添乗記 ドイツ編ヨーロッパで出会った素敵なひとときの話です。ドイツにはロマンティック街道と呼ばれた、名前の通りロマンティックな街道がある。あ、この名前は日本人がつけたらしいんだけど。 で、私も添乗でこの街道を巡り、最後にはローテンブルグというまたもや素敵な小さな街で泊まる行程になっていた。 現地ガイドがつかないツアーだったので、ドライバーの英語名でマイケルさんに色々聞きながら旅してきた。マイケルさんはおじ様で、ケヴィンコスナー似のとても素敵な人だった。 で、無事にホテルに到着。 そこで夕食を食べ終えた後、お客さんは各自部屋へ戻る。 で、私もやれやれ。って部屋へ戻ろうと思ったら、マイケルさんが「これからドライバー仲間の集まるバーへ行くんだけど、一緒に行く?」って言われた。 私も部屋へ帰って何もする事ないし、ゴチになれるんだったら。なんて思ったので、「行く!」と言って、近くのバーへ行くことになった。 そこで、ドイツだけにビールをガンガン飲んで、飲むと多少は流暢に話せるので、楽しい話に花が咲いた。 おお、23時近くになっちゃった。明日も早いし。という事でホテルへ戻る。 ローテンブルグの夜はとても静か。この街は仕掛時計の発祥の地で有名である。 丁度23時に仕掛時計が動く。というので、市庁舎の前にマイケルさんと私だけが仕掛時計の前にたたずむ。そしたら雨が降ってきた。 そしたらマイケルさん「イッツ リーニング(ドイツ語ってこう言うのかな?発音)」って言って、マイケルさんの茶色の皮ジャンを私にかけてくださったの!! もう!カッコイー!!キャーーーー!って思いながら、2人で仕掛時計を見つめてました。 まぁそれだけなんだけど、良い思い出としてその後の行程も無事に終えて帰国しました。 翌月・・・・。まだその余韻を心に残して私はシカゴへ行きました。アメリカでは知合いのガイドがいるので、その話を「ね!ね!聞いて!」位の勢いで話しました。 そしたら そのガイド曰く「あんたもかい!ドイツのドライバーは女をコロっとさせて誘惑するのが得意なんだよ?ったくさ。それ以上の事が無くてよかったね。この前なんて被害届けでた位だよ?」・・・ですって。 添乗員しているにも関わらず、私って単純バカですよね? こうゆう子はイタリアとかでもっと騙されそうです。(いや大丈夫!) みなさん気をつけましょう(私だけか)!! |