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2020/06/13(土)08:24

チューリップバブルのお話

遠い昔、オスマン帝国からやってきた美しいチューリップはヨーロッパ人を魅了し,とりわけ魅せられたオランダ人の間でチューリップの取引が盛んになりました。そして、いつのまにか熱狂的な投機からバブル経済が生まれました。お金のない一般の人でも一攫千金が狙える不思議な時代。 送料無料 楽天市場優良ショップ受賞 チューリップを使ったパステル生花アレンジ ホワイトデーギフト ホワイトデー 価格:5368円(税込、送料無料) (2020/6/11時点)楽天で購入 そのオランダのチューリップバブルに触れる作品です。映像はフランドル絵画そのもの。 16世紀の服装や運河の多いアムステルダムで営まれる中世の人々の暮らしの再現にもなり、ヨーロッパ好きな人には見ていて面白いです。 ストーリーは中身のある内容ではありません。面白いのはその高価な売値のついた800ギルダー(当時の家が1軒建てられる価格)もする球根をタマネギと勘違いをしたアルコール中毒者が食べてしまうこと(笑) この食べてしまうエピソードは現実にあったようです。その人は投獄されたとか。 では、そのバブルはどの程度だったのか? 1636年-1637年にピークを迎えたチューリップバブルは、20倍の価格まで跳ね上がりました。珍品種Viceroyの価格は熟練した職人の10年分の年収で取引されていたようです。最高級の価格のついた球根は1つあたりの価格が1万ギルダ。それだけあれば馬車置き場のついた立派な屋敷が買えるのです。たった1つの球根で人生が変わります。 当時の熟練した職人の年収が300ギルダー 取引はどうだったのか? バブル経済は、今買えば数年後には10倍に値上がる可能性も高いのです。値が上がりそうな球根を買っておき、高騰したところで売りさばくのです。球根は畑の中で栽培されている段階で、手元には無く、受け取り証明書の売買で先物取引となります。お金のない人も倍の価格に跳ね上がるのを期待して家や家財を担保に投機走ります。タイミング良く流れに乗った人はお金持ちになりましたが、多くの人は家を失い無一文に転落しています。 チューリップの球根が多くの人に売買される理由とは? チューリップの球根は誰でも買うことが出来ます。平民でも家政婦でも一般大衆が一攫千金を狙えるチャンスでした。普通に売っている安価な球根を栽培して珍品種が産まれるのを待つだけで良いのです。チューリップはアブラムシによってウイルス感染し突然変異を起こしやすいのです。真っ赤な球根から真っ白な球根が産まれたり、縞の入った球根が産まれたりします。 この突然変異で産まれた球根は非常に高値で取引されるようになりました。 チューリップ愛好家や大商人などのお金持ちが取引していた球根は次第に価格がキチガイじみた価格まで跳ね上がった時点で、投資の専門家たちは去り、一攫千金を狙う人たちが中心となり最後はバブルがはじけ崩壊しました。 COCOは金融の素人ですが、決して信用取引を進めません。先物取引も進めません。宝くじよりも一攫千金を狙う投機の方がお金持ちになる確率は高いです。 でも、素人は手を出さないように。 利益を得たいのであれば、株式投資を長期的視点で単元株保有するのは良いと思います。

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