テーマ:闘病日記(4004)
カテゴリ:身内メモ
備忘録1 から続く‥ 父の病状を我々家族が受け入れた段階で、 次は父に知らせるかどうかの検討にうつった‥ 家族でケンケンガクガクの末、 父の性格から考えてありのままを伝えたほうがよいだろうという結論を得た。 残された命が限られているのであればあるほど 本人がいいように過ごすこと -例えば言いたい事を言い残す、等 - ができるようにしてあげたほうがよいだろうと。 そして家族同席のもと、先生から本人への病状説明をしてもらった。 家族に診断が告げられてから、ここまで2週間を費やした。 主治医は忙しく、 説明のための時間を確保してもらうのも前もって「予約」が必要であった。 入院から1ヶ月弱が過ぎていた。 父は、自分の病気が癌である事を知った。 しかし、我々家族が最初そうだったように 手術など、治療の可能性についての望みを持って前向きだった。 「ただこうして寝ながら死ぬのを待っていてもしょうがない。」 これが父の思いだった。 手術でも何でも、やってみなければ分からないじゃないか。 そう考えて手術への覚悟を決めていたように思う。 しかし 手術の内容 -- 前回 にも書いたが、胃と小腸をつなげるバイパス手術-- というのは 癌を直して生きるための手術ではない、というのが本当だ。
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最終更新日
2008.06.15 15:38:52
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