自然が創り出したハーブの魅力と自然治癒力

2007/07/19(木)06:12

ほろ酔い流-読売新聞 ドリンク&ワイン-

健康グルメ(62)

ぐい飲みの赤 枝豆で一杯 昨年の7月に訪ねたヨーロッパは、猛烈に暑かった。畑でちょっと立っているだけで、空から、地面からじりじりと焼かれるようだった。畑巡りは慣れっこの私も、さすがに音をあげそうになった。  ハードな1日の終わりに渇きを癒やしてくれたのが、ヴァン・ド・ソワフ。フランス語でのどを潤すワインという意味で、いわゆる“ぐい飲みワイン”のこと。このとき飲んだのは軽快な赤。日本ではぐい飲みというとビールを思い浮かべがちだが、軽めに冷やしたその一杯はなかなかの快感だった。  そんなヴァン・ド・ソワフにぴったりなのが、今回紹介する赤だ。グラスに注げばストロベリーやラズベリーを思わせるキュートな果実香があふれ出る。香りにたがわず、口中でもフルーツパワーがみなぎる。のど越しの良さだって格別だ。造り手は、フランス・ロワール地方の小村に畑を持つティエリ・ピュズラさん。ブドウの育て方もワインの醸造も化学合成物質に頼らず、できるだけ自然な造りを目指す、「自然派ワイン」の名手だ。最近パリでは自然派がちょっとしたブームになっている。  ティエリさんは眼光鋭い引き締まった面構えで、ブドウとロワールという土地への思い入れもひときわ熱い。私は彼のワインに出会うたび、ロワールの土地柄と地場品種の魅力にはっとさせられる。  暮れなずむ夏の夕べ、ティエリさんのヴァン・ド・ソワフを、枝豆でもつまみながらまず一杯、なんていうのもいいじゃないか? 鹿取みゆき(フード&ワインジャーナリスト) ■この一本  「ヴァンクゥール ルージュ」(フランス)  軽やかでいながら、果実の存在を感じられるワイン。同じ名前で白とロゼもある。  http://www.vinscoeur.co.jp/  ヴァンクゥール(03・5280・3001)  750ミリ・リットル 2625円 (2007年7月17日 読売新聞) おまけ<今日7月19日は何の日?> 1952年のこの日には、ヘルシンキの第15回オリンピックに、日本が戦後初参加しました。1960年には、日本初の女性大臣(厚相・中山マサ)が誕生しました。 ご投稿を歓迎します。ハーブのご利用についてのご質問もお気軽にお寄せ下さい。 ご参考情報:俳優六平直政さんがおすすめ日本原産5年もの無農薬栽培日本山人参100%使用のハーブサプリメント :日本山人参サプリメント <hidechan1229:オーガニックハーブサプリメント専門店eサプリ東京店長>

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