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カテゴリ:創作系
僕は、恵まれていた。 自分の進む道を、自分で選択する機会が与えられていた。 選択するのは、自分自身だということも知っていた。 孤独な道。不安な道。 しかし、それは、自由な道だった。 自分を生かすための、自分だけが通るための、 気が遠くなるほど、自由な道だった。 笑顔でなかったのは、 つらかったからではなくて、 真剣だったから、 本気で、生きることを楽しんでいたからだった。 さびしくなかった。苦しくもなかった。 永遠に歩くことができる、楽しい道だった。 やがて、、、、 道の途中で、“夢”に出会った自分は、 ようやく、心からの笑顔を人に見せることができた。 そして、泣いた。 夢を手に入れ、歩くことをやめた自分は、 いつまでも、夢に寄り添って、泣いていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 7, 2006 06:09:04 PM
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