2006/02/05(日)13:03
自家製酒粕酵母で 初パンは、カンパーニュ(ストレート法)
リンゴ酵母は液種を使って元種を仕込みましたが、気が短い私はどうにも次の工程、すなわちパン作りに進んでみたくて・・・
やっちゃいました! 酒粕酵母で。
元種を作らないで、液種で粉をこねるという方法です。
この本のP78に詳しい説明があります。
そう、発酵力が弱くて発酵時間は掛かるけど、液種で直接作れるらしいのです。
酒粕酵母はかなりシューシューと勢い付いて、すごく元気だったから、向いてるんじゃない? と考えました。
分量はP78の欄外に出ているのを参考に、粉300gに換算し、一部変更したものです。
酒粕酵母の風味が分かりやすいように、今回はシンプルなカンパーニュを焼きました。
夜こねて、夜間にゆっくりと発酵してもらいました。
■カンパーニュ(HBでこね・自家製酒粕酵母液種使用)
(date 060129 19:00- )
・自家製酒粕酵母液種 215g(150+様子見ながら65)
・フルイサナ(果糖)6g
・はるゆたかブレンド 300g
・塩(パハール岩塩粉末)4g
*MEMO*
---上から順にパンケースに。
---生地作り/1斤/発酵時間1時間20分スタート。
---こね中に様子を見ながら水分を計65cc足す
---そのままHBに任せ、パンケースにラップしたまま放置
---翌8:45生地を取り出す(13.5時間の一次発酵)
---丸め直してベンチ30分
---はるゆたかブレンドをふった発酵かごにセット、二次発酵35度で100分
---発酵カゴから出して、井桁型に切り込みを入れる。
---水を張った天板と、上下をひっくり返した天板を入れてオーブンを250度に余熱。
---生地をオーブンシートごと入れ、170度に設定しなおして15分焼く。
---180度に設定して、さらに12分焼く。
---200度に設定して、さらに4分焼く。
二次発酵前(左)と、後(右)。
ホシノで作ってたときよりは小ぶりです
※MEMO PLUS(水分量
液種、最初レシピ通り150g入れたが、全然少なすぎ!
酒粕の液種はドロドロしてるから、普通の液種と同じと思っちゃダメだ~.
65g追加して、やっとまとまったけど、それでも固めの生地だった。
なのに!!
翌朝の生地状態は、ややゆるめに変化!
もっと水分が少ない方がいいという結論。むずかし~
※MEMO PLUS(一次発酵
発酵に時間がかかる「ストレート法」だったが
12時間で、むしろ発酵しすぎ? ってぐらいにぶよぶよにふくれてた!
しかも真冬の、夜間だってのに~
酒粕酵母パワー、やっぱりおそるべし。これからもストレートで充分でしょう。
* * *
あの~~ 自己満足でごめんなさいっっ(と前置きしといてー)
おいしい! これは、おいしいパンですよぉ。
もっちりふかふか、目が詰まっているのに弾力性もあって、噛めば噛むほど味が出る。
ほのかな甘みとほのかな酸味。
すっごいクセになる「うまみ」のあるパンです。
私の一番好きなタイプのパンに、今までで一番近付けたような感じです。
半分残しておこうと思ったのに、思わず味見が止まらなくて、夜までには8割ぐらいを一人で食べ尽くしてしまいました!
手のかかる自家製天然酵母を育ててパンを焼いている諸先輩方は
きっとこのおいしさにヤミツキになって続けているに違いない!
自家製酵母、ブラボー!! やってよかった!