精神科から見た「痛みとはなんだろうか?」 ~身体の痛みから、心の痛みまで~
10月にお配りした資料です。慢性的痛みの自覚症状(運動器の痛みが上位を占めている)男性 1位・腰痛、2位・肩こり女性 1位・肩こり、2位・腰痛 同じくらいの割合で3位・手足の関節痛<痛みとは、不快な感覚で情緒的体験>脳と痛み知覚としての痛み→(痛みの)場所・強さ情動としての痛み(負の情動)→不安・嫌悪・恐怖全人的痛み=トータルペイン(Total Pain)痛みには4つの側面があり、いくつもの痛みが互いに関連し、影響し合っている・精神的苦痛→不安・恐れ・怒り・孤独感・うつ状態・苛立ち・身体的苦痛→痛み・息苦しさ・だるさ・動けないこと・スピリチュアルペイン→人生や苦しみの意味、死生観に関する悩み、価値観の変化、死の恐怖・社会的苦痛→仕事上の問題、人間関係、組織的問題、家庭内の問題、相続問題急性痛=1か月未満→体を守る慢性痛=3~6か月以上→「痛み」そのものが病気痛みはとても個人的重症度の評価には、ビジュアルアナログスケール(VAS:Visual Analogue Scale)を用いると良い。白紙に100mmの線を引き、現在感じる痛みを線を引いて示す方法である。対象者に線を引かせた後、測定者が定規を用いて、左から何ミリメートルの所に線を引いたのかを記録する。VASは主観的な尺度であるので、それぞれの対象者でVASの多少を以て比較することはできない。痛みは脳の中に「記憶」される・痛みを感じる写真を見る=痛みを感じる脳と同じ場所が反応・不安定な姿勢の写真を見る=(腰痛などの)経験者は不快や痛みを、体の同じ場所に感じる身体的な痛み→急性痛で不安→慢性痛で抑うつ→身体的な痛み=痛みの悪循環・ストレスが付加されると明らかに、痛みが「悪化」・子どものころからの蓄積(保護者の痛みに対する対応で、大人になってからの痛みに対する対応が違う)・<擦る>は効果的。触覚(擦る)が先に脳へ到達して、痛覚(痛み)を覆い隠す痛みと治療効果・抑うつ(気分が落ち込み思考、行動、感情、幸福感に影響が出ている)の人は、治療効果が上がらない・体の痛みが強いと、うつが治りにくい・眠れないと、痛みから気をそらすことができない(気が紛らわせない)【慢性痛には、薬以上に運動は効果がある。寿命が延び、また、認知症にも運動は効果的】 (えつぼ) HP ココロに笑顔、カラダに笑顔。 笑壷ソサエティ (えつぼ) 笑壷ソサエティ フェイスブック(えつぼ) 笑壷ソサエティ <教室案内> (えつぼ) 笑壷ソサエティ 【空】 (空と五行歌の詩日記)