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とりとめのない独り言

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Jun 7, 2004
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カテゴリ:批評系
  
久しぶりに、とても面白い本に出会った。


「THE ANSWER」 鈴木剛介 著 (角川書店)


文字通り、筆者が気が狂うほど自分の頭で考え抜いた哲学。

高校生でもスイスイと読み進められるように配慮された軽快な文体。

ユーモアと、伏線と、読者への心地よい挑発を交えた「娯楽小説」としての工夫。

最後まで読んで、個人的に非常にびっくりさせられることもあったり。

「理屈好き」な人間にはたまらない、中身の濃い、パワーに溢れた本だ。


一週間ほど前に出版された全く無名の著者による本だが、いずれベストセラーか
ロングセラーになるのではないか。

あるいは、著者の今後の活躍次第では、ひょっとしてひょっとすると、著者自身が
「思い込んで」いるように人類史に名を残す作品になるかもしれない。


・・・この筆者と自分は、同い年。

本好き、映画好き、格闘技好き、、、などという共通点も多々あって、すっかり魂が
共鳴させられた一冊だった。

実際、読んでいる途中で、自分自身が書いた文章を読み返しているかのような錯覚に
陥ったくらいだ。(笑)
 
 
 
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このところ、ジャック・ダニエルにはまっている。

この間、久しぶりに飲んで「この酒、こんなに美味かったかぁ・・・」と感動してしまった。

ワイルドターキーの刺激的な味に慣れた舌にとって、ジャック・ダニエルのなめらかな
口当たりは新鮮だったのかもしれない。

ギスギスした心には、「刺激」よりも「癒し」が必要ということか。
 
 
 
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それにしても、最近の自分は、好きなこと、得意なことばかりやっている。

公私ともに、文句なく充実している。楽しんでいる。


しかし、このままだと何だか人間がダメになる気がしたので、あまり得意でないことにも
挑戦してみることにした。


まず、水泳。
 
いちおう、僕は、泳げと言われれば体力の限りいつまででも泳ぎ続けることができる。

しかし、まったくフォームもなってないし、速くもない。

疲れてくると、クロールがほとんど「犬かき」になってしまう。

そこで、水泳を「得意科目」にしておこうと思い立ち、近所のYMCAのプールで無料体験が
できるというので、数年ぶりに一泳ぎしてみた。

午後8時ごろの、最も人が多い時間。

あまり人がいない端のほうのコースを選んで遠慮がちに泳いでいると、僕の後ろで泳いで
いた明らかに70歳を超えているご老人が、僕に近寄ってきて、言う。

「真ん中の(初心者用の)コースで泳いだら。」


「・・・・・(泣)。」



しかし、こんなことでは、めげないイーサ。

早速、水泳教室(初級者用)に通い始めることを決心したのだった。(爆)
 
 
 
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仕事は、乗りに乗っている。

「飛ぶ鳥を落とす勢い」と言われたのも今は昔。

現在の自分ならハレー彗星だって撃ち落とせるのではないか。(爆)


先日、スタッフの何人かが、機会あって受講生の方たちと飲みに行ったそうだ。

そこでは、3時間半に渡って、すべての受講生から「絶賛、絶賛、また絶賛」の声に
包まれ、その宗教じみた崇拝のしかたに、スタッフの方が逆に心配するほどだったという。

「簡潔明快」「テンポの良い解説」「どんな疑問や質問にも即答」「パワフルで熱の
こもった講義」等々、、、、

自分のいないところで称賛されているということを聞くのは悪くないものだ。


しかしもちろん、自分の不勉強さを一番よく知っているのは自分自身。

(なま)の自分は、底知れず無知で怠惰だ。

だから、それらをさらけ出さないように、これからも誠意と工夫で臨むのみ。
 


“お世辞とは、タバコの煙のようなもの。それを実際に吸い込まない限りは、全く無害だ。”

                       ―― アドレイ・E・スティーブンソン
 
 
 
 
 
 
 
 






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Last updated  Jun 8, 2004 08:52:57 AM


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