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ロッキーフラッツはコロラド州デンバー近郊にある元核施設です。1952~1992年まで、水爆の起爆装置を製造していました。 60年代、核兵器量産時代に突入してました。
今回【ロッキーフラッツ核施設の解体】により、守秘義務が無くなりました。施設解体により廃棄寸前だった当時の資料を入手して、元作業員から多くの声が上がり始めました。
以前、ETV特集で放送されました「カルテだけが遺された ~毒ガス被害と向き合った医師の闘い~」を思い出しました。 大久野島(広島)には終戦まで、国際条約違反として使用が禁止されていた毒ガス兵器の極秘製造工場があり、工員は地元で暮らす人々でした。家族・国のためと信じて毒ガスを造り続けていましたが、戦後、毒ガスを間接吸引したことによる重い後遺症に悩まされることになりました。 ETV特集これまでの放送 「カルテだけが遺された ~毒ガス被害と向き合った医師の闘い~」(2009年8月9日)
臨界とは「原子炉で、原子核分裂の連鎖反応が一定の割合で継続している状態。」つまり、【制御できない】状態
この10年後の1979年に同じアメリカで「チャイナ・シンドローム」が制作され、アカデミー各賞を受賞しました。シンドロームは【症候群】という同時に発生した一連の症状を総括的に表す医学用語ですが、これを機に、社会現象などにも使われるようになりました。 「メタボリックシンドローム」「ロコモティブシンドローム」「ピーターパンシンドローム」「バーンアウトシンドローム」など・・・。 映画の題名「チャイナ・シンドローム(中国症候群)」は映画の中の台詞(ジョーク)です。「もし、アメリカの原子力発電所がメルトダウン(炉心溶融)を起こしたとしたら、地球を突き抜けて中国まで熔けていってしまうのではないか」から取られています。それくらい恐いことなんです。 炉心溶融とは「原子炉事故で最も危険なことで、炉心が高温になって核燃料が溶ける現象」
ワシントン州ハンフォード核施設は、放射能汚染水をコロンビア川に垂れながししていたことが、解体作業で判りました。そして、廃棄物が入った177基のタンクが地下に放置されたままであることも・・・。
これから、アメリカは21箇所の核施設解体と汚染除去を進めていこうとしています。
国は働いていた証拠に、『ロッキーフラッツ核施設での給料証明を出せ』と言われますが、勤務データは失われてしまったままです。しかし、300の遺体は調査用に献体として集まっているそうです。 塩酸に溶かし、半永久的に保存されるそうです。
ニューメキシコ州ロスアラモス核施設も解体が始まりましたが、隣には、新しい施設を作る計画だそうです。
今まで、『後方戦線で戦う兵士【冷戦の英雄】言われ、誇りを持って働いていた。』しかし、これからは『自分がしてきたことを背負って生きていく。』と元労働者たちの言葉です。 アメリカが作った核兵器は7万発。
2011年2月から「運動とセラピー」を1つのHPにします。それに伴い、HPのアドレスも新しくなります。よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月02日 11時01分36秒
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