がかたくなったり、血管壁が厚くなったりして(血管の中が狭くなる)、血流が阻害されるように。     ↓ 5. 脳卒中、虚血性心疾患など 動脈硬化によってもろくなった脳の血管が破れれば「脳出血」、脳の血管がつまれば「脳梗塞」、心臓の冠動脈の血流が滞ったり閉塞したりすると「狭心症」や「心筋梗塞」に。 つまり、高脂血症、糖尿病、高血圧症、脳卒中、虚血性心疾患などはすべて生活習慣病の範疇に入っていますが、脳卒中、虚血性心疾患などは、高脂血症、糖尿病、高血圧症などによって引き起こされる“合併症”だと考えることができます。 <健康診断(特に血液検査)で定期的チェックがポイント> これらの疾病を未然に防ぐには、 ・生活習慣に留意して、高脂血症、糖尿病、高血圧症を予防することが何よりも大切です。そして ・血中コレステロール値、血糖値、血圧などの上昇を、いち早くキャッチすることが重要です。前述の通り、サイレントキラーは自覚症状が少なく、なかなか気づきにくいのですが、健康診断(特に血液検査)によってその状態を明確に把握することができます。「定期的に健診を!」と言われる理由はここにあります。 もしも高脂血症、糖尿病、高血圧症などを発症していても、それぞれの症状を的確に治療しながら生活習慣を修正すれば、合併症の発生リスクを減らすことが可能です。 いずれにせよ、からだの状態を定期的にチェックすることが極めて重要だということです。 おまけ<今日3月23日は何の日?> 1951年のこの日、世界気象機関(WMO)条約が発効しました。その後、発足10周年を記念して、3月23日が「世界気象デー」と制定されました。1987年には、ファミコンが発売以来約3年半で1,000万台を突破しました。 ご投稿を歓迎します。ハーブのご利用についてのご質問もお気軽にお寄せ下さい。 ご参考情報:俳優 六平直政さんの健康のお気に入り食品「日本山人参」のサプリメント:日本山人参のティーバッグやタブレットタイプ <耳寄り情報> 3月17日(土)午前8:00からテレビ朝日の人気番組「旅サラダ」で、俳優 六平直政さんの健康のお気に入り食品として「日本山人参」が紹介されました。おかげさまで、当日のeサプリ東京ネットショップは普段の10倍以上のお客様にご来店いただき、日本山人参ファンの新しいお客様が数多く誕生しました。 <hidechan1229:オーガニックハーブサプリメント専門店eサプリ東京店長>

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る