2019/11/10(日)05:57
恵比寿で写真展を堪能する時間からココ・シャネルのお話に広がってしまった(笑)
私の大好きな空間。
日本にいながらParisっぽいところ(笑)
そして人が余りいないという景観美をひっそりと堪能するCOCO
恵比寿は私の学生時代からの遊び場であり、30代からは目黒区の地元でもあったエリア。
COCOには普段着の場所だったけれど、たとえスッピンでもオシャレ感は忘れてはならない街。
今私が暮らす街のようにジャージ姿やスウェットパンツ姿の人など見かけることは無い。
最近逝去された天才テザイナーでCOCOが敬愛するカール・ラガーフェルド。スウェットパンツを履くような人間は、自分の人生が自分でコントロールできなくなった人間だと自身の美意識を残しています。
そういう彼は自身のブランドでスウェットパンツスーツを販売しているのだから納得いかないCOCOです。
彼のことはファッション業界の帝王様ですからご存知の方は多いと思います。
何故なら日本人に大人気のココ・シャネルを世界で不動の人気ブランドに育てたのはカール・ラガーフェルドです。
彼を知らずしてCHANELを語るのは愚の骨頂。
ココ・シャネルは人間的には下品な女性で、強かで計算高くえげつないので褒められる女性ではありません。というのがCOCOの意見です。ですが、ファッションデザイナーとしては大尊敬をしてます。
パトロンを次々と変えながら自分でお店を開き、当時の女性にしてはアクティブな彼女は、窮屈極まりない服装から女性がもっと活動的になれて上品さを捨てないスタイルのデザインを生み出したのです。
それが今でも続くシャネルスーツ。現代ならジャケットもミニスカートも普通のデザインですが、当時の女性にはまだそのような服装はありませんでした。
映画「風と共に去りぬ」のスカーレットがみにつけていたふわふわのドレス。南北戦争時代に比べると全体的にスカートの膨らみはなくなったものの、コルセットで体を締付けるファッションは続いていました。
シャネルスーツの登場は初めはセンセーショナル過ぎて斬新な服装に批判も受けたでしょうが、着脱も楽。1人で着脱ができ、身動きも自由にとれる服が機能的である新しいファッションスタイルが時代の潮流にのったのです。
女性は男性の財産的な位置づけで存在し、選挙権も無ければ言論の自由もない、知識を得るのも許されない時代でした。
近代から女性の参政権を求め社会運動が高まる中、アクティブな女性を後押しするファッションの先駆けとなりました。